goo blog サービス終了のお知らせ 

遊亀公園附属動物園スタッフブログ

甲府市にある遊亀公園附属動物園で働くスタッフのブログです。
普段は見られない動物たちの暮らしをお届けします!

一挙大公開!ワライカワセミとライオンとゴキブリ(画像なし)と

2015年08月03日 16時36分28秒 | 日記

 連日真夏日が続いていますが、みなさま体調などはいかがでしょうか

前回ご紹介したヨツユビハリネズミに引き続き、動物園では新しい仲間がぞくぞく増えています。

 

まずは、7/1に「埼玉県こども動物自然公園」から来たオスのワライカワセミ、その名も「ひびき」君です。

当園には2010年に東京都多摩動物園から借り受けしたメスの「こだま」ちゃんがおり、長年おむこさん探しをしていたのですが、

このたびありがたいことにご快諾をいただき、ご縁を結ばせていただくことになりました。

 

来園当初は検疫とお見合いをかねて隣の部屋で別居していたのですが、

初対面でビビッときたらしい2羽は、出会ってすぐに大きな声で鳴き合いました

それから3週間ほどの別居ののち、現在は昼間のみ同居をしており、すっかりお互いに慣れた様子です。

どちらかが鳴き始めると、それにあわせてもう1羽も鳴き、すばらしい「こだま」が「ひびき」わたっていますよ~。(ウマい

ちなみにこだまちゃんは「ケケケケ」系、でひびきくんは「ワハハハハ」系です。来園時に鳴いていたらチェックしてみてくださいね。

仲の良い2羽を撮影しようと思ったら、こだまちゃんがスズメバチを捕獲してくわえていました。

それに気づいたひびき君。「ちょーうーだい!」

こだまちゃん「あーげーない!パクッ」

 

また、7/8には「日立市かみね動物園」からメスのライオン、「ショウコ」がやってきてくれました。

気温が心配でしたが、幸いにもちょうど梅雨の涼しいときでした。

ショウコも生まれて初めての長旅で怖かったのだと思います。

当初は顔を見にいくたびに勢いよく窓にパンチしに来たりほえたりしていましたが、少しずつ環境になれてきてくれました

正真正銘の肉食女子ショウコは人間にはツンツンでしたが、

オスのレオンにはこれまた初対面から、お見合い窓越しにすりすりゴロゴロ甘える様子をみせております。

こちらも4週間ほどの別居ののち、8/3の休園日に初めての同居練習を行いました。

 

いまのところショウコのほうが堂々としていて、レオンはちょっぴり押され気味・・・

まだ微妙な距離感の2頭ですが、少しずつ慣らしていく予定です。

 

最後はイベント情報!8/1から、ホットな夏休み特別企画、「真夏のローチ展」を開催しています。

ローチとは・・・さくっと言いますがゴキブリのことです

とはいっても展示する3種は日本のご家庭の嫌われ者のクロちゃんではなく、

マダガスカル、アルゼンチン、コスタリカ、といった外国産のローチ。

そう、皆さんのイメージのゴキちゃんではありません

とはいってもキライなものはキライ!という方の目に入らないようにヨシズでかくしてあり、

「見たい人だけめくってね」という親切設計なのでご安心を。(隠されると見たくなるという心理をつく作戦です。)

このブログにも閲覧注意かもしれないので、生体の写真は載せません。ご安心を

ゴキブリの生態や分類など、ゴキブリについてお勉強もできるだけでなく、

ほぼ毎日11:30からゴキブリとのふれあい、タッチングもできちゃいます

触覚をイメージしたゴキブリカチューシャで記念撮影をすれば、気分はもうゴキげん!ゴキ・・・げん。

ゴキブリが大嫌いな人も、もしかしたらイメチェンができるかもしれませんので、

だまされたと思ってのぞいてみてはいかがでしょう?

