goo blog サービス終了のお知らせ 

木もれ日便り

日々のできごと,里山のこと,本いろいろ

関東鉄道常総線 アートトレイン

2013-11-16 08:26:00 | 旅行

関東鉄道常総線が今年開業100周年で盛り上がっています。



下妻駅のイベント「イルミネーションナイト」を見に行くために,
久しぶりに常総線に乗ってみました。

そして,もう一つお目当ては「アートトレイン」

「イルミネーションナイト」とのコラボ企画で,
運が良ければ,ユニークな車内広告満載の車両に乗れるのです。
   こんな広告があるはず

 


 

 下館駅北口から乗りました

改札を入って,ホームにおりて・・・

    間違えた・・・ こちらは真岡線  

 

常総線はあちらです。



水戸線,常総線,真岡線が乗り入れる下館駅は
一応ターミナル駅なのでした。

さあ,乗ってみよう。

    整理券?

私は切符があるから,取らなくていいんだろうな。

料金表や運賃箱もあって,バスみたいな雰囲気です。

 

ところで,この車両は残念ながら,普通の車内広告でした。
でも,パークアンドライドの耳より情報あり。

 

下妻駅に着くと,駅前が賑やかでした。
以下,一つ前のページをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/kocarinabunko/e/86ad1ce3c43d4b5a89a3892f26423b01

 

幻想的な夜を楽しんだあとは,
「アートトレイン」に再チャレンジ。

「銀河鉄道の夜」の主人公「ジョバンニ」の
「ほんとうのさいわいとは,一体何だろう?」という問いに答え,
市民や市内の学校の子どもたちがメッセージを書いたのです。
それが,吊広告として飾られている車両があるというのです。

私が知っているお子さんの作品もあるはず。
それと出合える確率はとても低いのですが,
せめて,「アートトレイン」を見てみたい。

 

   どうか,出合えますように

 

改札を入ると,
下館行きと守谷駅が並んで止まっていました。
私は下館行きで帰りますが,
残念,普通の吊広告でした。

 

では,守谷行きのほうは?

ほんの数分間のチャンスを生かし,
線路を渡って(ちゃんと遮断機がついていて,渡れるようになってます)
守谷行きの車両に乗り込んでみた・・・・

 

あった~~~~~~!!

     たくさんのメッセージ 

 

何と,探していたお子さんのメッセージもこの中にあり,
奇跡的な遭遇に一人大喜び。
守谷行きに乗っていたお客さんにとっては,
さぞかし不審なひとに見えたことでしょう。

カシャカシャカシャ,と撮りまくり,
大急ぎで下館行きに駆け込み,無事下館駅に帰ってきました。

ところで,今回,「スイカ」デビューしましたよ。

行くとき撮ったものですが,
縦型の改札が新鮮。

そして,木製の手すりがなんとも趣のある,
下館駅 常総線乗り場なのでした。

 

11月17日には,下妻駅前で「駅前マルシェ」があるそうです。
栗山商店会の皆様のバイタリティに脱帽。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

粋な案内図 ~トーハク(東京国立博物館)~

2013-10-08 06:22:45 | 旅行

東京国立博物館のネタ第3弾


とても心がこもった案内図をご紹介します。

本館を急ぎ足で見学中,何かきれいな展示物があるぞ,と足を止めて見ていたら,
ボランティアの方が解説してくださいました。

 (解説なくして,この案内図のすごさには気付きませんでした。)
 

 

「触知図」というものだそうです。

「本館のさわる館内案内図です。
 目の見える人と見えない人が一緒に読む場面を思い描いて
 デザインされています。
 どうぞさわってみてください」
と書かれています。

 B1F 

 

 

       1F 

            2F 


手前に並んでいるのが,マークの説明
上のほうが館内案内図。
どちらにも,きれいでかわいらしい立体物がついています。

 

例えば,「13. 陶磁」コーナー

このボタンみたいなものは,本当に焼いて作ってあるそうです。
点字の表示もあります。

 

館内案内図のほうは  ↓  

      

素焼きから,釉薬をかけた状態まで,一つの平面で表され,
手触りの違いを確かめることができます。

 

「13.金工」  「刀剣」



           

            職人さんの手によるものだそうです。
            ひんやりつるつるしていました。

 

刀剣の刃の部分の断面模型。
「意外に薄いと思いませんか?」とボランティアさん。
本当だ!


 

「5,6.武士の装い」

   館内案内図 ↓

          

                  
       刀の柄と鎧の札のミニチュア。

 

「2 国宝室」

   館内案内図 
    このぐるぐるは何?

