ウチごはん&ソトごはん

今日なに食べた?

静岡マニアックツアー2日目つづき ヤマメ料理「見月茶屋」

2006-09-26 13:18:16 | 旅行記
山葵田と茶畑を見たあと、二日目のお昼は安部川中流の「見月茶屋」にて。見月山にあるから、見月茶屋。大きな水車が目印です。


ヤマメ定食(2,300円)を注文。
ヤマメの刺身、塩焼、甘露煮、唐揚、ずいき、刺身コンニャク、ひえご飯、みそ汁のセットで、なんとヤマメ4尾分!! おなかいっぱい、でした。




やまめ料理【見月茶屋
静岡市葵区平野2019
054-293-2151
営業時間/平日11:00~17:00(17:00以降は4名様以上で予約)、土日祝11:00~18:00(18:00以降は4名様以上で予約)
定休日/火曜日
駐車場/12台



実はここに到着前、山葵栽培発祥地の有東木に立ち寄ったのですが、女性陣はワサビソフトも食べていたわけで…


そういえば、この後、柚子シャーベットも食べたんだった…。

暇さえあれば、なにか食べていた静岡旅行。
夕飯を一緒にと石部さんが誘ってくれたのだが、胃袋パンパンでギブアップ。石部さんの好意に甘えてご自宅で日本茶をいただき…静岡駅に着いたら、あれあれ? 日本茶のおかげでしょうか、胃袋に隙間が…


最後に駅弁をふたつ購入して、新幹線で東京へ。

そして、はっと気付いたカンザワ。
せっかく静岡に行ったのに…海を見てない!! 久々に海が見られる~と楽しみにしていたのに…ガックシ。でも、いっぱい楽しかったからいいのだ♪


ちびた嬢、平●さん、石部さん、望月さん、お世話になりました。
ありがとうございます。

静岡マニアックツアー2日目 秘境!?「俵峰」山葵田&茶畑…つづく

2006-09-26 10:04:51 | 旅行記


静岡旅行二日目は、今回の旅の目的である山葵田へ。
「静岡の山奥に、とても素敵な山葵田があるんですよ。天空の山葵田です」」と聞いて、それはぜひ見てみたい♪とやって来たのでした。

この日は、地元静岡の日本茶専門店「錦園石部商店」の店主、石部さんが案内してくれることに♪

【日本茶専門店「錦園石部商店」】
http://www.nishikien.com/

というのも、山葵田へ行くには道が狭く、慣れた人でないと危険なのだそう。
そう聞いてはいたものの、山道は長野で慣れてるし、焼酎の取材で宮崎の崖っぷち道路を運転して泣きそうになったこともあるし、私たちだけでも大丈夫じゃないの? なーんて心の底で思っていたのですが…

…すみません、なめてました。
静岡駅からクルマで山に向かって、安部川沿いをどんどん北上すること…どのくらいだったかしら? おしゃべりしていたので時間の感覚が曖昧ですが、途中、民家がまったくなくなった…びっくり。

「お茶の業者さんたちも、大丈夫、自分たちで行けるからって言うんですけどね。途中から携帯もつながらないし…たどり着けずに諦めて引き返すことになるんですよ」と、石部さん。実は石部さんとは、去年の「OZONE夏の大茶会」ではじめてお会いし、今回で二度目。初対面に毛が生えたようなものなのに、お世話になってすみません…と、だんだん恐縮してしまった。

途中、クルマを坂道に止めて、来た道のりを振り返ったときに撮影したのが、冒頭の写真。そして、クルマはまだまだ登る。

ようやく集落が見えたときの嬉しさといったら…。



山葵田を持つ、望月さんにご挨拶をして、さっそく山葵田へ連れて行ってもらうことに♪



まず、獣道を登る。
丸太の橋を渡り、石垣のトンネルをくぐり抜けると!?


人目を忍ぶように、山葵田があった。

こちらの山葵田は、深さ二メートルくらいのプールのような感じなのだが、これを先々代が掘って作ったと聞いて、びっくり! だって…重機が使えるような場所じゃないのだ(その頃に、どんな重機があったのかわからないけど)。つまり人の手で、こつこつ掘るしかない。そのために費やされた時間と労力を思うと…眩暈がした。

すごいな。

山葵は、日本茶と並ぶ静岡特産品のひとつ。山葵栽培発祥地は静岡市の有東木(うとうぎ)だそうで、徳川家康公が愛で門外不出としたのだそう…ということを、移動中に教わった(笑)。



上流の山葵を抜いてくださったのだが…え? 山葵って一株にこんなにくっついているの!? 根っこも、ぼーぼー生えてる。ちなみに根っこの太い部分はチューブのワサビになるのだそう。


