京都の闇に魅せられて(新館)

法金剛院の桜 @ 京都妖怪探訪(614)




(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 今年の『霊場魔所の桜』シリーズの第2弾。
 今回は『京都妖怪探訪』シリーズではとりあげたことはありますが、『霊場魔所の桜』シリーズではまだとりあげたことのない霊場魔所の桜の光景を訪れます。
 第449回第565回で紹介したこともある古刹、法金剛院です。

 まずはいつもの通り交通アクセスから。
 最寄りの交通機関は京都市営バス「天神公園前」停留所ですが、JR山陰線「花園」駅からもすぐの場所、丸太町通りを挟んだ向かい側にあります。









 バス停(道路北、東行き車線側)のほんとうにすぐ側に山門があります。








 もう既に満開の桜が見えているのがうれしいし、期待が持てます。


 ご覧の通り、既に大勢の参拝者や花見客が行列を作っていました。









 入り口の辺りから満開の桜が。









 境内庭へ。
 見事な枝垂れ桜が。












 枝垂れ桜の下を下から観たらこんな感じ。






 枝垂れ桜以外も。






 本堂前の光景です。









 本堂に礼拝。






 本堂から再び境内庭に戻りましたが……。
 これは桜かな?






 勿論、桜の花も観て回ります。






 庭園池の周りを散策。








第449回第565回で、『霊場魔所の蓮』シリーズで紹介したことがありますが、夏になれば、蓮の季節になればここは蓮で埋まります。
 その光景が以下の通り。






 さて、この古刹が何故、蓮で一杯になるのか。
 そして、そもそも『京都妖怪探訪』シリーズで紹介するのか。
 それは、‘日本の大魔縁’となった崇徳上皇ゆかりの場所のひとつであるから。
 しかも崇徳上皇の怨霊化の原因を作った責任者の一人でもある業の深い人物によって、再興・開基されたから。
 末法思想の広まっていた時代に、その業の深い人物が極楽往生を願って造られたのがこの古刹と庭園だからです。
 その詳細について興味ある方は、シリーズ第449回記事の後半部分をご覧いただきたいと思います。
 また古来より日本人は、桜と共にあろうとし、自らの生活空間の中にも桜を取り入れてきたので、この古刹も蓮の名所であると同時に、桜の名所であったのでしょう。
 ここを訪れる度に。
桜や蓮の美しい光景の背後にも、愚かしくも哀しい人間の業があるのかと思うと、何とも複雑な気持ちにもあります。


 境内散策に戻ります。
 桜の他に、椿の花も。






 庭の池を一周回って、再び本堂と枝垂れ桜が。












 今回はここまで。
 また次回。




*法金剛院のHP(アクセスもこちら)
http://kyoto.13butsu.org/10.html




*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ(新)
https://kyotoyokai.jp/



*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ(旧)
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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