kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

今季のパとライオンズの今後に思う話

2005-09-25 10:31:49 | パ・リーグ
わがパリーグは、昨日の結果でプレーオフ進出チームが決定した(HとMが同率1位になってLが進出できない可能性も残っている・・・今シーズンについてはこれを望むが)。

シーズン前の順位予想は、外しではあるが、AクラスとBクラスで考えれば、いい線。
特にBsの健闘と、GEは100敗いかないことが予想通りとなったのはまあよかったなと。

しかし何より嬉しいのは、秋風が吹き始めた時期にパリーグの球場が賑わいを見せていることだ。
Bs主催ゲームでも実数で20000人超えというのは素晴らしい。

特にFC宮城の最終シリーズは、順位がアレであることは関係なく、全てチケットがソールドアウトという。
プレーオフ効果もあろうが、宮城の例、初芝引退シリーズの千葉マリンを見るに、リーグ全体に地域密着の意識が高まったことと思いたい。

この流れを止めてはならない。
この流れをリーグ全体で確かなものにしていかなければならない。

そのためには、とりあえず安定飛行域に達したH、そしてそこに達しつつあるM、Fに続き、GE、L、Bsの密着度を万全のものとしなければならない。

GE、Bsはその点、比較的簡単かもしれない。グラウンド強化こそ当面の課題だからだ。
パリーグにとって、グラウンドレベル強化より、観客席強化の方が遥かに難しい。
まあGEにとっては結構厳しいかもしれないが。

問題はLだ。
強くてもそれだけでは人気に結びつかないという辛酸をなめてきたのがLと阪急だ。プラスアルファが欲しい。

Lについては親会社の事情から球団売却説がくすぶっている状況である。
正直申し上げて、売却しちまえばよいと思うこともある。

何せ今年のパの球場の賑わいを見るに、飽きっぽくなった国民に一番“効く”のは球団のリニューアルなのだなと改めて思わせたから。

インボイスというちょいと冠にするは語呂がよろしくない(ソフトバンクよりマシだが)点はあるが、ダーティイメージがある現親会社よりは良いかなとも思ったものである。

だが幸か不幸か、この線はインボイスの株主が難色を示したためほぼ消えた。
また粛々と資産売却を進める西武・コクドグループにあって、少なくとも西武鉄道の社長は球団売却説を否定し続けている。

コクド社長が沈黙を保っていることがアレではあるが。
(西武球団はコクドの子会社である)

後藤西武鉄道社長は「ライオンズは西武グループ社員にとってかけがえのない存在」という。

この社会人チームチックな発想はともかく、グループがもはやファンド系の資本に委ねられ、まな板の上の鯉状態であることに変わりはなく、だとすれば、少なくとも球団が出す赤字は、グループにとって広告宣伝として正当な範囲に収まるレベルにまで抑えなければならない。

そのためには何が必要か。
主催ゲームを観客でいっぱいにすることだ。
そのためには何が必要か。
結局は球団が地域に愛されることに尽きるわけだ。

球団を残す動機が「グループの象徴」であれ、たどり着く結論が観客の方を向くのであれば、ファンにとっては何の問題もない。
むしろ民間企業が本気になって向いてくれるのであれば、下手な3セクまがいの“市民球団”より効果は高いかもしれない。

後藤社長もその点(地域密着)は認識している。
埼玉は全国的なイメージでいえば、サッカーの街になっている。
グループの本気度が問われる今後だ。頑張って欲しい。


さて、上記とは関係ないが、改めて・・・



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