京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(300):2013年「高台寺・百鬼夜行展」





 今年も高台寺で百鬼夜行展が開催されました。
 毎年8月の始めから中頃くらいまでのこの時期、高台寺ではこの寺に伝わる百鬼夜行絵や幽霊、地獄絵などが公開されます。

 今年は、高台寺所蔵の幽霊画や百鬼夜行図等の他、『京都一条・妖怪ストリート』のプロデューサー・河野隼也氏による妖怪の合成写真が展示されていました。
 昨年は、妖怪絵師・研究家の葛城トオル氏による作品展や妖怪講座が開催されました。
 毎年この百鬼夜行展では、寺所蔵の寺宝公開の他にもこうしたアイデアイベントが開催され、それが観光客や参拝者を集めています。



 京都・東山近辺のねねの道・石塀小路付近。





 石畳が何とも言えない情緒を醸し出しているようで、この辺りは私のお気に入りスポットのひとつとなっています。


 夜の高台寺入り口。












 今月18日までは、「燈明会(とうみょうえ)」という夜間拝観・ライトアップイベントも並行して行われています。

 中へ入ります。






 妖怪の提灯が。






 中では、寺に伝わる百鬼夜行図や幽霊画、河鍋暁斉による閻魔大王、そして河野隼也氏の作品(妖怪の合成写真)が展示されていますが、残念ながら撮影は禁止されていたため、その様子をお届けすることはできません。


 夜の方丈庭園。
 2010年にもあった妖怪アニメの上演が行われていました。


















 2010年にも上演されていました、百鬼夜行図をモチーフにしたアニメの上演でした。
 今回は庭の白砂というより、庭に面する勅使門をスクリーンにしているようですが、その分撮影が難しくなっていまして……。
 ご覧の通り、あまりうまくは撮れなかったようです……。



 その後は、境内の夜景を散策。















 おや?
 この竜の頭は、確か……。





 これは確か、昨年秋に方丈庭園で公開されていました親子竜(※シリーズ第238回を参照)の頭です。
 あのイベントが終わっても、これだけの作品をそのまま破棄するのはできなかったのでしょう。
 それで、庭の一角にこうして置いてあるのでしょう。
 またいつか、活躍する時が来るのでしょうか。


 こうして、今年の高台寺・百鬼夜行展を後にします。
 また来年も訪れたいですね。
 ただ、もうちょっと写真の腕を磨くべきかもしれませんね(苦笑)。







 ところで気がついたら、私の個人的趣味で続けてきた本シリーズも今回で300回を迎えました。
 私の自己満足にしかなっていないかもしれませんが(笑)、おかげさまでこうして続けてこられました。
 まだまだ続けていきたいと思いますので、今後ともよろしく。


 それでは、今回はここまで。
 また次回、





*高台寺へのアクセスについてはこちら



*高台寺のHP
http://www.kodaiji.com/index.html



*京都一条・妖怪ストリートのHP
http://www.kyotohyakki.com/



*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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コメント一覧

小路@管理人
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
>わ~い、お茶さん

 いつもコメントありがとうございます。
 やはり、夜の寺社仏閣などの霊場は、独特の雰囲気があっていいものです。
 私の撮影技術がもうちょっと良かったら、もっといい写真をご覧いただけたのですが。
 「夜の写真をどう撮るか?」も今後の課題としたいところですね。
わ~い、お茶
こんばんは、寺社と言うのは昼間と夜は雰囲気が全然違いますね、本当に異界への入り口と言う感じがします。特に神社は昼と夜では
祭神が違うという方も居るほどです。個人的には夏は幽霊、秋は妖怪が雰囲気的には合うと思います。祭りが終わって喧騒が無くなり
朝になると夜の喧騒と熱気は何処かへ消えていく・・・仏教の「空」という事が如実に体感できる例ですね。祭りの時の寺社の外と中は見た目が同じでもきっと何かが違うのでしょう・・・
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