Keep Your Stick on the Ice!

カナダで出会った生きている英語

Is that for here or to go?

2007年04月10日 | Weblog
 Winnipeg、Saskatoon、ReginaとPrairiesの主要都市を車で回ってからはるか東へ、Thunder Bayまでやって来た。Superior湖畔に位置し、米国と対峙するここは、カナダ国民の英雄ともいわれるTerry Foxが、カナダ横断マラソンを断念せざるをえなくなった地としても知られている。例によってそこのMcDonald'sに入り、オーダーを済ませると、カウンターのお姉さんは"Is that for here or to go?"と聞いてくる。今日はその一語一語が妙にクリアに耳に入ってきた。カナダに来たばかりの頃は"here"と"go"以外は何を言っているのか分からなかったが、意味は推測できるので何の問題もなかった。いつの間にか、こういう表現まで聴き取れるようになっていたということは、僕の聞き取り能力が上がったということを示しているのだろうか。もしそうならば、全く嬉しいことである。なぜ聴き取れなかったかというと、この英文は日本で教えられる正しい英語からはちょっとずれているからかもしれない。前置詞の後には必ず名詞か代名詞がくるとESLでJeanが耳にたこができるほど強調していたが、"for here"はいかがなものか。"here"は確かに副詞だけでなく、名詞としても使われるらしいが、この場合はどちらだろう。英文法に疎いChristianに聞いてみると、もちろん「そんなことは知らん」との回答だった。彼にとってもこの表現はまともな英語に聞こえないようだが、そうとはいえ、広く一般に使われる表現であることは事実らしい。"Is that to go?"は、"Is that for takeout?"の方が日本人には分かり易いが、聞いたことがない。"Is that for here or to go?"はMcDonald'sのマニュアルにでも書かれているのだろう。

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