ずっと前に杉田敏のラジオ講座で覚えた"You're loud enough to wake the dead."を使ってみたら「そんな英語、今は誰も使わない」と笑い飛ばされた。「非常にやかましい」という意味の気に入っていた表現だったのだが。ESLでAnneにも聞いてみたが、たまに耳にすることはあってもどうやら死にかけている英語らしく、non-native speakerが使うと、さらに"hilarious"に聞こえるらしい。約10年前に使っていたテキストをこっちに持って来てあったのでChristianに読んでもらったら、英語としての間違いはないものの、やはり"hilarious"、会話が自然でなくおかしいと言っていた。日本でCaraにそのテキストを見せたことがあるが、その時と同じ反応である。確かに、一つ一つの会話文が口語にしては非常に長く、そしてなるべく多くの新規な英語表現を盛り込もうとして、結果的に不自然になっているのかもしれない。僕らが外国人用の日本語テキストを見ても同じような感想を持つことだろう。ごく自然な言語習得のプロセスからはかけ離れているが、話す機会、聞く機会に恵まれていなければ仕方のないことなのかもしれない。死にかけているとはいえ、かろうじて生きているようなので、"You're loud enough to wake the dead."を挙げておく。
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