京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(280):千本ゑんま堂大念仏狂言『芋汁』





 こんにちは。
 前回に続いて今回も、「千本ゑんま堂」に伝わる伝統芸能『千本ゑんま堂大念仏狂言』からもうひとつ演目を紹介します。
 今回紹介する『芋汁』という演目は、妖怪とか、鬼とか、地獄とか、えんま大王とかは関係なく、また念仏のありがたさを説くわけでもありませんが(笑)。全体的に喜劇としての意味合いが強い作品です。
 またこの『芋汁』は、平易でわかりすい演目が多いゑんま堂大念仏狂言の中で、登場人物の台詞がないという数少ない演目のひとつであり、その意味では少し異色の作品でもあります。



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 まずは、はじまり。
 鉦や笛などによる囃子で始まります。






 主な登場人物である丁稚と女主人が登場。
 丁稚は愉快な仕草を交えながらも仕事をしていきます。


















 そこへ家の主人が帰ってきて酒宴に。






 主人は山芋をおろして芋汁を作るように命じます。












 しかし丁稚は、本当は自分も酒が呑みたくて、まともに仕事が手に着かないようです。
 そのため、女主人から怒られたりして。









 こうして夫婦が酒を飲んでいる間にも。












 丁稚は仕事が手につかず、こうしてふざけていたりして。
























 で結局、怒られてしまいます。









 ようやく丁稚にも酒が振る舞われます。






 しかしここでまた調子に乗ってふざけてしまって。






 また怒られてしまいます。






 自分のふんどしで杯を拭いたりもして。






 またまた怒られてしまいます。









 酒がなくなり、丁稚は酒を買ってくるように命じられます。









 丁稚をおつかいに出した夫婦は、そのうちに寝てしまいます。






 そこへ刀を持った泥棒が忍び込んできます!









 泥棒は、布団や衣類など夫婦の持ち物を盗み始めます。












 ちょうどそこに丁稚が帰ってきます。









 泥棒が酒を飲んでいる隙に、丁稚は暗闇に紛れてすりこぎを武器にそっと忍び寄り……。









 すりこぎを手に丁稚は、刀を持った泥棒相手に大奮闘!


















 最後は、すり下ろした芋汁がたっぷり入ったすり鉢を泥棒の頭に被せて、タコ殴りにします。






 家の中は大量の芋汁にまみれ、丁稚も夫婦も、滑って転びながら逃げていきます。








 こうして、この劇は終わります。


 それでは、今回はここまで。
 最後は、ゑんま堂の境内に咲いていた花の写真を。





 
 それでは、また次回!





*「千本えんま堂狂言保存会」のHP
http://www.geocities.jp/e_kyogen/


*「千本えんま堂」の公式HP
http://yenmado.jp/



*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm



 
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