電車の中で

2005-06-13 22:50:00 | 日記徒然
きた!
今日もまた。

朝のラッシュ。
電車は満員。
斜め前方、
突進してきた彼女。
見覚えのある顔。
その瞬間、私はこの座席に座ったことを後悔した。

私は彼女を「恐怖オバチャン」と名づけた。

いつもはここの車両には乗らないのだけど。
雨が降ったり、時間が遅かったりすると
電車を待つ人がホームに溢れかえっている。
少しエスカレーターの乗車位置から離れた車両に乗り込む。
すると割かし空いていて、座る事ができるのだ。

40分間。乗車率120%にもなることがある車内に立ちっぱなしは確かにキツイ。
押し合い圧し合い、目的の駅に着く頃には疲労感にたっぷりと襲われる。



「恐怖オバチャン」は私の駅から3つ目の駅で乗り込む。
その頃には空席はもちろん無い。

ずんずんと乗客を掻き分けて車内に入ってきたかと思うと、
必ず男性の前に立つ。
そして、決まって自分の手荷物をブラブラとし始める。

最初は、重いからむずがっているのかな?と思ったけど。
顔には何とも言えない苛立ち。
無言の圧力。

手荷物はどんどんリズミカルに揺れだし
それは絶え間なく行なわれ
明らかに「確信犯」的な要素が見えるようになる。

なんと男性の膝に荷物を押し付け押し付け、置こうとしているのだ!



もちろん、男性の方も黙ってはいない。
自分のパーソナルスペース、縄張りというべきものを侵され
ものすごく気分が悪そうだ。
中には徹底的に交戦して、その荷物を振り払う者あり
読んでいた新聞を何度も叩きつける者あり
しょうがないと黙ってみている者あり
三者三様。

隣で見ている私はハラハラドキドキ。
心拍数が上昇。
いつ、どちらかがブチ切れてこの車内が火の海になるのかと思うと。

こっちの胃まで痛くなる。
早く電車よ目的地に着いて~。


注意するにもなんとなく注意が通じなそうなオーラのするオバチャン。
仕返しされても断固としてむっつり嫌がらせを続けるし。
だいだいの男の人は自分の駅に着いて諦めて去ってゆく。
逆上されても困るしね。

席が空くと、オバチャンは必死の形相で座りにかかる。
それがたとえ自分の目の前の席でなくても。
ある時は傘を伸ばして人を押しのけ座っていた。

確かに電車は窮屈だし退屈だし嫌なものだけど、
それでも皆我慢している。
人を不快にさせないという最低限のマナーは守っている。

電車でさえそんな乗り方なら、日常生活はどうなってしまうのろう?
不満の連続で窒息してしまうのではないだろうか。
しかもああいう感じの人に席を譲りたいとはさらさら思えない。

せめてもの新しい朝の始まりなんだから
気分良く行きたいものです。

しかしあの人こうやって定期的に電車に乗っているということは
会社勤めの人??
あんな人が同僚だったら・・・・大変です
世の中にはいろんな人がいるなあ。