上山市に用事があったので、途中で昼食
久々に行ってみた『キッチンエコー』
ランチメニューは「白身魚のポワレ」で、かなり気になったのですが
ここは 久々の記念に「エコーライス」
以下【どよまん】によるエコーライスのレポート
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山形の洋食屋の草分け的存在として有名な「キッチンエコー」。50年前、先代・児玉正三さんが山形市旅篭町にオープンさせたお店だ。そしてその開店と同時に看板メニューとして誕生したのが「エコーライス」だ。
「エコーライス」はカレーライスに豚のカツを乗せたいわゆるカツカレーなのだが、当時はまだ珍しく、他のお店にはないメニューとしてサラリーマンの憧れとなった。それ以来、半世紀に渡り文字通り看板メニューとして愛される。
「たぶんうちが日本で最初にカツカレーを出したのかも」と2代目の児玉昇さん。「みなさん給料を貰うと食べに来てくれて。その頃(50年前)からのお客さんもいるから、今も一番緊張する料理かな」と語る。
厨房には鶏がらと野菜を煮詰めた寸胴が。「これでブイヨンを取る。だいたい5日ほどかかるよ」
なんと、キッチンエコーではブイヨンを5日ほどかけて煮出す。カレー粉は東京のスパイス専門店が熱を持たないように製粉したものを使用。カレー粉にオイルや独自の素材を入れてルーをつくり、煮出したブイヨンと一緒にしてはじめてカレーの状態となる。そこから2日煮込み2日寝かせる・・・なんとカレーを作るのに10日近く時間をかけるのだ。
児玉さんは寸胴のカレーをかき混ぜながら言う。「たまーに切らしちゃう。そうするとすぐには作れないからお客さんには申し訳なくてね。でもこの作り方は変えられないから」
できあがったエコーライスは、とてもいい香りがする。気持ちのいいカレーの香りだ。5ミリほどの少し薄めのカツ、そしてカレーとライス。全てを口に含むと・・・うまい、最高のバランス、そして最高の旨味とコク。半世紀の味は伊達ではない。
食べ終わったあとも、とても爽やかなのに驚いた。胸焼けなど全くない。食べたあと、すぐにまた食べたくなる不思議な味。そう「こだま」が返るようにまたお店に来よう。エコーライスを食べに。
○エコーライス 893円
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山形市/『キッチンエコー』
山形市飯田3-1-7
営業時間 午前11時30分~午後10時30分(LO午後10時)
定休日 木曜
電話 023-632-3901