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ソチ五輪の感動秘話!

2014-02-17 09:50:47 | tv program
先日行われたソチオリンピック(2/15) 

クロスカントリー男子スプリント競技で、ロシア代表のアントン・ガファロフ選手がレース中に他国の選手と接触したのか突然、転倒

トップ集団から取り残される中、競技を再開しようと努めましたが
左のスキー板が折れてうまく滑れません


ゴール数百メートル手前でも激しく転倒



折れていたスキー板も粉砕し もはやどうすることも出来ない状況の中、一人のスタッフが1本のスキー板を持ってコース内に飛び出し
ガファロフ選手にスキー板を手渡し交換しました


このお蔭でガファロフ選手は、みんなとは大きく遅れたものの、無事にゴールすることができました



当初、このスキー板を交換したのは母国ロシアのスタッフと思われましたが
実はジャスティン・アズワースというカナダのコーチだったのです



同じチームの選手ではなく、競技では敵チームとなるはずなのに、そのカナダコーチは迷わずスキー板を差し出したそうです


「苦しんでいる彼を、そのままにしておくことができなかった」

競技後、コーチは咄嗟の判断で取った行動をこう説明しました



アズワースコーチのスポーツマンシップに対し、称賛の声が上がったのは言うまでもなく
最後まで勝負をあきらめずにゴールを目指すガファロフの選手の姿も、メダル争いにも引けをとらない名シーンでした



ですが・・・この話はさらに前がありました。。。




このカナダコーチは結婚をしていて、妻は元トリノ五輪のスキー距離女子団体スプリントのチーム員だったそうです


その決勝戦(トリノ五輪)でチームメイトに、ストックが折れてしまうというハプニングが起こりました


メダルのかかっている決勝戦。。。

そんな中で起こったハプニングによってメダルは絶望的と思われましたが、その中でまさかの事態が!



なんと決勝戦に出ているノルウェーのコーチがコースに飛び出て、カナダチームに新しいストックを渡したのだそうです

これで驚くのはまだ早く・・・



実はストックが折れていた時にカナダは4位まで後退し、メダルの届かない順位にいました


そして自分のチームのノルウェーはカナダよりも前におりメダル圏内だったそうです

このまま放っておけば強いカナダは順位を落とし、自国のチームがメダルを獲得するという状況下で
ノルウェーのコーチはストックを手渡したのです



その結果、カナダチームは順位を上げ、銀メダルを獲得

反面、自国のノルウェーチームは4位となりメダルを逃すこととなりました


なんとも皮肉な結果です。。。


メダルにこだわる人間ならば有り得ない行動で、その優しさを非難されるかもしれません


そんな中の勇気ある行動。。。




が、しかし
この行為はカナダ・ノルウェー両国で話題騒然となり、批判等をするのではなく 両国民はこのコーチを讃えました


カナダからはこのコーチに7400個ものメープルシロップが送られ、ノルウェー国内でもコーチが支援するガン撲滅慈善団体に270万円もの寄付が行われました






このトリノでの話をアズワースコーチは妻から聞いていたかもしれません



トリノ五輪の恩、優しさ、五輪マークの示す「他国との輪」という本当の意味の大会を行うために、ソチ五輪でアズワースコーチはガファロフ選手の元に飛び込んだのかもしれません




【ソチ五輪 感動秘話】転倒のロシア選手にスキー板を差し出したカナダコーチに世界中のメディアが大絶賛!男子スキー クロスカントリー ガファロフ



いずれにしても

まさに五輪憲章でうたう「友情、連帯、フェアプレーの精神」を具現化した行為だったといえますね




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