京都の闇に魅せられて(新館)

【私信】tatema2さんへ

 

 どうもこんにちは。
 今回は、弊ブログ記事にコメントをくださった、tatema2さんへの私信とします。


 今年の1月25日、tatema2さんから、今のようなコメントを頂きました。
 以下、引用。

 

>tatema2
2024年1月25日
小路さま、おはようございます。
愛読者のtatema2です。私のペンネームからお察しだと思いますが、小路さまが何度か採りあげてくださった怪談話のアイツでございます。
小路さまが「拝んではならない」の現場を探訪してくださった事をかなり月日が経ってから知り、嬉しさのあまり御礼を申し上げたくてgooに登録しフォロワーになりました。
清水寺奥之院のアレ、当たりです!
丁寧に探訪してくださってありがとうございます!!金地院、南禅寺も。
読んでくださった上に探訪していただけるとは。何より小路さまがお心に留めてくださった事がすごく嬉しかったんです。
心から感謝いたします。
昨日瀧尾神社へお参りしました。
登録してからなかなか御礼を書けなくてごめんなさい。
これからも小路さまの丁寧で楽しい探訪記を楽しみにしております。

 

 このような素晴らしいコメントをありがとうございました。
 大変励みになります。


 が、しかし・・・。
 何と私は、そのようなコメントを頂いたにも関わらず、コメント欄をチェックするのを3ヶ月以上にも渡って忘れていて、気づかなかったのです!
 前のサーバーから弊ブログを移転して依頼、それまで新しいコメントをする人も居なかったので、そのうちにコメント欄をチェックしなくなって・・・そのまま忘れていたのです。
 まずは、そのことについて、お詫び申し上げます。
 tatema2さん、励みになるコメントありがとうございます。
 そして・・・3ヶ月以上も気づかず放置してしまって、本当にすみませんでした。
 弊ブログのコメント欄は承認制にしていますので、こまめにチェックして承認しなければ、コメントを書いて頂いても、私が見落としていたら日の目を見ることもありません。
 何しろ、過去に何度も悪質荒らしやスパムでコメント欄を荒らされたという苦い経験もありますので、コメント承認制にするのは必要な防衛策であると考えておりますので。


 ・・・などという言い訳はここまでにしておきましょうか。
 すっかり遅くなってしまいましたが、今からでもこの返事は、コメント欄ではなく、記事ひとつ分で返させて頂きます。


 竹書房怪談文庫『京都怪談 神隠し』『京都怪談 猿の聲』で、tatema2さんの諸作品を拝読しました。
 この両書には、非常に面白く、恐ろしい、或いは興味深い怪談ばかりが収録されていましたが、その中でも私が個人的に最も惹かれ、注目したのがtatema2さんの諸作品でした。
 本音を言えば、弊ブログ、『京都妖怪探訪』シリーズの題材にとりあげやすかった、というのもあります。
 金地院とか、船岡山、植物園、上御霊神社、南禅寺や駒ヶ滝、『拝んではならない』のK寺など。
 是非自分でも検証(?)してみたいし、しかもほとんど地元みたいなところにある場所ですし、『京都妖怪探訪』シリーズで訪れ、とりあげるには都合がよかったので。


 そして、私がtatema2さんの諸作品に注目した理由がもうひとつあります。
 他にも幾つか理由があるのですが、その全てを語るとものすごく長くなってしまいますので、ここではその中でも特に大きな理由をあとひとつだけ述べます。
 それは、何と言ったらいいのか・・・人間の「業」というものが表れているからです。
 人間の弱さとか、怖さとか、醜さとか、残酷さとか・・・そして、哀しさとか。
 私はもし「本当に怖い、最も恐ろしいものは何か?」と問われたら、迷わずに

 「それは人間の心、人間の業、人間そのものである」

と答えます。
 怪談話でも、それが表れている話こそが、最も恐ろしい。
 霊場魔所、心霊スポット、妖怪伝承地などでも、人間のそういう「業」が表れた場所が一番恐ろしいと思うのです。
 『京都妖怪探訪』シリーズでとりあげた場所を例に挙げれば、人間の愛憎が表れた安井金比羅菊野大明神、そして私が「真の霊場魔所」と評した貴船・奥宮などがあります。
 tatema2さんの作品では。
 特に『御霊』、『塗りつぶし』、『可哀想な犬』、『拝んではならない』など、強烈な人間の業を感じさせるものが幾つもあります。
 『金地院の亀』で触れられた、土地に対する愛着や執着が過ぎて、元は優れた聖者だったのに妖怪と化してしまった駒大僧正の話にも、人間の哀しき業のようなものを感じました。


 tatema2さんの作品は、『京都怪談 神隠し』と『京都怪談 猿の聲』で知ることができました。
 が、逆に言えば、その2冊以外ではtatema2さんの作品を、私は知りません。
 何しろTwitterも鍵垢にされていますし、フォロー返ししてもらわないと情報を得ることができませんし、他の作品の情報を得られないでいます。
 他にどこで、どんな作品を書かれているのかという情報を、こちらは得られずにいます。
 そういう情報ももっとほしいところですね。


 今後も京都の素晴らしさや面白さ、そして人間の業というものが描かれた作品を、今後もどんどん発表して頂きたいと思います。
 また、今後もtatema2さんの作品や京都怪談の「聖地巡り」等もしていきたいです。
 (『金地院の亀』に再チェレンジとか、『裏山の鬼』の場所探しとか・・・あっ、後者はやめた方がいいかな?)
 そして、こちらも負けずに、今後も霊場魔所や妖怪伝承地を巡り、どんどん記事を書いていきたいと思います。

 
 今後ともよろしくお願い致します。


 今回はここまで。
 また次回。

 

 

 

 

 

 

 

 

*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/

 

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コメント一覧

tatema2
小路さま【私信】ありがとうございます!

小路さまが拙作の舞台を取材してくださっている事に気づいた時の嬉しさったら。
私は今、怪談執筆からは遠ざかっていますので。

初出の作品は、竹書房怪談文庫「稲川淳二の怪談冬フェス~幽宴2018」所収のマンスリーコンテスト入選作でした。
「京都怪談 神隠し」を挟んで、「怪談最恐戦2019」で再びマンスリーコンテスト入選作が載り、「京都怪談 猿の聲」が最後になっています。
竹書房怪談文庫のイベントの一環で、文庫に期間限定で封入された「全国都道府県恐怖地図」(正式名は思い出せず)なる栞に超短編「渇水」を載せていただきました。粟田口刑場の怪談です。

怪談執筆を止めてしまった理由は、業界内のとある出来事で嫌な思いをして、独りよがりネガティブに陥ってしまったから。
張り切っていた私はXを作ったものの、ボキッと心が折れてしまい、鍵アカにしたまま凍結。
(不愉快にさせて本当にごめんなさい)
竹書房さまから単著のお話をいただき草稿を用意していたのですが、ずっと無活動ゆえ編集部から忘れ去られてしまいました(笑)。

拙作から人間の【業】を感じ取ってくださったのですね。嬉しいです。
小路さまはご自分の率直な思いを載せつつも、他者への思いやりに溢れた文章を書かれる方だと、私は感じています。

今回小路さまからご意見をいただけた事で、編集部からお声掛けいただく度に作品を出してきた他人任せを脱却し、自分から書き貯めた作品を売り込もうと決心しました。
採用されなければ、SNSで公開することを考えています。
そして私の怪談の現場に、小路さまをいざなえるように(笑)。
これからもよろしくお願いいたします。
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