 

  博物館のブログを見たら,どうやら「絵巻物」を表しているようですが,
  ブログの写真と違うなあ。
  わかりやすく作り直したのかなあ?  

  → http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2011/05/30/%E8%A7%A6%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E6%9C%AC%E9%A4%A8%E6%A1%88%E5%86%85%E5%9B%B3%E3%83%87%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC/   (うわ,URLが長い)

 

「15.アイヌ・琉球」
 

      

   季節ごとに,「アイヌ」と「琉球」関係の文化財が交互に展示されているそうで,
   今は「アイヌ」。
   小さいけれど,手を抜かずに織ってある感じ。

 

ブレてしまってわかりにくいですが,
これは「漆工」
真っ黒つややかに漆が塗られています。
右下の茶色い長方形の中には,漆を塗り重ねていく工程が表されています。
ちょっとざらざらした感じからつるつるになる段階を,触って体験できます。
漆の工芸作品は,少しの埃もつかないように厳格に管理された場で制作され,
普通は触れることはできないので,
このような形で体験してほしい,という思いから作られたそうです。

 

解説員さんと話しながらこの「触知図」に見入っていたら,
講演会に遅れそうになりました。

今度また,ゆっくり味わいたいと思います。

夕日に輝く本館

 

 

 

<おまけ>

東洋館にあった「夢占い」のクッション

 

私がよく見るのは,空を飛ぶ夢  

       

 

裏側に夢の意味が書いてありました。        
         

             「失ったものを取り戻すことができる」 やった!


「ポニョ」みたいに町中が湖になる夢もよく見るので,
これが近いかな?と裏返してみました。

 

      

      「悪いことから清められ,いいことが起きるだろう」
            おねしょするぞ,じゃなくて良かった。

 

結構遊べたし,元気が出たぞ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京中央銀行・・・・?

2013-09-29 12:23:48 | 旅行

「半沢直樹」は痛快でしたね。

さて,ある建物の階段のところで,
なぜか大勢のひとが記念撮影しているので,
私も撮ってみました。

「東京中央銀行」の階段?
赤い絨毯がないけど・・・

 

 この建物の外観です 

 

そう,ここは東京国立博物館。

「秋の特別公開 夜間開館」の日をねらって行ってみたら,
見覚えのある階段があったので,
撮ってみたのでした。

来館者がとても多く,
誰もいない瞬間を撮るのはとてもとても大変でした。

さて,展示の目玉は酒井抱一の「夏秋草図屏風」

ひとだかりで,何とか斜めから撮ってみました。

 

過日,福島県立美術館で,プライスコレクションを堪能したとき,
酒井抱一の「十二か月花鳥図」などがあったのですが,
今回またこの画家の作品を見る機会に恵まれ,ラッキーでした。

この日は列品解説拡大版
「酒井抱一筆 「夏秋草図屏風」の魅力」
があって,380人のホールが満席になる大盛況。
作品の解釈,背景,抱一の人物像など,多岐にわたる内容で,
おもしろく,勉強になりました。

この日は本当にスペシャルな日で,
フルート&ハープのコンサートや
ガムランの演奏などもありました。

開場前から並んで席をゲットし,
幸せなひとときを過ごしました。

 

 

8時まで開館していたので,余裕で全館(本館,平成館,東洋館)制覇だ!
と油断していたら,結局時間が足りず,
最後は「♪蛍の光」に追われながら,
駆け足で見ることになりました。

抱一の作品以外にも,おもしろいものがいっぱいあったので,
また,のちほどご紹介します。

ちなみに東京国立博物館,愛称「トーハク」は,
基本的に写真撮影OKです。
撮影禁止マークのあるものは,慎重に避けて撮ってきました。

いいものは,広め合う,という姿勢でしょうか?
とてもありがたいです。

夜のトーハク

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若冲展

2013-09-16 00:07:46 | 旅行

9月上旬の日曜日,
福島県立美術館で開催中の特別展
「若冲が来てくれました-プライスコレクション 江戸絵画の美と生命-」
をみてきました。

ホームページやブログで「大混雑」の情報があり,
覚悟の上で行きました。
チケットを買うのに30分ほど並びましたが,
ともかく,入場できて良かったです。
駐車場に入るのにも,30分以上かかりました。

(実はこのときはまだ余裕があったようです。
 次の週には,1日の入場者が5000人を超えたそうですので…)

