~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

術後8日目

2015年06月30日 | 健康
手術から8日経ちました。
イヤ~な検査も昨日クリアーして、かなり復活しています。
もう管も全部はずれて、シャワーも自由、下階のコインランドリーに通うのも、1階のコンビニに一人で行くのもOKです。

術後は顔がパンパンに腫れてました。
でも痛みは全くなくて不思議(^o^)
看護師さん曰く「きっと必死だったのね」

そんな苦しい中、長男が来てくれて、そばの椅子にどっかり座ってる。顔が腫れて口が開かないからろくに会話もないけど、それが温かくてありがたくてね、思春期の男の子2人を女親一人で育てるのは滅茶苦茶大変だったけど、なんか今報われてるなぁってしみじみ思いました。


手術前に撮った空



今日の朝ごはん

映画「あん」

2015年06月19日 | 映画
入院2日前の夜、映画「あん」を見て来ました。
樹木希林さんが好きなんです。
ロケ地が私の良く知る土地だという事も 興味をそそりました。

桜や青葉を見上げながら、丁寧にあんこを炊く。世俗のすぐ脇に、爽やかな風と 穏やかな時間が常に流れて心休まる映画でした。
そして物凄く嬉しかったのは全生園が物語の重要な舞台になっていること。
監督さん、よくぞ作ってくれました!

全生園はかつてハンセン氏病の強制隔離施設だった病院です。子どもをもうけることができなかった患者さん達が我が子のように植え育ててきた桜の古木に花が咲くとそれは見事です。
広い敷地に、木造の長屋の様な家が沢山並んでいます。数年前までは、庭が手入れされて花が咲き、洗濯物が干してあり、人が生活している温かさがありました。それが年々ひっそりとしてきています。患者さんが高齢になって住む方が減っているのだと思います。
訪れる度に、ここの記憶を残さなくてはと思ってきました。


2年前の春の写真です




話しは変わって、今日入院しました。



主治医や麻酔医の説明を聞きに長男が来てくれました。
思ったよりリスクは大きい!でもここまで来たらもうしょうがない。

あとはすごく暇‼️

今日の晩ご飯は海老フライ



足りないよ~(^^;;

入院を控えて

2015年06月17日 | 健康
とっても忙しく過ごしています。
明後日、金曜日に入院します。
パジャマを沢山用意しました。できる限り何でも自力でやりたいので、洗濯は下の階のコインランドリーを使います。術後何日目からできるかな。
髪のカットとカラーをしました。
家庭医に行って、時々服用している睡眠導入剤と肩こりの薬一式(4種類)をいただいて来ました。
留守中、次男が一人になります。困らないように、ティッシュペーパーや石鹸、シャンプーなどのストックを補充。
写真倶楽部のメンバーでもある写真やさんに、定例会に出す作品を託しました。
図書館に本を返却。
まだ片づけていなかったストーブ2台を掃除。

そんなことしててもどこかへ行きたくてウズウズします。
美容院で見た雑誌に美術展の案内がいくつか載っていました。行きたいなぁ。どれも7月20日位までの会期です。順調に行けば退院後行けるかなぁ?

なんでこんなに何かしたくてたまらないんだろう。
思えば亡き夫も、病気が進行しているのにやたら活動的で、運転手兼介助者の私の方がクタクタになっていましたっけ。
ふと最初の夫が経営する会社が倒産する直前の気持ちを思い出したりもします。
これから何が起こるのか想像もつかなくて、何かとても恐ろしいことが始まるような気がして、でも一方で他人事のような気もして、地に足が付かない気持ちでした。
中小企業の倒産劇は、開頭手術なんかよりもずっと大変でした。
若かった私、よく頑張ったなと思います。母は強いですね。

孫を幼稚園に迎えに行った帰り、一人で多摩湖の堤防へ行ってみました。



水のある夕景はいつ見てもきれい!



