９月は防災月間なのです

本日こげは～
とある展望広場と散策路にやってきたのだ






　　　　しかも工事現場のような雰囲気で～す
　　　　
　　　　あ、オレンジ色のおじさん　こげにゃ～ちわ




　　　　　　　　ここは洞爺湖温泉街から程近い　
　　　　　　　　有珠山の近くにある金比羅山のふもとなのだ
　　　　　　　　
　　　　　　　　こげが階段を上っている間に
　　　　　　　　昨日のブログの地図で
　　　　　　　　７時の位置をご確認いただきたいのだ




この建物は「やすらぎの家」という
地域のみなさんがご活用していた町営温泉だったのだ～　

ただ、近くによってみると…




すごいことになってます

茶色くなっているのは壁の色ではなくて
ここまで『泥流』が流れ込んできた跡なのだ

２０００年の有珠山の噴火では　
火口は１ヶ所ではなく　
大小あわせて５０ヶ所以上とも言われていて　
その中の最も温泉街に近い噴火口が　
この金比羅火口なので～す



この噴火では国道２３０号線が破壊され

マグマに熱せられた地下水が水蒸気気爆発をおこして　
熱泥流が一体を直撃したのだ　



　　　　温泉の休憩室も…　事務所も…　　
　　　　



　　　　　　　　大浴場もこんな状態に…
　　　　　　　　
　　　　　　　　ひゃあ～　ベンチも飛び出しています





立派な５階建ての団地は　
家財道具も運び出せないまま　
みんな泥流に押しつぶされてしまったのだ　

ちなみに５棟あった団地は　
ここだけが残されているので～す　



　　　　一階はほとんど泥流で埋まってしまい
　　　　
　　　　たくさんの噴石も直撃したのだ




住民の皆さんの避難が早く　
一人の犠牲者も出さなかったとはいえ　
その被害の凄まじさを今に残しているのが　
この金比羅火口散策路なのだっ！　





このまるで船のように見えるものは…　
約８７メートルも向こうの国道にかかっていた橋なのです　




　　　外灯もこんなにへしゃげてしまっているのだ
　　　　　　　




今は草木も生えているけれど　
噴火当時は一面が泥流におおわれていたのだ　

そしてここにはかつて学校もあり　
何百人もの皆さんが暮らしていた場所だったのだ～




しか～し　
有珠山噴火の被害状況を知ることができるのは　
ここだけじゃないのだっ

明日はさらに広範囲に被害を受けた　
西山火口散策路の様子をリポートするのだっ




　　本日は露出の少ないジャーナリスト犬なのだ　→