3月6日から8日まで、インドの師・後藤惠照師が國分寺にご巡錫になった。後藤師は、『住職のひとりごと』で述べたように、インドに仏教がなくなったと言われていた仏教史の定説を覆す知識を私に与えて下さった方だ。インド仏教を見る目を開かせて下さった。
もちろん確かにインド仏教は13世紀初頭、イスラム教徒の侵略に遭い、インドでかつての輝きは失われていた。が、マガダ地方の仏教徒は、その前から東に東に移住して、今のバングラディシュのチッタゴン周辺に移り住んでいた。
そこで、イスラム教徒からの迫害を受けながらも、今日まで仏教徒として誇り高く生きていた。今から百数十年前に、それまでのめぐまれない環境から仏教の伝統が失われかけていたとき、ビルマのアラカン地区の長老に来訪を請い、上座仏教に復帰した。
そこで後藤師は、再出家された方だ。そして私も後藤師のご指導の下にカルカッタのベンガル仏教会で再出家して3年ほど過ごさせていただいた。後藤師とはサールナートで丸1年生活を共にさせていただいた。まさに今日の私があるのはこの後藤師のお陰であると言っても過言ではない。
その後藤師をここ國分寺にお招きし、講演していただけたことは私にとって誠にありがたいことでありました。今、私がサールナートにいた頃スタートした無料中学は、高校、大学までもつ一大学園に成長した。後藤師の、あのインドの厳しい環境の中での、30年間ものたゆまぬ努力の賜である。講演の様子と本堂前でお帰りの際に撮った写真を掲載します。
『住職のひとりごと』
http://blog.goo.ne.jp/zen9you/e/01b61a3ffce5ee3308f6f0ab16940cf4
『サールナート法輪精舎友の会』
http://blog.goo.ne.jp/sarnath_2008/
もちろん確かにインド仏教は13世紀初頭、イスラム教徒の侵略に遭い、インドでかつての輝きは失われていた。が、マガダ地方の仏教徒は、その前から東に東に移住して、今のバングラディシュのチッタゴン周辺に移り住んでいた。
そこで、イスラム教徒からの迫害を受けながらも、今日まで仏教徒として誇り高く生きていた。今から百数十年前に、それまでのめぐまれない環境から仏教の伝統が失われかけていたとき、ビルマのアラカン地区の長老に来訪を請い、上座仏教に復帰した。
そこで後藤師は、再出家された方だ。そして私も後藤師のご指導の下にカルカッタのベンガル仏教会で再出家して3年ほど過ごさせていただいた。後藤師とはサールナートで丸1年生活を共にさせていただいた。まさに今日の私があるのはこの後藤師のお陰であると言っても過言ではない。
その後藤師をここ國分寺にお招きし、講演していただけたことは私にとって誠にありがたいことでありました。今、私がサールナートにいた頃スタートした無料中学は、高校、大学までもつ一大学園に成長した。後藤師の、あのインドの厳しい環境の中での、30年間ものたゆまぬ努力の賜である。講演の様子と本堂前でお帰りの際に撮った写真を掲載します。
『住職のひとりごと』
http://blog.goo.ne.jp/zen9you/e/01b61a3ffce5ee3308f6f0ab16940cf4
『サールナート法輪精舎友の会』
http://blog.goo.ne.jp/sarnath_2008/