講演会の視聴も含めて,
6時間ほどかけて,じっくりと鑑賞しました。

期待以上の展示内容でした。




私がいいなと思ったところは・・・ 

  〇 日本画には勝手に静的なイメージを抱いていましたが,
     カラフルで命の躍動感あふれる絵の数々に驚かされました。
     動物,昆虫,植物など,生き物たちがいきいきと描かれています。

  〇 お子さんにこそ見てほしい,と展示方法に工夫がこらされています。
     例えば,作品名が
やさしく言い換えられています。
       「鳥獣花木図屏風」→「花も木も動物もみんな生きている」
     
     展示室の構成も,斬新。

     第1章「ようこそプライスワールドへ」に始まって,7章立てになっていて,
     第1章には,
     「目がものをいう」→「数がものをいう」→「〇と△」などのコーナーがあります。

     若冲の絵はどこ?と探すお客さんもましたが,
     応挙や蕭白などの名品の数々のあと,
     第6章「若冲の広場」で出合えます。

   
            
  〇 一部の屏風絵などが,ガラス越しでなく直(じか)に見られる!
     プライス氏の願いに沿っての美術館の大英断。
     傷みやすく,修復の困難な日本画では異例のことだそうです。
     見る側のマナーが問われる展示方法でもあります。

         
    
      

この日は講演会もありました。


講演会 
プライスコレクションの魅力―若冲、円山四条派、江戸琳派など―

講師:河野元昭氏(東京大学名誉教授、秋田県立近代美術館長)


自称「おしゃべり館長」の河野氏の

縦横無尽なトークを楽しませていただきました。

その上,何とプライス夫妻が同席
終了後にお二人からコメントもいただき,
会場は割れんばかりの拍手に包まれました。

 

図録もまた秀逸で,迷わず購入しました。
見返しに,被災した子らの笑顔の写真が載っています。
物語絵の説明に,漫画風に吹き出しがついていたりと,
とっても面白く,見ごたえがあります。

若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命

若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命

アマゾンでも購入できます。

 

混雑の中,休憩ルームでほっと一息。

 

 

記念撮影コーナー。
長沢芦雪の屏風絵の複製?
白いゾウと黒いウシ。

 

福島県立美術館は,常設展示もすごい!

ピサロやルノワールの絵もありましたよ。

 

東北道の事故渋滞もあり,行きは4時間かかりましたが,
行って良かったです。 

プライスさん,ありがとう。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発掘調査見学会&曝井&水戸愛宕山古墳

2013-08-15 22:34:43 | 旅行

那珂市で
「下大賀遺跡発掘調査現地説明会」というのが開かれたので,
行ってきました。

地域によっては気温が40度を超えるところもあったこの日,
発掘調査の現場を興味深く見学してきました。

遺物等の写真の掲載は控えますが,
私には,錆びた鉄の破片にしか見えないものが,
実は貴重な出土品であるとの説明を受け,
感嘆したのでした。

遺跡を掘る様子も見学。
普通の地面のようなところを小さなシャベルで地道に掘り進み,
建物の柱のあとやかまどなどを判別していく,
まさにプロの技でした。

詳しくは,茨城考古学会などのページが参考になります。
http://blog.livedoor.jp/takepon1017/archives/4535481.html

 

現地説明会は午前中で終わりましたので,
帰路,水戸の「曝井(さらしい)」に立ち寄りました。

水戸市街地にある愛宕山の近く,
「瀧坂」の途中にあります。
 

 

 「曝井」と書いてあります

 

「曝井」はこれのことかな?

 

1200年の歴史を秘めた万葉ゆかりの湧き水で,
乙女たちがここで布を洗い,さらし,干したそうで,
まことにロマンあふれる場所でありますが・・・

とにかく暑くて,蚊や蜂がぶんぶんしていて,
逃げ惑う私。
古代の乙女のたくましさを感じたのでした。

 

   風情ある段があったので,登ってみました。

 広場になっていました。

 

周辺を散策していると, 小高い丘がありました。

 

何と,前方後円墳でした。

水戸愛宕山古墳。

学生時代,水戸に住んでいたのに
知りませんでした。

 

 鳥居をくぐってみました

「茨城百景」の碑

 

 

後円部に,神社がありました。

 

 

おっと,
神社のすぐそばに石段が。
そして鳥居。
「愛宕神社」とあります。
社務所もこの右手にあります。

 

 

最近,「常陸国風土記」を巡る旅を思い立って,
ゆかりの地に足を運んでいるわけですが,
無限にありそうで,
今年だけでは,完結しそうにありません。

 

つづく…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする