ネコの魅力を最初に発見し夏目漱石にも影響を与えたと言われているイギリスの画家ルイス・ウェイン
「生涯愛した妻とネコ」を観て深く考えさせられました
類いまれな才能の持ち主の苦悩
天才も生きにくい世の中を生きて行かなければならない
職人気質で人気が出てからも作品の値段をあまり変えなかったルイス・ウェインは有名な猫の画家であるにも関わらず年中お金に困っていたそうです
母と妹たちの生活費を稼ぎ出さなくてはならず熱心に働いたが経済的な感覚に乏しいことが仇となった
中には質の悪い取引相手もいたようでルイス・ウェインの作品が安値で買いたたかれることもあったのです
それから彼の精神状態はどんどんと悪化していき精神病を患った
強欲な人々の餌食になった
何も考えず作品作りに没頭できる人はいない
繊細な神経の人は生きる事がこんなに苦しいものかと考えさせられる
人と人との繋がり
人とネコの繋がりを大きく変えた人でもあった
ウェインは死去するまでの9年間を施設で猫と過ごし本来の穏やかな性格を少しずつ取り戻していった
猫の力を再認識する映画です