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京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(81):粟田神社(その1)




 今回は、粟田神社をとりあげます。
 祇園の八坂神社みたいに、怨霊や疫神の大ボス的存在でもあるスサノオ(=素戔鳴尊・すさのうのみこと)を祀った神社のひとつです。

 さらに、この神社の創建に関しては、次のような不思議な言い伝えが残されています。
 平安時代、清和天皇の876(貞観18)年春に、「この年隣境に兵災ありて、秋には疫病多いに民を悩ます」という託宣が出て、神祇官と陰陽寮から天皇に伝えられました。
 そこで勅令によって、全国の神様にお供えをして、国家と民の安全が祈願されました。 藤原興世という人物は、勅使として感神院祇園社(今の八坂神社)に七日七晩祈願しました。満願の夜、興世の枕元に一人の老人が立ち、「汝すぐ天皇に伝えよ。叡慮を痛められること天に通じたる。我を祀れば、必ず国家と民は安全なり」と告げました。
 興世が「このように云われる神は、如何なる神ですか?」と尋ねたところ、老人は「我は大己貴神なり。祇園の東北に清き処あり。其の地は昔、牛頭天王(ゴズテンノウ=スサノオノミコト)に縁ある地である。其処に我を祀れ」と言って消えました。
 興世はその出来事を朝廷に奏上しました。
 直ちに、勅命によって此の地に社を建てられ、神霊が祀られました。


 このような神社ですから、『京都妖怪探訪』でとりあげるにふさわしいと思って、今回とりあげました。


 ただ……。
 正直申し上げると、当初はこの神社の記事を書こうとして訪れたわけではありません。
 実は、たまたま見つけただけなのです(笑)。
 いや、「気まぐれで、行き当たりばったりで、計画性に欠ける」という私の性格が、またもや顕れた形になったのですが(苦笑)。
 前回の記事で言いましたように、「せっかく雪が降り積もったのだから、雪景色の写真を撮ろう」と思い立ちました。
 それも、「寺社仏閣や日本庭園の雪景色がいい」と考えました。
 それで私が最初に選んだのが、本シリーズの第11回第12回第13回でとりあげました、「青蓮院門跡」でした。
 あそこの日本庭園もきれいですし、雪景色もいいだろうと思いました。
 また、京都市の地下鉄の駅(蹴上、もしくは東山)からも近いので、積雪があっても行きやすいし、また他の場所へも移動しやすいだろう、と考えたのです。
 それで、当初は「青蓮院門跡」を目指していたのですが……。
 その途中で、たまたまこの粟田神社を見つけたのです。
 まずは、京都市営地下鉄・蹴上駅から降りて、三条通りの蹴上交差点へ出ます。
 辺りは真っ白に。











 距離的には、地下鉄・東山駅からの方が近いと思うのですが、この景色を眺めながらゆっくりと目的地「青蓮院門跡」を目指すのもいいか、とも思ったのでした。

 有名な都ホテルの門前です。









 ホテルの従業員の方々でしょうか?
 朝から道の雪かき、お疲れ様です。

 車道がシャーベットのように凍っていました。




 

 真っ白になった三条通りを、さらに西に進んでいきます。
 





 道の途中にあったお寺の光景。
 





 こういうのも、いかにも京都らしくて、いいかな?
 
 「青蓮院門跡」を目指しているというのに、フラフラとあっちこっちに目がいきます。
 我ながら、行き当たりばったりな性格だ(笑)。

 ……っとその途中で、何やら神社の入り口のようなものが。






 「粟田神社」の入り口。
 入り口には「由緒」などが書かれた看板が。
 それを読んで、「おっ、ここも面白そうだな。入ってみるか」と思って、寄り道することにしました。
 我ながら、本当にいい加減だ(笑)。

 三条通りに面した入り口から、鳥居をくぐり、参道を進んでいきます。










 参道の途中に民家が。
 一般の生活道路という感じです。
 参道や境内に、民家や駐車場があるのも、実は結構見られます。
 こういう神域や聖域(あるいは魔所)などが、一般市民の生活空間の中に融合していたりするのも、京都の面白さのひとつです。

 さらに進むと、また鳥居が。
 そこから入って、境内へ続く坂道を上がります。












 参道の周りは真っ白に。
 狛犬や唐獅子も、雪を被っています。









 そこから境内に入るわけですが、長くなりましたので、一旦ここで切ります。
 続きはまた、次回。

 しかし、ここを訪れる時も、この記事を書いている時も、本当に行き当たりばったり。
 計画性のかけらもないな、我ながら(苦笑)。




粟田神社のHP



*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm





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