一段とにぎやかになった動物園に、遊びに来てくださいね

 


動物園のリフォームの匠たち

2015年06月17日 11時28分16秒 | 日記

いよいよ甲府市も梅雨入りしました

雨上がりは動物たちの動きも活発となり、絶好の動物園日和になります。

雲の切れ間を見て、ぜひご来園くださいね。

 

さて、動物園には来園者が少ないときに活発になる生き物がいます。

それは・・・動物の飼育係さんたちです

来園者の少ない時間帯や休園日になると、獣舎のメンテナンスや新規動物舎の工事など、トントンカンカン、作業している様子が見られます。

 

ここはワライカワセミ舎。

なにやら、大掛かりな作業をしています。

実はここに、7月上旬にこだまちゃんのお婿さんが来る予定なのです。

そこで飼育担当者たちが、部屋を増設してくれています。

これは溶接作業。本格的です。

動物の飼育以外にも、こんな仕事をやっているんです。

 こだまちゃんにも、待ちに待ったおむこさんが来ますよ!

仲良しの夫婦になってほしいですね。ドキドキ・・・。

 

 

こちらは、モルモットのふれあいコーナー。

こちらには新しい仲間がお目見えします

そこに、夏の暑さがしのげるように、よしずを張っているようです。

さて、その新しい仲間とは・・・・チクッと可愛いこちらの2頭

ヨツユビハリネズミです

6/1にサンシャイン水族館からやってきました。

右の白っぽいほうがミルク、左の茶色いほうがココア。2頭ともメスです。

モルモットのふれあいコーナーの開設時間(10:15~11:45、13:15~15:15)にこちらにお目見えします。

夜行性のため、昼間はいがぐりのようにまるまって寝ていることが多いのですが、寝ている姿も可愛いんです!

みなさん、やさしく見守ってあげてくださいね。

 

 

さて、次は前回のビーバーフィーバーの続編となります。

人工保育の仔ビーバーたち(仮名ビー&バー)は近頃は毎日、両親がいるビーバー舎へ30~60分ほど泳ぎに来ています。

ビー&バー以外の2頭の赤ちゃんを育てている両親たちも普段より神経質になっており、

40日ほど離れ離れになっていた仔たちを警戒するそぶりがみられたため、担当者がお見合い用スペースを作ってくれたのです

「自分、何してるで?」お父さんのヨシキがのぞきに来ています。

現在は、30~60分ほど、ここにビー&バーを連れてきて、慣らしている状態です。

少しずつ家族との距離が縮まってくれますように

 

そして最後はこちら。

こちらは現在進行形のプロジェクトです。今年度、ここにも新規動物がやってきます。

現在は基礎作り。これまでにも動物園職員の手作りの獣舎がいくつかありますが、

なんということでしょう基礎から作るという、この技術とど根性

経費も原材料費のみのため、製作経費の削減にもつながっています。すばらしい

完成したらまたご報告いたしますね。

汗を流してがんばっている職員をみかけたら、そっと応援をお願いいたします。


ビーバーフィーバー2015

2015年05月18日 17時18分45秒 | 日記

新緑が美しい季節ですね。

毎年ゴールデンウィーク中の5月3,4,5日は遊亀公園で正ノ木祭りが開催され、動物園も大勢の人でにぎわいます。

そのけん騒もやわらいできた今日この頃ですが、園内では今なお熱いフィーバーが起きています

 

まずは先日ご紹介したワラビーの赤ちゃんですが、着地日あてクイズに当選した兒玉聖子さんより、ステキな名前をいただきました。

着地した4/27は「スイレンの日」だそうです。そこから、オスなら「レン」。

また、今はハナミズキの花が満開なので、メスなら「ミズキ」。

どちらになっても、とてもステキな名前ですね。兒玉さん、ありがとうございます!!

しかし、この赤ちゃん、カメラを持っているときに限って着地をしてくれず、未だに全身写真の撮影ができていません。

出そうで出ない・・・もどかしいですが、可愛い写真の公開まで、もうしばらくお待ちください

 

そして、新たな誕生も迎えました。

4/21にアメリカビーバーのユリアが、昨年に引き続き赤ちゃんを出産しました。しかも今年は4頭!

ところがお母さんのおっぱいが足りなかったようで、当日と翌日の体重測定では2頭の体重が増えず、

お母さんからも離れたところでちぢこまっていたため、その2頭を取り上げて人工保育に切り替えることにしました。

さて、この2頭ですが、最初は同じ動物用なのでネコ用の乳首でミルクをあげてみたのですが、まったく吸い付きません

思えばお母さんの乳首は梅干のような大きさだったので、人間の赤ちゃん用の人工乳首にかえてみたところ、ようやく少しずつ吸い始めました。。。

↑ユリアお母さんのおっぱいです。やはり本物を知るのが一番ですね。

 

初日は心配で眠れませんでしたが、徐々にミルクの飲み方も安定し、毎日増えていく体重を見ながら胸をなでおろす日々です

その日から3時間おきの授乳がスタートし、はじめは400g前後だった体重も、このブログ投稿の本日はほぼ2kgまでに大きくなりました!

最近ではヤマモモやカエデの葉などをかじったり、りんごやキャベツ、小松菜、サツマイモなどを食べるようになってきました。

お母さんが育てている2頭の赤ちゃんたちも順調に大きくなってきています。

お母さん組2頭は、最近午後2時に公開体重測定をしています。そのあとは、お楽しみのプール遊び。

昨年生まれたジャスミンお姉ちゃんも、自分から遊びに誘ったり、ちびちびたちをつかまらせて潜水してあげたり、

とっても面倒見の良いお姉ちゃんです。

そちらに合わせて、人工保育組も水を張ったたらいで、泳ぐ練習を始めました。

いつも最初は嫌がり、ビビリうんちをしてしまうのですが、途中からビーバースイッチが入ると、もぐってみたりはしゃぐ2頭。

生まれたときすでに、平たいオールのようなしっぽと、後ろ足の水かきをもっており、

泳ぎながら木や枝などを運んだりお母さんにつかまって泳げるように前足の指はものをつかみやすいようにできています。

逆にこれらがないとビーバーには見えないですよね。よく来園者の方にも、これはなんですか?と聞かれるビーバー仔たち。。

 

離乳が完了しておとなのエサが食べられるようになったら、家族のもとへ帰せるように、

あまりベタベタ可愛がらないよう、ビーバー寄りでいてくれるよう、できる限りクールに接するようにしていますが、

この愛くるしい生き物を前に、鼻息も荒く、脳になんらかの脳内物質が出ているを感じます

それでは、閲覧注意のかわいらしい赤ちゃんビーバーの画像とともに、さようなら、また次回もご覧ください 

(お母さん組のちびっこビーバー)

 (人工保育組、もう出たい様子)

(最初はおしっこも人工的に出していました。今は重くてできません・・・)

(成長を温かく見守ってくださいね!)


ワラビーの赤ちゃんが着地しました!

2015年05月01日 13時50分50秒 | 日記

春らしい陽気になったかと思えば、25℃以上の夏日が続く今日この頃。

甲府盆地はもともと昼夜の寒暖差がはげしいのですが、昼間こんなに暑くても明け方には暖房をつける日々。。。我が家だけ?

さらに動物たちの健康管理に注意が必要な時期になってきました。

 

さて、動物園では昨年の冬にお母さんワラビーのナズナのおなかのポケットの中に赤ちゃんワラビーを確認していました。

ワラビーは妊娠期間が約1ヶ月で、体重わずか1gほどのとても小さな未熟仔の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんが生まれるときに、お母さんワラビーは自分のおなかの毛をなめてなめて、ポケットの中まで道をつくり、赤ちゃんがポケットの中の乳首にたどりつけるように誘導します。

お母さんのポケットに到着した赤ちゃんは、半年以上このポケットの中でおっぱいを飲んで成長します。

この写真は別の赤ちゃんですが、ポケットの中はこんな風になっています。

このピンク色のメキシコサラマンダー風の生き物が、まだ毛の生えていない赤ちゃんワラビーです。

その赤ちゃんが、この春すくすく大きくなり、顔をのぞかせる日々が続いています。

動物園では3月末から、この赤ちゃんがポケットから外に着地する日をあてるクイズを行っていたのですが、

このたび4/27(月)についに着地いたしました!!

そして、この様子は休園日に取材に来ていた地元のテレビ局のカメラマンさんの熱心な取材によって激写され、その日の夕方のニュースでも放送していただきました。

この方が、なにか持っている美人カメラマンさんです。

スクープ映像をありがとうございます。

 

さてさて、着地日予想クイズには411名の応募をいただき、そのうちみごと4/27に予想してくれた方は10名いました。

この中から園長が厳正なる抽選を行った結果、この赤ちゃんワラビーの命名権が甲斐市にお住まいの兒玉聖子さん(26才)に当選しました!!

