感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

ハリケーン・サンディー

2012-10-31 | 日々思うこと
去年のハローウィーンの前日も大嵐だった。今年もまた大嵐となった。去年の大嵐は時期の早い大雪で、落葉の終わってない木々に水分の多い雪が積もり、重みに耐え切れない木が軒並み倒れて地域一体が停電になったのが去年の嵐。
今年は、ハリケーンのカテゴリーとしては1ではあるけれど、サイズの非常に大きなハリケーンが、ここまで来てしまった、しかも満月の満ち潮の夜にである。

気象予報技術の進化で、かなりの部分まで予報が出され、早くから避難勧告が冠水予想地域にだされていた。
風、雨、そして大潮のハリケーンが、しかも90度の角度で、真正面から陸地に海水を押し上げながら上陸した形になったのです。

ニュージャージーの大西洋に面した海沿いは、海水浴場が連なる観光地。木でできた海辺のボードウォークがいくつも設置され、遊園地もあったり…。
海辺に近いエリアに多くの家が建ち、避暑地の風合いもある風光明媚なエリアが、津波の後のようになってしまった。

ニューヨークの南部分の地下鉄は、川のようになってしまって…。

今日は、嵐が来た月曜日の夜から数えて6日目の金曜日、学校はまだ締まってるし、近くの食料品店はほんの一部を除いてまだ休業中。
開いてるところも、牛乳がなかったり卵がなかったり。

今の一番の問題は、電気もだけどガソリンで、このあたりのガソリンスタンドの6割が動いてないとのことで
動いているところも、給油待ちに2時間どころではないらしいのです。
マンハッタン島よりも長い車の列が延々と続いている様子が、テレビでながれています。
私は、今日も開店休業の様な状態。ハドソン川の横にある職場は、冠水して水はすぐ引いたものの
電気がもどってなくて休み。
ジョージワシントンブリッジの近くのもうひとつの職場もまだ停電中で、コンピューターが使えず仕事になりません。

車に残ってるガソリンが残りわずかになってきたので、緊急でない限りはバスで動く事にして
ガソリンが届くのを待つ事にしています。昨日の夜になってやっと港がオープン、タンカーがつけられるようになった
らしいので、あと少しの辛抱と思う。

家族は無事、家も大丈夫、テレビが映らなくても、牛乳がなくても、野菜が買えなくても
車を使えなくても、家を全ての家財を失った人達の事を思えば、これくらいですんで、感謝しています。

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