日射しが透き通って色づく木々が輝いて見える。
そんな中を歩きたくて航空記念公園へ行く。

日本で最初の飛行場だった場所だ。戦後米軍に接収されて米軍所沢通信基地となった。ベトナム戦争の頃には野戦病院があったと年配の住民の方が話していらしたけれど、ネットで検索してもその情報は出て来ない。何故かな?
今も半分は返還されずに、横田基地、新座の大和田通信基地と並んで、米軍の重要な通信基地だ。
広い敷地に怪獣のように巨大アンテナが立っている。
以前このすぐ隣り町に住んで子育てをしていたので、この公園は自分ちの庭みたいなもの。
引っ越して来た頃はまだ米軍基地のままの更地にフェンスが張り巡らされていたけれど、今は木々も育ってすっかり美しい公園になった。
市民フェスティバルでは学童保育の役員として段ボール迷路を作ったり、近くにあった中国残留孤児定着促進センターの帰国者の方々と花見をしたこともあった。
仕事に忙殺されながらやっと作った時間、所沢市民文化センターミューズでのクラシックコンサートに行く為に、暗くなった公園を自転車飛ばして突っ切った事も思い出す。そう言えばその頃若い母親達の間では航空公園に白いYシャツ姿の幽霊が出るとまことしやかに語られていた。
身近過ぎてその良さをつい見過ごしてしまう公園だけど秋色が沢山!捨てたもんじゃない!


