レース自体は元営団地下鉄の小幡佳代子の力走以外は想定内だったのだが、ここにきて層の厚さを誇る我が国女子長距離陣もフン詰まり状態というか、次のが来ないやね。
サッカーでも野球でも相撲でもプロレスでも、そのジャンルが賑わいをみせる一時期には若手がガーッと台頭してくる時期があるんだけど、その次が続かないというのは結構あったりする。
で、そのジャンルや支えてきた選手が落ち目になったときに新世代というのは出てきたりする。単純に層が厚いからといって次から次へと選手が出てこないところがあるんですよね。
思うんですけど、活躍した世代のすぐ次にあたる世代というのは、活躍した世代のいいところ悪いところを、指導者を含め、吸収消化しきれずに育つというのがあるのではないかと。これら前世代の成功・失敗を評価し、吸収するには、世代的に5年から10年かかるというか。単純に力量的に対抗しきれないというのもあるだろうけど。
野球好き視点でいうと、ドラフトの当たり年なんかそんな感じだし、サッカーで言うと中田が落ち目になってから新世代は出てくるんじゃないのかな。
逆に相撲はこれからの新世代は楽しみかなと。
女子長距離陣についていえばこの点は裏切ってもらいたいのですけどね。
しかし大阪女子といえばアルフィーなのだが、ほんとよくやるよ。
ロサ・モタ、K・ドーレの時代からいまだに馴染めないのだけど、大阪の放送局は一芸を引っ張るよな。ファン以外は誰もがすぐ忘れてしまう曲なのに。
一時期の資生堂スポンサーの東京でもそうだったが“走る姿は美しい”みたいな曲でランナー映したって、フォームが美しいヌデレバ以外はちょっと厳しいだろうよ。
それに今年の曲はQueenの「Somebody to Love」のパクリじゃねえかと思ったのだが、それでも同じテーマの曲を毎年毎年という点はまあたいしたもんだ。
来年もトイレタイムにはなるだろうが。
話がらりと変わって、長距離ついでで箱根駅伝のこぼれ話などをひとつふたつ。
ウチの会社に某駅伝名門大学の体育会系OBの有力者がいるんですよ。その人は駅伝・陸上やってたんじゃないんですけど、かつての名選手で大学の体育会系のOBが集まるときには幹事役やら世話役やらやったりするんですよね。
で、1月の2週目に箱根駅伝の反省会だか激励会だかがあったらしくて、行ってきたと。そこでの話。
その1。
ライバルのK大学には絶対勝たなければならなかった。勝たなければ監督はクビの予定だったが、K大学まさかの失速でクビは免れた。
その2。
留学生のS君の起用については、学内でもモメにモメたらしい。だが彼は身分的には走らせたら速かったという一般の留学生であり、グローバル化は時の流れということでメンバーになった。反省会では推薦した側は肩身が狭かったという。
その3。
・・・ってこれは上記大学と関係ないが、脱水症状起こしたJ大学のキャプテンに水渡した監督、あれ中学時代に同じ市内で走ってたんだよな。恐ろしいくらい速かったのを覚えてるが、同じ年代の選手が解説者や指導者になると、年齢を感じるやね。
T大学とかK大学でもいろいろあったんだろうなあ。。
まあ、こっちも来年が楽しみでありますね。