望月さんのご自宅に戻り、隣接している畑でトマトをもいで食べ(太陽の味だ)、


庭に干してあった梅干をつまんだり、自家製の蜂蜜をなめなめ。地蜂の蜂蜜は、濃厚なのに後味がさっぱり。いつまでも、ずーっとなめていたかった…。


そして、石部さんが持参の道具でお茶を入れてくださり…。
とても気持ちのいい、昼下がり。

聞けば、望月庄司さんは有名なお茶農家さんなのだとか(汗)。せっかくだからと石部さんが茶畑を案内してくれた。

茶畑の急で細い坂道には、ガードレールなんて上等なものはなく、「ひえええ」となったり、無性におかしくなったり、まるでジェットコースター気分。こりゃ、落ちたら死ぬな…と。


しかし、景色は抜群に素晴らしかった!

この日のことは、石部さんのホームページにも載ってます。
夏の俵峰「山葵田とさくらかおり」
石部さんは8月9日に書いているのに、私は9月も終わりになってるし。

さてさて、のんびりしてると、お昼を食べ損ねてしまう!
望月さんもお誘いして、一緒にお昼を食べに出かけたのでした(つづく)

静岡マニアックツアー1日目 「池田のおでん屋」で義侠10年古酒

2006-09-25 13:30:13 | 旅行記
静岡旅行1日目、ようやく夜です。
「たわらや」の豆もち、「若松」のとろろ汁、「しずはたそば」、そして「大やきいも」の静岡おでんを食べ…

夜はもちろん、日本酒を飲みに出陣です。
ホテル前で待っていると、ちびた嬢とちびた嬢の友達のH氏が登場。

H氏とは初対面でしたが、のっけからテンションが高い♪
聞けば、早く到着しすぎて知人の焼酎屋さんへ寄って試飲というか、飲んでいたらしい。お店のおばさんに、「初対面の人に会うのに、背広も着ないで失礼だ」云々と言われたと聞いて、イタバシ「お酒を飲んでくるほうが普通はマズイでしょ…我々は問題ないけどさ」と、みんなで大笑い。これだから、のん兵衛って好きなのだ。ちびた嬢はあまりお酒は飲まないので、今夜はほどほどにしか飲めないだろうな…いやいや、ひとりでも飲むもんね!…なーんて思っていたのだが、H氏という心強い味方をゲットして、ホクホク気分のカンザワ。

夕方に「大やきいも」で静岡おでんを食べたばかりではあるが、夜もまた、おでん。といっても、こちらは関東炊きのおでん。「池田のおでん屋が、とてもおいしいおでんを出すんですよ。日本酒もいろいろ揃っているし、おすすめです」と聞けば、おでん続きもなんのその! 静岡おでんを食べて、夜はおでん屋で飲みましょう!!と連れていってもらうことになっていた。

で、到着して笑ってしまったのは…



店名が、そのまま「池田のおでん屋」だったから。
てっきり、店名は別にあるのだと思ってました。でも、覚えやすくていい。
店のまえにクルマがとまっていたので、外観写真がいまいちになってしまいましたが、面白そうな雰囲気が漂う。

店内はカウンターに10人弱、テーブルに6人くらい…という小さなお店で、内装はご主人の手作りなのだそう。よくよく見ると、カウンターは屋台が土台?となっているのも面白い。



これは、おいしいものが食べられそうだ。食べるまえから、近所にあったら絶対に通ってしまうかも…と、早くも高まる期待を抑えて席に着いた(つもり)。

では、食べた順に写真で紹介。料理は一人前ずつです。






おいしい!
おでんの具によって、それぞれ出汁をかえているのですが、それが絶妙。全体に上品な味わいで素材の味を大切にされている。湯葉の甘さ、もやしのシャキシャキ感(ヒゲがちゃんととってある)、トロトロの牛筋…出かけるまえはおなかいっぱいだったのに、お酒も手伝って箸が止まらないおいしくい。なんのおでんだったか…一ヶ月以上も前のことになってしまい失念してしまったが、最後にバターがほんのり香る一品があり…程よいコクがプラスされて、それが素材と合っていた。

もっと食べたい~と、ちびた嬢と追加注文。




もちろん、うまい日本酒も飲みたい。
日本酒はお任せでお願いしました。


「義侠」の特A山田錦純米50%平成8年醸造(10年古酒)などが出てきました。おでん鍋でのお燗がたまりません♪ 瓶の隣になぜ急須があるかというと、なかにはチロリでお燗した日本酒が入っているのです。



