ここ最近になって、連絡を取り合った知人から、
ニューヨークはアジア人標的の犯罪が増えてるらしいから気をつけてね。
と言われることが数回あった。
自分自身は、まったく感じていない事なのだが、巷ではその様な雰囲気のニュースが流れているのだろう。
昨日は、アトランタで8人が亡くなる銃撃事件があった。犠牲者のうち6人までがアジア系であるとニュースが伝える。事件の内容がそうなってくると、人種差別からの犯罪かと、考えるのが常。
はたして、
銃撃の動機は、人種には関係がないらしいと言う事のようだ、結論付けるには時まだ早しではあるが。アジア人をターゲットにする犯罪であったかもしれないが。
すぐに警察に捕まった犯人、21歳の青年は、淫乱中毒であると自身で言っていると言う。
銃撃事件があった3か所の事業所は、スパとも呼ぶマッサージパーラーであるとの事だ。表向きはマッサージ店ではあるが、裏ではそれ以上の事もあると言うのが暗黙の了解になっている。日本で言うところの風俗と言うことになるのかもしれない。もちろん、健全なるマッサージ店も別途存在する。
犯人の青年が、おそらくはこの様な事業所を過去に利用していたと言う事だろう。
自分の意志ではコントロールできなくなった性欲を、そんな自分にしたのが風俗だと、そんな短絡的な思考に至った結果が、今回の事件につながったと言うようなことなのか。
性に対するモラルの低下、という簡単な言葉で片付けられない今の現実がある。
生活環境は、私達が育った頃とはあまりにも違い過ぎる。
私達が子供の頃、インターネットと言うものがなかった。電話を持ち回れて、どこでも、いつでも画像や動画が見れると言う世の中ではなかった。今の子供たちが可哀そうだと思うのは、そこだ。
人間の欲望をビジネスにする大人の餌食になっているとでも言おうか。
今の子供たちの育っている環境の恐ろしさだ。そこから、隔離することの難しさだ。可哀そうな時代だと、思うのだ。