皆さん、こんにちは。
先日動物園の池でカルガモのヒナをみかけました。
1ヶ月前くらいから「カルガモの親子が泳いでいる」という噂を耳にしていたのですが、
やっと見ることができました。
このときはお母さんはおらず、2羽のヒナだけですいすい目の前を泳いでいました。
なんとも可愛らしいですね!
さて、今回の話題はこちら、ブラジルバクのハナと娘のユメカです。
ユメカは2年前の1月に産まれ、もうすぐ2才半になります。
以前から話は出ていたのですが、とうとうこのたび生まれ育った当園を離れて旅立つことになりました。
行き先は千葉県にある動物専門学校です。動物の飼育職を志す若者たちがたくさんいる場所なので、
ユメカも大切にしてもらえることと思います。
旅立ちの日はまだ決定はしていませんが、もうまもなくです。
そこでその準備として、移動当日に入る移動箱に慣らす練習を始めました。
バクはとても神経質な動物なので、まずは運動場に箱を置いてその存在に慣らすところからはじめました。
ある朝、2頭が運動場に出ると、そこに見慣れない箱が・・・。
当初は2頭ともおっかなびっくりでしたが少しずつ近づいていき、
においをかいだり、のぞきこんだりしていました。
多少怖がることが予想されていたのでまずまずの展開としてその日は終了し、バクたちは寝室へ戻りました。
そして、その2日後・・・。
バクの様子を見に行くと・・・
・・・おや? 誰かが中に入ってる!!
しかしよく見ると、これは使用する本人のユメカではなく、お母さんのハナちゃんです。
ユメカは奥で草を食べていました・・・。
その後もハナちゃんはこの箱に入ったまま出てこなかったり、
何度も通り抜けしたり、どうやら気に入った様子です。
「バクって神経質なはずでは・・?」という私たちをよそに、ハナちゃんは楽しそうな様子。
お母さんが箱を怖がらないことでユメカも安心してくれると良いのですが、
いまのところ肝心なユメカは箱に無関心です。今後は少しずつユメカ重視で慣らしていく必要がありますね。
こんな風に2頭が仲良くお昼寝をする姿が見られるのもあとわずか。
ユメカがいなくなるのはとても寂しいですが、希少なブラジルバクとして2頭は大切な存在です。
実はユメカと入れ違いでオスのブラジルバクがおむこさんとして当園にやってくる予定です。
これからもブラジルバクからは目が離せません!応援よろしくお願い致します。