薄暮。 心癒される時間です。

南魚沼~入れなかった温泉

2015年06月16日 | 旅行・お出かけ・散歩
新潟、魚沼でやりたかったことは、初めてへぎそばを食べることと棚田を見ること。

へぎそばとは、新潟県魚沼地方発祥の、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使った蕎麦をヘギといわれる器に盛り付けた切り蕎麦のこと。


へぎそば二人前です!^^ 
つるんとした喉越しで、美味しかったです。

美しい棚田の風景で知られる十日町まで足を伸ばしたかったのだけど、ちょっと時間が足りないということで、鄙びた温泉を目指しました。
行きたかったのは栃窪温泉。期待に胸ふくらませて、スキー場や棚田を見降ろしながら山道をどんどん登って行きました。
「栃窪温泉」の看板を過ぎいい感じ。ところが1軒目、廃業したみたい。 2軒目、日帰り入浴はやっていないと玄関に貼り紙。 3軒目、スキーシーズンだけ営業。あとは民家っぽくて旅館らしきものはなく、人もおらず・・・
あ~私っていつもこうなのです。目指すお店の6~7割はお休みです。
仕方がないので写真だけ撮って諦めることにしました。


廃業した旅館の庭を道路からパチリ。水芭蕉が咲いていました。


オフシーズンがお休みのホテル前。マーガレットが雑草のように咲いて、その先は棚田。遠く下の方に街が見えます。

諦めて帰る途中、スキー場の大きなホテルがありました。
Lが「ダメ元だから、ここでも聞いてみよう」と言います。それぞれに温泉セットを持ってフロントへ。
「うちは営業はしてますけど、温泉じゃないので・・・」
「一本向こうの道にある大沢館はどうでしょう」と教えてくださいました。
あの有名な大沢山温泉大沢館!日本秘湯を守る会の中でも評判の旅館です。
「えっ!大沢館ってこの辺だったんだ!」と行ってみることにしました。山を下り、国道を20分ほど走り、また山を登ります。
ありました!木々の間から覗くのは、黒く重厚なたたずまいの建物群。雰囲気は法師温泉に似た印象です。


写真を撮らなかったので、ネットからお借りしました。
いっぱつ逆転!ここのお風呂に入れるかもと思いながらフロントのベルを押しました。
やっぱりダメでした。宿泊客だけしか入浴できません。そりゃそうだよね~!
ここ、泊まりたい!
だれか一緒に泊まってくれる人いないかなぁ~。Lは食が細いので、旅館の晩ごはんの量が多すぎて嫌なんですって。朝食のみプランやお一人様プランはないのです。かなしい・・・

あっちこっち走り回ったけど、とうとう温泉には入れませんでした(>_<)
また次回ということで~(;^ω^)

南魚沼に友人を訪ねる(石川雲蝶編)

2015年06月14日 | 絵画
辞めて早2か月、頭の中から仕事はきれいさっぱり消え去りました。PCの前に座る時間が減って、ブログの更新もやっとこさっとこ。どれほど仕事に集中していなかったことか(^^;
一度PCから遠ざかるとネタは溜まるし、あれもこれも書こうと思うと話しが表面的になって面白くないな~とますますブログから遠ざかりがちです。

6月10日、11日は新潟県南魚沼市に引っ越した友人Lのところへ遊びに行っていました。
「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった」


空が広くて、空間が大きくて、呼吸が楽になって胸がスッとする感じ!

土地の人は見慣れてしまった普通の景色なのかなあ。
観光地ではないそんな景色が嬉しくて、Lをあちこち引っ張りまわしてしまいました^^

夕暮れ時に田んぼがある景色の中にいたいと言う私に、我が家からでも見えるよと言ったL。Lの家は前も後ろも田んぼです(^^;)
でも私の希望を叶えるべく「雲洞庵(うんとうあん)」というお寺に連れて行ってくれました。
拝観時間が過ぎていて入れなかったけど、その周辺の夕景は美しかった。






翌日行った「西福寺開山堂」も素晴らしかったです。幕末の名匠・石川雲蝶(いしかわうんちょう)の彫刻に感動しました!

内部は撮影禁止なのですが、本堂の外や鐘楼の彫刻の見事さには思わず「スゴイ!」と声が出て、そして息を飲みました。
写真、ちょっと載せ過ぎですけど、本当に感動したんです。
私、日光東照宮は行ったことないのですが、Lは日光よりスゴイと言っていました。












お寺の周りはこんな景色




桑の実かと思って黒いのを選んで食べてみたけど、あまり味がしなかった。
違っていたかな?(^^;)