シェーブル(山羊のチーズ)と「森の翠」山廃純米無濾過生原酒の燗酒との組み合わせも、おいしかった。

イタバシは早々にお茶になったので、本当にH氏がいてよかった~~(ちびた嬢のお心遣いに感謝!)と、二人でお酒の追加注文。

飲んでいるうちに、話題はあっちこっち。
なぜか剣道の防具がどんだけ臭いかという話になり、最後はちびた嬢の恋愛話に度肝を抜かれて絶叫し…楽しい夜でした。この日を境に、ちびた嬢を見る目が少し変わったような(笑)

店主の植田さんとも、後半、ちょっと会話できて嬉しかったです♪

翌日に山葵田を見に行くという楽しみが控えていたので、この日は優等生的(?)に終了。



甘いものとお茶でほっこりしました。


池田のおでん屋
静岡市池田528-2
054-261-9043
営業時間/17:00~23:00
定休日/水曜日、祝日


タクシーでホテルに戻り、H氏をお見送り。
ホテル前にあるオブジェを見て、ばかウケして撮影。



「あいちゃん」、ライトアップされて恐いんですけど。
今回は駅隣接のホテルアソシア静岡ターミナルに宿泊(出張パック利用)。なかなか快適でした。

静岡マニアックツアー1日目つづき 「静岡市立芹沢介美術館」「大やきいも」

2006-09-22 16:01:35 | 旅行記
久々にブログをアップしておいて…また1週間更新できず。
連休中は蓼科に行ってました。
なかなかいい公共温泉を見つけたのですが、とりあえず静岡旅行の続きを(汗)


1日目、「たわらや」でおやつを購入し、「若松」でとろろ汁、「しずはたそば」と連続昼飯を食べた後、向かったのは「静岡市立芹沢介美術館」。

旅行前、静岡市の観光名所をチビタ嬢にリサーチしていたら、登呂遺跡の隣に美術館があるという。たいして期待もせずに「どんな美術館?」と聞いたら、芹沢介氏の美術館だというじゃあ、ありませんか!



芹沢介氏は東京の駒場東大前にある「日本民藝館」で作品を見てから、もう、たまらなく好き。これはもう、神の導きだわ…と旅行プランに入れてもらったのでした。



静岡市立芹沢介美術館
静岡県静岡市駿河区登呂5-10-5
054-282-5522


結果からいうと、入場料600円はかなりお得。予想より作品数も多く、じっくり堪能できて大満足でした。ひとつだけ残念だったのは、「芹沢介の家」を外からしか眺められないこと。大田区女塚という、東京の南のはずれ、川崎市がすぐ隣という場所にあった芹沢氏の家はあったのだとか。
美術館でもらったパンフレットに、
「ぼくの家は農夫のように平凡で、農夫のように健康です」
「ぼくの家を見ると、若い人たちはとてもかんしんしてくれるんです。だが、年配の人はどうも首をかしげる、そこが僕の自慢なんですよ」
と、芹沢氏の言葉が紹介されているのだけど、外から眺めるだけでは、その様子が伝わってこない。

でも、作品をたくさん見られたし、たまたま館内でお茶のイベントをやっている最中で、途中の休憩で静岡のおいしいお茶をいただけたし、ここに来ただけで、静岡に来てよかったなぁ~とカンザワは大満足でした。

美術館は登呂遺跡のすぐそばというか、登呂遺跡内といったほうがいいのでしょうか…敷地の一部が美術館になっていて、外に出ればすぐそこに登呂遺跡。



記念撮影だけして、「駿府公園・駿府城跡」散策し、少しオナカがこなれたところで、おやつ。静岡名物おでんにレッツゴー!

お店の外観を見た途端、「いいじゃん」とコーフン♪していると、目の前でおばちゃんが乗った自転車がきゅっと止まり、さっさと店内に入るや、おでんを選び始めた…。なるほど、お勘定はあとなのか…とちょっぴり圧倒されながら、テーブルへ。



大やきいも(おおやきいも)】
静岡市葵区東草深町5-12
054-245-8862
営業時間/9:00~20:30
定休日/月曜


おでんのお店なのに、店名が「大やきいも」なのは、大釜で焼く焼きいも(9月下旬~6月)に由来しているらしい。“だいやきいも”と呼ぶのかと思ったら、“おおやきいも”でした。大きな釜の焼き芋だから、おおやきいもなのか。



部活帰りの中学生、プール帰りの子供と母親、デートのカップル、おばちゃん、おじちゃん…老若男女が集う店。



おやつにおでん。
朝食、昼2回、そしておやつ…夜は大丈夫なのか!?…と思いつつ、条件反射的におでんを食べる(写真はカンザワの分のみ)。

静岡おでんといえば、黒はんぺん。ほかに牛すじ、こんにゃく、卵…あとはなにがあったっけ? 好き勝手におでんを選んで、青のりとだし粉という削り節をかけて食べる。うん、安っちい味がうまい♪ 青海苔とだし粉で、ちょっと口のなかが乾燥するのでジュースで流し込み…



