6月25日公開
映画「日本一悪い奴ら」
通称「日悪(ニチワル)」
長いタイトルですからね。
綾野さんも仰っていたし、これからはこう呼ぼう。
今月15日に講談社文庫から日悪の原作本「恥さらし 北海道警悪徳刑事の告白」が発売されました。
同時期に、主演の綾野剛さんのビジュアルも解禁されました。
その文庫本の全帯に綾野さん扮する
「諸星(実名は稲葉ですが、変更されていますね)」が手錠をかけられ
こちらをにらみつけている悪い奴になって登場しました。
その姿を、ほぼほぼイメージしながら、
日悪の原作本を読み終えました。
※ネタバレあります。
読書感想文は、超苦手ですし、
恐らくこの手の本は、いろんな方々が感想を書かれると思うので、
私は、いつもの通りに綾野さん視点から、諸星をどう生きるのか?
個人的期待も込めて、その想いをちょこっとだけ残したいと思います。
前半の感想は、数日前にこのブログで記事にしたので、
そちらをぜひお読みいただければ、嬉しいです!
こちらから
→
綾野さんの諸星刑事(原作では、警部補→警部へと昇進していきます)
またまたやるせない役になりそうです。
綾野さん自身も役作りの一環として、柔道の練習に取り組まれたと聞いています。
原作と同じ設定であれば、大学では全国2位、
警察に入ってからは、全国警察の大会で優勝に貢献するなど
柔道の猛者として活躍されるスポーツマンと想定されます。
そんなスポーツマンが、上司の命令とはいえ、
銃や麻薬の密売に加担し、
その先には、自ら覚せい剤の売買をし、薬物におぼれていく。。
そんな人生を綾野さんが生きていく~とイメージしただけでも
切なくなります。
もし、彼がした行為が、罪に問われるようなものでなければ、
ただただ、警察組織に忠誠を尽くし、上司の命に懸命に励み、
プライドを持って警察人生に邁進していく、
それこそ、警察官として誇りを持って生きている素晴らしい人物となったはずなのに。
そんな思いを抱きつつも、彼の刑事としてのプライドが、
粉々になるまで否定され絶望感にさいなまれる状況まで追い詰められてしまいます。
そしてついに、刑事として、人間として、絶対に超えてはならない一線を超えてしまいます。
薬物中毒となっていく様を綾野さんはどう落ちていくのでしょうか?
薬物中毒のやつれた雰囲気を出すために、
10キロの体重増減をしたと、記事で読みました。
恐らく、鬼気迫るものがあるでしょうね(涙)
スクリーンでそれを見届けるのが、とても辛いし怖い。。
ただ、この告白本によりますと、
落ちて、罪を償ったのちに、自己再生のために前向きに生きていく気持ちも綴られています。
そこに、一縷の望みを抱きながら、、
私は綾野さん扮する諸星が、絶望の淵から奇跡の再生を遂げるのを見届けに、
劇場へ行こうと思っています。
読むのが辛い作業でした。
きっと、スクリーンで見届けるのも・・・(涙)
4月~5月に「64(ロクヨン)」前・後
6月に「日悪」
9月に「怒り」
と、今年は春から秋にかけて、綾野ファンにとってはやるせない作品との遭遇が待っていますね。
【綾野さんのコメント】
始まってしまう。情報解禁というだけで、武者震いします。
実話を元にした白石和彌監督作品『日本で一番悪い奴ら』
通称〈日悪(ニチワル)〉が、少しずつ皆様に近づいている。
まるで獲物に狙いを定め、ギリギリの極致まで爪を見せない何物のように。
何かのプレイのように。
白石和彌監督との出会い、撮影現場、過ごした時間は、
私の役者人生に無二の影響を与えて頂きました。
この作品は、私が来年出演する映画でも、もっとも衝撃で愚かで愛おしい、
何物にも変えがたい問答無用の最狂最愛物語です。
皆様、どうか、一人の男の人生を目撃ください。
号泣覚悟で、目撃いたしますね!
つらつらと長くなってしまいスミマセン!
最後まで読んで下さった方がいらっしゃいましたら
ありがとうございました。