行ってきました
待望の企画展。
植物たちのSOS
~レッドデータブックからの警告~
展示室の入り口をくぐると
巨大なRED DATA BOOK
絶滅危惧種の紹介文とスライド
展示室で特に心に残ったのは
まず、
イヌノフグリ
オオイヌノフグリと競合により、減少しているとのこと。
オオイヌノフグリのブルーの花に心惹かれ、
ブログ等に写真を載せてきた私は少々複雑な心境。
今度、イヌノフグリを注意して探してみたいと思います。
次に
オリヅルスミレ
はじめ2個体が採集され
そのうち枯れずに残った1個体が数年後に花を咲かせて
新種であることが判明。
しかし、自生地がダムで水没し、
帰る故郷もなく、
研究者や植物園の鉢の中でひっそりと生き続けているという、
ちょっと涙を誘うこの花。
鉢植えのオリヅルスミレが展示されていましたが
残念ながら花が終わっていました。
寂しいかもしれませんが、これからも生き延びて欲しいと思います。
そして
清々しい山岳の高原をバックにしたシカの剥製。
シカと植物の共生の図かと思いきや、
害獣として取り上げられていました。
絶滅危惧種の植物をシカが食べ尽くしてしまう恐れがあるとのこと。
しかし、
シカ以上の害獣は、
私たちヒトかも…。
この提言を心にとめようと思います。
最終コーナーでは、植物保全の取り組みをしている団体の紹介。
私がかかわっている「NPO法人里山を守る会」も入っていました。
自分が手がけた広報紙も展示されており、
うれしい限りです。
里山でお世話になっている
学芸員の小幡先生撮影の写真も
たくさん展示されていました。
特に
「タチスミレ」
の写真は、印象的で、
展示解説書の表紙も飾っています。
展示解説書(600円)はショップが混雑していて買うのをあきらめましたが、
夫が買っておいてくれたそうで、小躍りしてしまいました。