イラクが初優勝 サッカー、アジア・カップ(共同通信) - goo ニュース
【ジャカルタ29日共同】東南アジア4カ国が共催したサッカーのアジア・カップは29日、決勝を行い、イラクがエースFWユーニスのゴールでサウジアラビアに1-0で競り勝ち、初制覇を果たした。
選挙番組を差し置いて、アジア杯の決勝を見ていたのだが、面白かった。
イラクにはおめでとうと言いたい。
イラクは韓国戦では(レフェリーもアレだったので)一昔前のアジアの試合をやってくれていたのだが、今日のは相手がサウジだったからかハマった感。
まあ不謹慎ながらベスト8で流れ弾で3人死亡、ベスト4でテロで50人死亡とくれば、お国の状況を心配せざるを得ない。せいぜいチグリス川にダイブするくらいにとどめて欲しい。
で、わが日本チームは相変わらずの決定力不足を露呈したのだが、そんな中で高原は終盤息切れしたもののさすがの4得点、やはりFWは海外修行しなくちゃダメだという声が上がると思われる。
しかしFWとしての能力差を感じさせてくれたサウジの選手は、全てが国内リーグ出身。またつなぐサッカーという線では先輩格のメキシコもまた国内リーグが主力。
この辺を見るに、どうも必ずしも海外に行きゃいいってもんでもないような気もするのですよね。
サッカーを外れて、日本がグローバルに強いモノをみてみると、2パターンに分かれるのかなと。
1つは世界標準を目の当たりにして、これじゃいけない、追いつけ追い越せだと常に他国をマークしながら努力してトップに立ったパターン。自動車や鉄鋼なんかがそうかなと。
1つは国内で文字通り一所懸命、職人が○○道というべき態度でモノを生みだし、それが結果的に世界に認められたパターン。マンガや野球なんかがそうかなと。
(まあディズニーやBルースのようなお手本はあったが)
要するに集団では前者、個人で後者のパターン。
イメージからすれば、個人で武者修行をやった奴は強いというイメージはあるけれど、マンガや野球の「業界」のように、国内に分厚く競争が激しい市場があるのであれば、そこで鍛えられた選手は結果的に世界に通用するということ。
その線で行けば、国内のリーグ戦の充実、あるいは競争激化策(外国人枠緩和など)が求められる策なのではないかと思うのだが、どうも全体の方向性はそうでないように見える。
まあ当方はサッカーは門外漢なのでかなり無責任にモノを言ってるのだけど、国内リーグの中で個を強くするにはどうしたらいいか、この点に絞っていろいろとモノを考えてみたらどうかと思う。
テクニカル的にはいろいろと考える人がいるのだろうから、それはさておき、ダイエット中である野球好きの素人である当方としたら、FWにも野球でいうバットマンレースのような目に見える数値を意識させたいという気持ちがある。
得点だけでなく、決定率、枠飛ばし率、2タッチ以上ゴール率などは(あるのだろうが)広く公開すべきであり、同時にバットマンレースで言うところの規定打席に相当する規定シュート数を定め、これ以下のFWは赤っ恥という状況をつくることで結構変わってくるのではないか。
今日の選挙もそうだけど、今の世の中、「空気」で動くんで、決定力不足も「空気」で解消の方向に・・・と思うのですけどね。