ドル強気シナリオ・弱気シナリオ

今週以降のドル強気シナリオとドル弱気シナリオについて、ドル円、ユーロドル、ユーロ円を予想してみました。

【ドル強気シナリオ】
ドル円：週の初めにわずかに円高（121.50から121.90くらい）になり、ロングポジションの整理が進み、ショートポジションが増加する。そこから切り返して、ロングポジションが軽くなったことと、ショートポジションの踏み上げにより、122.50上抜けて、124円台をめざす。
ユーロドル：1.38の上抜けを何度もトライするが、攻めきれずに終わる。ただし、1.37台はキープ。
ユーロ円：ドル円の上昇に支えられ、頭が重いながらも170円を目指す。

【ドル弱気シナリオ】
ドル円：市場のドル弱気で、ロングポジションの手仕舞い、ショートポジション増加により、ドル安が止まらず、下降トレンド。120円、最悪119円を目指す。
ユーロドル：1.38を完全に上抜け、1.40を目指す。ただし、かなり頭が重い展開。
ユーロ円：ドル円に引っ張られ、やや円高。最悪、先週の安値の166.50まで落ちる。

どちらのシナリオもありと思っていますが、まあ、どちらかといえば、ドル強気シナリオの可能性が高いのではないかと思っています。

ＮＹ株式市場が上げているので、キャリートレードの巻き戻しの懸念は少ないし、米国小売売上げ高指標の悪化だけでは材料不足。雇用統計はよい数字でした。

ただ、今週新たな材料が出てくれば別。サブプライム問題も、再度、悪材料が出てくる恐れもあるし、米国指標も悪い数字が相次げば嫌ですね。
３月の円高以降、円売りポジションが溜まっており、先週の急落だけでは整理が終わっていないと思います。
ＮＹ株式市場もブレイクが騙しになったら悲惨。。。

強気シナリオの可能性が高いと感じたら、現状維持。
弱気シナリオの可能性が高いと感じたら、ドル円のポジション縮小、ユーロドルのロングをしたいと思います。

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