みんなでひとつずつ、かき氷も食べ…

小学生気分!?を堪能。
カンザワの実家近所には、田舎すぎて駄菓子屋さんがなかったので、こういう店で寄り道できた子供時代がある人が本当にうらやましい。憧れなのです。

腹ぱんぱん…。

ホテルで1時間ほど休憩し、そして、楽しみにしていた夕食へ! これがまた、素敵な飲み屋なのでした(つづく)

静岡マニアックツアー1日目 「たわらや」「若松」…つづく

2006-09-13 07:56:06 | 旅行記
もう1ヶ月以上も前のことになってしまいましたが…

8月初旬に一泊二日で静岡市に行って来ました♪
案内してくれたのは、静岡市在住の“ありんこ・ちびた・みぃ”嬢(以下、ちびた嬢)。彼女は日本茶インストラクターで、4月に「井のなか」で一緒に飲んだりしてますが、実際に会うのはまだ3度目。去年の夏いただいた、立派なワサビにすごく感動したところ、「山奥ににとっても素敵な山葵田があるんですよ」と聞き、それはぜひ行ってみたい!という願いがようやく叶っての静岡行き。

地元の人ならではの、「静岡マニアックツアー」(by ちびた観光)をしてくれたのですが、予想以上に食べて食べて食べまくった旅となったのでした。

ではでは、写真を中心にぱぱぱっとご案内していきます。

8月5日11時頃に静岡駅に到着。暑い!!
クルマで迎えに来てくれた、ちびた嬢がまず案内してくれたのが和菓子屋さん。
「午前中で売り切れてしまうことも多い」という、豆もちをゲット!


【たわらや】
静岡県静岡市駿河区向敷地137-9
054-259-3622
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜



カンザワ、さっそく後部座席でぱくり。ほどよい塩気がいい♪
ひとりで豆もちを食べながら安部川眺めたりしているうちに、クルマは東海道丸子宿へ。

駐車場の近くに「吐月峰柴屋寺(とげつぼうさいおくじ)」という寺があったので、ついでにのぞいてみようということになったのだが…



「すみません~」と声をかけるも返事なし。
もっとも観光客が多い頃に、なぜに無人なのか…と商売っ気のなさに驚きつつ立ち去り、そのへんをぶらぶら散策。



「ここ、うまいんじゃないの?」

丸子宿の名物「とろろ汁」で一番有名な「丁子屋」さんを見たときは、なんとも思わなかったのだけど、なんとなく食いしん坊のアンテナがピピピと反応。せっかく丸子宿に来たのだし、とろろ汁を食べよう!ということに。

若松
静岡県静岡市駿河区丸子3375-1
054-259-1366

※気付きませんでしたが、泊まることもできるようです。



一般のとろろ汁と違って、味噌味。味噌汁を入れるとろろ汁を食べた経験はあるのだが、もっとしっかりとした味噌味。シンプルで旨い。



みんなでごはんを二杯ずつ、とろろ汁をたっぷりかけて食べ大満足♪

これでお昼が完了…と思いきや、ちびた観光プランの「すごくおいしいわけじゃないけど、話のネタに」という蕎麦屋【しずはたそば】
(※詳細不明)へ行くことに。

おすすめの「淡雪」をイタバシとちびた嬢が注文、私は別のそば(失念)を注文。
「イタバシさん、怒るかも…」
と微妙な笑みを浮かべる、ちびた嬢。
いったいどんな蕎麦が出てくるのかと思ったら…



で、でか!!

郷土の「しずはた焼き」の器なのだそうだが…顔が洗えるほどでかいんですけど?

そばの量も並じゃない。「淡雪」というネーミングと、まったくマッチしていないような…かきあげも厚い…。



見ただけで、おなかいっぱい。
淡雪にしなくてよかった…とほっとするカンザワ。



ちなみに、これ↑が私が選んだそば。
でも、そばの量は変わらないわけで…多いんだな、これが…。しかも、あんまりおいしくない…まずいわけじゃないけど。
だれか残そうって言わないかな…と期待しつつ食べていたのだが、だれも言い出さず…結局、完食。
ちびた嬢、私よりも小さくて、私とちがって痩せているのに…どこにそんなに入るのか?

腹が苦しい…。


腹ごなしに、カンザワが山葵田と同じくらい楽しみにしていた「静岡市立芹沢介美術館」へ向かって、クルマは登呂遺跡で有名な登呂へ…(つづく)