大同大学-高森裁判 経過ブログ

「ペンネーム使えますか?」
問い合わせただけで契約を解除された高森が、支援者とともに裁判を闘うドキュメンタリー。

やっちゃったかも?

2009-09-04 00:17:17 | その他
 京都のリテンションマネジメントの会社パシオってのがあって、そこの社長さんがやっちゃってます。
 リテンションってのがなんなんだろうと思ったら、若手社員がその会社に定着し、逃げ出さないようにするためのマネジメントをするんだそうです。ようは会社に将来性があれば良いと思うわけですが、ほとんどの会社に将来性がない現状では、将来性がないのにその会社に縛り付けておくのがお仕事ってことで、たいへん困難なお仕事を引き受けていらっしゃる会社だと思います。

 その社長さんの藤井哲也さんという方がブログで、ニート、フリーター、ポスドクを並べて税金泥棒呼ばわりしているので、軽く発火しております。炎上ってほどではありませんが。
 ポスドクは給料をもらって研究をして、税金も払っているので、当然、税金泥棒呼ばわりされる言われはないですし、これがオーバードクターの誤りだとしても、フリーターだとしても、税金は納めています。消費税も払っているし、なけなしの収入からも所得税も収めているし、そのた国保、国民年金なんかも取られているわけです(大きく社会負担という意味で税金に準じる)。なので、税金を払っていないというのは誤り。
 それから、ポスドクもオーバードクターもだいたいは努力をしていないなんてことはありません。フリーターだって、最初の一歩は自己選択だったかもしれません。ダンサーや歌手、俳優、研究社になりたいとか夢を持っていて、それに向かって走ってみたけど、それは狭き門。実際にはなれない人もいる。そうなったときには、ときすでに遅し。1回フリーターになっちゃったら、もう戻りたくても戻れない。ここはもう自己選択の余地がありません。つまり若いころの一回の判断で、その後の道がいろいろ閉ざされてしまうことが問題なんですね。
 雇用において何が問題なのか分かっていない人がやってる「リテンション」のプログラムってのも、どんなものなのかしら?と思っちゃいますね。

 そんなわけで、こんなことはいわれたくないと思ったみなさんが、書き込みをなさっているようです。ネットって、こうやってうかつなことをいうとすぐに拾われてしまうんですね。気をつけないといけません。

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