映画の嗜好

2004-11-07 20:19:52 | 映画徒然
どうやらふたつの系統に分かれるらしい。

Aグループ:洋物ビッグタイトル、ド派手なアクション。アメリカン。勧善懲悪。ホラー。
例)アルマゲドン、マトリックス、スパイダーマン、キル・ビル、予言・感染

Bグループ:地味。邦画含む。心理描写多し、穏やか、メルヘン。
例)アメリ、ライフイズビューティフル、いま、会いにゆきます、誰も知らない
すいません。私の好みの偏りによりうまい例がなかなか出ないのだけれど。

面白いことに
小説でもくっきりとこの違いは出る。
Aの人々は、緻密な推理小説、殺人事件とか謎解き、事実の羅列に強い。登場人物も多い。
例)宮部みゆき、アガサクリスティー、その他有名推理小説作家

Bの人々は恋愛小説やエッセイが好き。時には人間関係の
どろどろしたのを好む。感情のアップダウンが激しい。
例)江國香織、山本文緒、市川拓司、本多孝好


もちろん私はBグループに属する人である。



Aグループの作品はあまり見ない。
なぜなら、

感情移入できない。
事実と掛け離れすぎている。だからどうでもよくなる。
人が殺されすぎる。気分が悪くなる。
なんとなくアメリカナイズされたものが嫌。
ストーリーがありえなさ過ぎる。
というのが理由。

また映画など画面を観ているだけで、
人がたくさん殺されたりすると怖いし
(ロード・オブ・ザ・リングはだから嫌。)
物が飛び交ったり、大音響で銃声を聞いた日には眠れない。
ほんとに耳をふさいでしまう。
あんな映画館の暗闇で、ただでさえでも神経が鋭くなっているのに
とつぜん物事がふりかかるといてもたってもいられない。
とても敏感なんです。。。。
エイリアンとかぜったいムリだろうな~。
テレビでも逃げ惑いたくなるのに。

映像での圧迫が物理的に苦手なんだな。
身体的恐怖感というか。

ちなみにA好きの人から言わせれば
Bの妙に感情移入できてしまうとこが
逆に嫌なのだという。
自分が入り込みすぎてしまって
かわいそうになるのが駄目なんだって。
だからあえて有り得ない設定のほうが
観ていて安心するんだって。
小説も緻密なほうが読んでいて達成感があるらしい。

私から言わせれば、
その感情のビックWAVEに乗るから楽しいのだ!
主人公とともに泣き笑い。共感して。
時にはその感情を引きずるけど。
眠るまで涙を流すこともあるけど。
それがいいのだ。
フルに感情の振り子を揺さぶることができる。
疑似体験というか、そして
こんな時はこう思っていいんだと
勉強にもなる。
感情を攻められる分にはとても強いらしい。

まあ両者の好みがなぜこんなにもすれ違うのか。
ちょっと興味があったので
友達のその
「感情移入しすぎて、自分の嫌なところを見るのが嫌」
というのはちょっと納得材料だった。
でもまだ理解できない。
なぜAはAが好きなのか??




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