グライシンガー巨人入り決定的(日刊スポーツ) - goo ニュース
ヤクルトを自由契約となったセス・グライシンガー投手(32)の巨人入団が決定的であることが9日、明らかになった。
(中略)
来季の巨人先発陣は極めて強固な布陣となる。エース上原の先発復帰は既定路線。完全復活し12勝を挙げた木佐貫とグライシンガーで右腕3本柱が形成される。左腕は今季の最優秀防御率の高橋尚、最多奪三振の内海がローテーション入り当確とみられる。残り1枠を野間口、金刃らで争うハイレベルな競争となる。上原に代わる守護神として、クルーンの獲得がすでに決定。6年ぶりの日本一奪回へ、原巨人は死角なく補強を進める。
経営の世界では、俗に2:8(にはち)の法則などといいまして、組織で活躍するのは構成員のだいたい2割くらいで、あとの8割はそこそこの活躍しかできないと相場が決まっているとされています。
これは大企業でも中小企業でも同じということで、言い換えれば、エリートが集まっていようが石ころが集まっていようが、この法則は適用されるということであります。
さらに突っ込めば、ある組織における2割クラスの優秀な人材をよせ集めて新しい組織をつくったところで、結局はこの法則が適用されるとすれば、活躍するのはこのうちの2割ということになるのですね。
ただ野球界においてこの法則が常に働くかというと、まあそうではなく、何年かに一度くらいの割に、この法則の端境期とでもいうか、確率のズレというか、人智がジンクスを破る瞬間が訪れたりします。例えば83年のL投手陣、85年のT打線、90年のG投手陣、95年S投手陣など。
(こういうのがあるから、外部補強路線に突っ走ってしまうのでしょうけどね)
で、以下全く検証抜きで申し上げるのですが、これはどういうことなのかと考えるに、2割の人たちと8割の人たちが、双方とも一皮むけた状態になると、全体のバランスは2:8のまま、チーム全体の力はアップするということではないかと。
ただし8割の人たちの中から誰かが2割の領域に入ろうとすると、あるいは外部から2割クラスの人を持ってきてしまうと、これは法則が発動して2割グループの中から誰かが追い出される形となる。
12勝投手が2人、8勝投手が2人いての3位だった年から、15勝2人、10勝2人で優勝となるとこれはアリだけれども、8勝投手のうち誰かが17勝してしまったり、外部から15勝投手を持ってくるとなると、3位の年の12勝のどっちかは8勝クラス以下に落ちるという。
90年代後半のミスターによる「ほしいほしい病」のときから、この法則は概ね発動していたように思えるのですが、もし来年度も発動するのであれば、グライかクルーンのどちらかは「肩にアケボノが乗っているようだ」といいながら帰国し、金刃は2年目のジンクス、残りの誰かが怪我という流れになりそう。
まあGの成績などどうでもいいのですが、上原が怪我するのは困る。9月以降ならいいけど。
それから逆に言えば、戦力絶賛流出中のC、L、Sもそう悲観することは無いのではないかと。
幸いドラフトもくじ引きに戻ったし、最近の高校生の身体の発育はたいへんよろしい。2割を担う子らは、比較的早くにに出てくるんじゃないかと期待しているところであります。
蟻で実験して試しにサボっている1割を除いたら残った集団がやっぱり9:1になったという話。
人間にも当てはまるなら2:7:1って事か。
>上原が怪我するのは困る。9月以降ならいいけど。
余りのドライさに思わず笑った。
>>上原が怪我するのは困る。9月以降ならいいけど。
>余りのドライさに思わず笑った。
むかし某掲示板でも同じようなこと言った覚えが。。
まあしかしこの法則を打ち破るには、小笠原クラスの
ジンクスを寄せ付けない何かを持っていないと厳しいのではないかと。
グライは雰囲気あるけど、クルーンはどうかな。。