京都の闇に魅せられて(新館)

厨子奥トンネル @ 京都妖怪探訪(764)





(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 今回は、京都・山科の心霊スポットのひとつ、厨子奥(ずしおく)トンネルを訪れます。


 まずはいつもの通りアクセスから。
 京都市営地下鉄・東西線「御陵(みささぎ)」駅の、府道143号線(三条通り)に面した出入り口から。








 そこから西へ、つまり京都市街地側に向かって少し歩きます。








 確か、角にうどん屋さんかラーメン屋さんがあったかな?
 その交差点を左に、南に向かって進みます。


 住宅街の中をしばらく進んでいくと・・・。









 墓地とJR東海道本線の線路が見えてきます。








 この線路下を突き抜ける小さなトンネルが、目指す「厨子奥トンネル」です。
 なお、この時はまだ昼間で、地元の方々も行き来し、近くの工事現場には作業員さんや警備員さんも居たので、特に危険は感じなかったのですが。
 しかし暗くなり、誰も居なくなる、ほとんど人通りも亡くなる夜間となれば、寂しく、そして不気味な光景が広がるであろうことは、容易に想像できます。
 事実、この付近ではこういう注意書きも見られましたし。





 そう言えば、他の心霊スポットとされる場所にも、犯罪者や暴走族など危ない人たちに遭遇する場所もあるようです。
 この辺りでは、痴漢や通り魔のような犯罪に遭ったという人も居るという話も聴いています。
 このような場所には、霊などとは別の危険もあるようです。


 厨子奥トンネルの北側の入り口です。





 このトンネルの両入り口前には墓地が広がり、墓の中を通る形になっています。
 その為か、このトンネルは「霊道」に、つまりその言葉の通りに霊の通り道になっているという噂もあります。
 この入り口前でも「霊感のある人には霊が見える」そうですが、幸か不幸か霊感の無い私にはわかりません。
 そう言えばこの写真、真ん中辺りに何か妙な光のようなものが見えますが・・・。
 心霊スポットと噂されている場所だけに一瞬、「まさか」と思いましたが。
 また「トンネルやその周辺を撮影すると何故か不具合が生じる」という噂もあるようですが。
 霊などでは無く、光の加減か何かでしょう。
・・・多分。


 トンネル内に入ります。





 レンガ張りになっていたのもあって、何ともレトロといいますか、古めかしい感じがしますね。
 このトンネル内にはかつて、誰が何の意図・目的で描かれていたのかは不明ですが、観音様が描かれていて、その観音様に落書きなどのいたずらや不敬な行為をすると祟られるという噂も。
 しかし現在は、観音様を含めたトンネル内の絵は全て消されていたり、塗りつぶされていたりで、その存在を確認することは出来ません。











 うーん。
 出来ることなら、もっと早く来て、その観音様を観たかった、という気もします。


 出口、反対側の入り口に出ます。








 やはり墓地が広がっていました。
 時折、地元住民らしき方々が通っていくのを目にしました。
 京都の他の心霊スポットや妖怪伝承地と同じようにここも、地元の方々にとっては生活空間の一部なのでしょうね。
 でもやっぱり・・・心霊スポットとなると(自分の先入観というのもあるのでしょうが)、どうしてもびびったり、身構えたりしてしまいますね。
 そしてまだ、夜中に一人で訪れたいとは、あまり思えない場所ですね。
 なお、2022年の目標であげました「まだ訪れたことのない、シリーズ記事に書いたことのないスポットの記事を15本以上書く」という目標の、これで1本目です。
 今年中にあと14本以上、新規スポットの記事を書かなければ。






 今回はここまで。
 また次回。




*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/




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