駒大「マスコミ講座」を終えて

相当きつい事だとは考えていたが、本当に大変な８ヶ月だった。
この歳になって敢えて「人生で今が一番忙しい！」と何度叫んだ事か。そして、こんなに真面目に勉強したのも初めてだった。しかし、引き受けた以上途中でやめる事はできないし、やっていて不思議なぐらい「やるっきゃない！」と自分に言い聞かせてやってきた。
当初の講座案内で記した「公共放送ＮＨＫ」の話は、自分で話していても「余り面白くないな」と思えてきたし、受講生が学生は殆ど居なく、一般社会人が殆どという状況の中で４回目ごろから、思い切って「最近の放送・新聞・雑誌から」と言う事に変更し講座を進める事にした。
そう考えて毎週毎週、次は何を視て貰い、どんな話をしようかと考えているとアッという間に一週間が過ぎてしまった。基本はＮＨＫの番組を視て貰い、それに絡ませた新聞記事や、週刊誌の記事をスクラップして紹介する。そして私自身の感想や考えを話す。そんな内容の連続で、本当にＮＨＫの番組を何度も何度もしっかりと視た。過去の名番組と思えるものも視て貰った。「ドキュメント太平洋戦争」や「のぞみ５歳」と言った、自分がとり貯めていたビデオも役立った。８月には「ＮＨＫ平和番組」が嫌と言うほど放送された。ある新聞記事によれば、何と８月のこの時期に８８本もの戦争関連特番が放送されたという。流石ＮＨＫの番組は素晴らしいと受講生からも言われたし、自分自身も改めてＮＨＫを見なおしたした。
しかし、一方では「戦争の悲惨さや残酷さを、ノスタルジックに伝えるだけ。あの戦争への反省と、どうしたら二度と戦争をしないように出来るのかの提案や訴えが不足」と言った厳しい批判もあった。
本当に良い勉強になった。そして色々勉強させられた。その中味については、この後折に触れ報告していきたい。
短く短く、と言いながら、直ぐまた長い駄文を書いてしまう。これも大きな反省点の一つだ。
今日はこの辺にしておきたい。