ターミナル

2005-05-14 20:58:16 | 映画徒然
トム・ハンクス&キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演
出たばっかりのDVDにて。

たったひとつの約束の為に空港で待ち続ける男の話。
トム・ハンクス・・・
やっぱり、やっぱりながらほんわか系ストーリー。
ホームドラマ並みの安心感が漂う。

実際どうなんでしょう。
アメリカってすごく治安が悪いイメージなので
主人公があんなに荷物を置き去りにして走り回ってたら
絶対に盗まれるよ・・・なんて別のところでヒヤヒヤしながら
観てた・・・
日本なら警察やら外務省やら出てきてすぐに拘束されそうだけど。
ただのホームレスでも逃げ場なく退去させられるでしょうし。
この物語のリアリティーはあってないようなものだけど、
アメリカは空港に住むなんてあり得る国なのか?と漠然と思う。
意外とやれるのかしら?



さてさて。
人の心が人の心を動かした。
そんなテーマがターミナルには流れている。
主人公の真摯な態度から人々が賛同し援助の輪が広がっていく
というパターン。ひとりがみんなの為に。みんながひとりの為に。

「共感」とは実に主体的なものだ。
最近齧りはじめた、養老 孟司氏が述べていて
はっとさせられた文。
人と同じ気持ちになるかどうかなんて、本人の勝手きままな
側面だ。自分がそう思うから、相手もそう思う筈だ・・・なんて
言うのはそもそも間違っている。
元来一方通行なものなのだということ。

しかしながら人はその「共感」をものすごく欲しながら
生きているものだ。
これなくしては生きていくのは大変辛い。
ひとりひとりが、そのひとりよがりの「共感」センサーを
ちょっとずつ広げられたら・・・
もっと素敵な世の中になるかもしれない。こんな風に。
そうこの映画を観て思ったのでありました。



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2 コメント

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どうも~~~ (RRR)
2005-05-17 00:09:47
こちらこそTBありがとうございました。



事実を基に作られたというのは聞いた話なので、なんともいえないです。

でもネットを見ると同じような話が多いですよ!ではでは
返信する
そうなんですか。 (こはる)
2005-05-17 21:13:07
ちょっと調べてみようかなと思います。

本当だと思うと何だかワクワクしますね・・・。

ありがとうございました。
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