性別はまだ鑑定していないので、オスとメスそれぞれの名前を考えていただき、後日性別がわかったところでどちらかの名前に決定します。

どんな名前をつけてくれるのか、楽しみですね!!

肝心の赤ちゃんワラビーですが、その後の目撃情報が途絶えています。

天気の良い暖かい日には赤ちゃんワラビーに会えるかもしれません。

ラッキーな目撃情報、お待ちしています!!

 

そしてそして、動物園では現在ベビーラッシュの予感です。

近日中にお知らせしますので、お待ちくださいね。 


レポート!「お魚さんがやってきた!!」

2015年03月09日 16時05分32秒 | 日記

 昨年度から何かとお世話になっております、「富士湧水の里水族館」から

今年も移動水族館がやってきました!!

昨年も大好評だったにもかかわらず、ブログ記事にするのにもたもたしているうちに、

あれよあれよと大雪に見舞われ、昨年のイベントは期間途中で中止となってしまいました

 

その教訓をいかして今年は早めにレポートしたにもかかわらず、

ブログに載せるまでに時間がかかってしまい、大変申し訳ありません

まずはお魚たちの顔ぶれをほんの一部、ご紹介しましょう。

 

こちらはチョウザメの赤ちゃんです!

大人になると1メートルを超えるので、大きくなると当園には来られなくなっちゃいますね。

そして、一緒の水槽にはニジマスの赤ちゃんが。

知識のない私は「襲ったりしないんですか?」と聞いちゃいましたが、実はチョウザメってサメじゃないってご存知でした?

「ウロコが蝶みたいな形で、姿がサメに似ている」というのがネーミングの由来で、

チョウザメ目に分類される魚だそうです。古代魚のひとつなんだとか。

「チョウザメといえば、キャビア」しか知識がなかった私ですが、とっても興味深いですね。

 

こちらはアメリカカブトガニ。こちらも赤ちゃんです。最大で50cmほどになるとのこと。

こちらもカニという名前ですが、じっさいにはクモの仲間だとか・・・。ややこしやー

 

こちらは生きた化石として有名ですが、なんと5億年以上前から地球に存在していたそうです。

新人類の歴史が20万年といわれているので、我々などつい最近栄えたばかりですよ。

それなのに、現在では日本のカブトガニは絶滅危惧種です。

5億年もの間にあった様々な気象変化よりも、20万年たらずで急増した人類のほうが

生態系に与える影響が大きいとは・・・本当に考えさせられますね。

 

すべてをご紹介というわけにはいきませんが、このほかにも気になる淡水魚がたくさんです。

水族館のスタッフさんがいるので、くわしいお話を聞いてみると、とても興味深いですよ!

 

さて、こちらは、「ガラ・ルファ」の水槽です。

彼らは、古い角質などを食べてくれ、ヨーロッパでは医療にも使われています。

さっそく、私も指を入れてみると、みるみる魚たちが集まってきます。「たんとお食べ~。」

 

後ろから、心無い飼育員が、「顔ごと水につけて食ってもらえし。きれいになるら。」

(翻訳:顔も水にいれて食べてもらったらどうですか?きれいになるんじゃないですか?)

と甲州弁で「しわい」アドバイス(?)をあびせてきます

私だってできることなら、そうしたいですけど、そんなことをしたら魚だって食べすぎです。

ちゃんと、指1本だけ入れるように網がかかっており、そういう無茶はできませんので大丈夫です。

 

ツンツン、くすぐったいような不思議な感触でした。

この女の子の表情が物語っていますね

 

そしてこちらは、貝殻を使った工作コーナーです。

組み合わせによって、カメやウサギ、アザラシなどなど、出来上がる作品も十人十色です。

むずかしい作業はお父さん、お母さんに手伝ってもらいながら、オリジナル作品を完成させていました。

じゃじゃーん!

 

このように、とても楽しいイベント盛りだくさんの移動水族館。

今年の日程は残すところ、3/14、3/15の二日間です。

ふだんは見られない魚たちに、ぜひ会いに来てくださいね!