3年前に放送されたNHK大河「八重の桜」
綾野さんは、会津藩主松平容保役で出演されています。
当時の私は、海外生活をしていたこともあり、
綾野さんの存在を知らないどころか、
このドラマの事は一切知りませんでした。
今現在、綾野さんのファンになった当初から綾野さんの容保は素晴らしいと聞いていたので、
本当はもっと早い段階で、とても観たかった。
でもその反面、容保を生きるのはとても苦しいと
綾野さん自身がインタビューなどで答えていたのも印象的だったので、
なかなか観始める気持ちが湧きませんでした。
とにかく綾野さんは、切なさや儚さ、苦しみを湛えた役を生きることがお上手過ぎます。
私は、それを見届けることが、時に、とても苦しくなってしまうのです。
容保は実在する幕末の会津藩主、、というだけで、いくら歴史に疎い私でも結末は想像が出来ます。
最初から、運命を受け入れ、最後まで見届けることができるのか・・・
今も自信が持てずにいます。
そんな中、7話までようやく観進めてきましたが、
もうすでに苦しいッ!
すでに涙腺がおかしなことになっています(苦笑)
そこで、歴史に疎い私の記事故、
詳しいことは省きまして、容保様の美しくも苦しいシーンを画像を中心に残したいと思います。
会津藩が京都守護職に指名され、初めは断る容保ですが、
会津家訓を引き合いに出され、止むに止まれず引き受けることになりました。
(ここからは聞きかじりです。
画像も順不同です。
順番も漢字も違っているかもしれませんが、ご容赦下さい。)
家臣の前にて、苦しい覚悟と大君の儀を命じます。
「守護職のお役目をお受けする」
「大君の儀、一心大切に忠節を尊すべし。二心を抱かば子孫にあらず。」
「みな覚悟を定め、徳川ご総家と運命を共にするのが会津の勤め」
「是非に及ばず!!」
「都を死に場所と思い、お役目を全うするしかない」
「みな覚悟を定め、わしに、、わしに力を貸してくれ」
家老の頼母が「殿は会津を滅ぼす道に踏み込まれた」
と責めるも、、聞き及ばず、、
厳しい運命と、会津への想いを堪えきれず、、
苦しくも美しい涙が、、
切ない。。
その後、朝廷にて帝に京都守護職の挨拶へ。
帝から「御衣(おんぞ)」とご本顔を賜った容保
感極まり
涙が。。。
当時の天皇の存在は、絶対的な畏敬の念を抱く対象だったのでしょうね。
特に天皇が御衣を与えるのは、徳川幕府始まって以来という
とても珍しいことだったらしいです。
そして、、
京都守護職に就いてしばらくたったころ、
“尊王攘夷”を掲げる浪士たちの本当の狙いは
“討幕”にあることに気づかされます。
怒りに震える容保は、幕府に背く輩は、すべて厳しく取り締まり、
裏切者は処刑も辞さずと命を下します。
ここから、会津は幕府とともに、幕末に向かって歩み始めます。
「八重の桜」は、脚本、演出、キャストすべてが素晴らしいと感じています。
スピード感もあるので、次が観たくてたまらない高揚感もあります。
でも、、とても切なくて苦しいです。
特に、綾野さんの容保を観る私は、物語を客観的に捉えるのが難しくて大変です。
ドラマなのに、本当に容保を生きる綾野さんが、運命に飲み込まれていってしまうような
そんな錯覚を抱かずにはいられません。
この苦しみ、遣る瀬無さに耐えて、最後まで見届けられるのか?
私の心も、容保様と一緒に幕末に突入いたします!
長くなってしまいました。
最後まで読んでくださった方がもしいらっしゃいましたら
ありがとうございました。