笠松正吉君
限りなく硬派。
北の国から95帰郷と98時代の正吉君、
正吉君、自然な演技が光るし、
普通っぽさが魅力で、(役者本業でないと言う味わい)
草太兄ちゃんに呼び出され、喫茶店に来た正吉君、
紺色のポロシャツが良く映える、男ぶりが一段と上がる。
役者をやめたことが、もったいないけど、それもまた男気である。
正吉君、もう会えないとわかっているから、なおさら。
しかし、倉本聰さん、蛍と正吉君、手をつなぐシーンすらない。
そこが、硬派なんだ。
蛍と純と正吉君のその後っていうのも絵になるのにね。
正吉君が100万本のバラの替わりに、蛍に送ったオオハンゴンソウ
思春期前の正吉君をオーディションで見つけた時、
彼を将来自衛官にし、蛍の婿にする筋書きがあったかどうか知らないけれど、
絵に描いたようにピッタリはまる人選、先見の明。
結婚式の羽織袴も凛々しんだ。
五郎さんの田中邦衛さんが亡くなられて、中畑のおじさんも亡くなられて、
もう、40年にもなるドラマなんだよね。
とにかく、正吉君、
もし、彼がそのまま役者やってたら、硬派の王道を行っただろう。
高倉健に引けを取らない硬派俳優になってたかも。
ありがとう、正吉君、ありがとう中澤佳仁さん。