狭い国土である。
島国のせいか、むかしから一致団結しやすかった。
もっとも先ごろは、若い外国の方を見かけることが多くなった。
ふいに狭い露地から、わらわらと自転車に乗って登場されるから、びっくりする。
互いに談笑されるのだが、こちらは、それがまったく理解できない。
ともあれ、言葉も風習もことなるところで、職を見つけ、なんとか暮らしておられる若い人たちにエールを送りたい。
自分だったらどうだったろう。
異国で……。
彼らと同じ境遇になっていたら、と考えてしまう。
市当局に要望したいこと。
彼らとの接点を、たまに設けてはいかがでしょう。
互いの違いを認め合う良い機会となる。
細かいところまで知るにはおよばない。
言葉が通じなくても、人間同士、わかりあえることがある。
「まあ、なんとかなるでしょう」
こういった態度がいちばんいけないように感じる。
放っておいてはいけない。
彼らと出会える場所を、行政当局におかれては、意図的につくっていただきたいものだ。
歌が好きで、わたしはよく近隣にでかける。
S市が近年、設けられた公園である。
直売所あり、子どもの遊び場あり。
カラオケで唄える場所がある。
それはなんと、ビニルハウスの中である。
まわりが田園地帯だから、それが風景になじんでいる。
主だったところはむろんお年を召した方々で、若い方はめったにおやりにならない。
ビニルハウスわきのテントの下でバーベキューである。
「演歌は大きらい。うるさいよ」
と、耳ふさがれる若者がおられる。
一方で、興味を示し、ハウス内に、わざわざ入りこんで来られる人もいる。
年端もいかない子どもさんが、足音軽くかけよって来ては、じいっと歌に興じるお年寄りたちを見つめる。
そんな光景を目にするのは、とても趣がある。
国内、国外を問わない。
どうして二十一世紀の時代に、この地球上に存在、あるいは存在させられているか。
しばらくは黙考してみてはいかがでしょう。
せっかくの出会いである。
血で血を洗うがごとき争いを、決してすることなかれ。
互いのことを真に認め合うチャンスととらえよう。
言語が違っても、互いに笑顔で握手をかわし、言いたいことを言い合ってみましょう。
島国のせいか、むかしから一致団結しやすかった。
もっとも先ごろは、若い外国の方を見かけることが多くなった。
ふいに狭い露地から、わらわらと自転車に乗って登場されるから、びっくりする。
互いに談笑されるのだが、こちらは、それがまったく理解できない。
ともあれ、言葉も風習もことなるところで、職を見つけ、なんとか暮らしておられる若い人たちにエールを送りたい。
自分だったらどうだったろう。
異国で……。
彼らと同じ境遇になっていたら、と考えてしまう。
市当局に要望したいこと。
彼らとの接点を、たまに設けてはいかがでしょう。
互いの違いを認め合う良い機会となる。
細かいところまで知るにはおよばない。
言葉が通じなくても、人間同士、わかりあえることがある。
「まあ、なんとかなるでしょう」
こういった態度がいちばんいけないように感じる。
放っておいてはいけない。
彼らと出会える場所を、行政当局におかれては、意図的につくっていただきたいものだ。
歌が好きで、わたしはよく近隣にでかける。
S市が近年、設けられた公園である。
直売所あり、子どもの遊び場あり。
カラオケで唄える場所がある。
それはなんと、ビニルハウスの中である。
まわりが田園地帯だから、それが風景になじんでいる。
主だったところはむろんお年を召した方々で、若い方はめったにおやりにならない。
ビニルハウスわきのテントの下でバーベキューである。
「演歌は大きらい。うるさいよ」
と、耳ふさがれる若者がおられる。
一方で、興味を示し、ハウス内に、わざわざ入りこんで来られる人もいる。
年端もいかない子どもさんが、足音軽くかけよって来ては、じいっと歌に興じるお年寄りたちを見つめる。
そんな光景を目にするのは、とても趣がある。
国内、国外を問わない。
どうして二十一世紀の時代に、この地球上に存在、あるいは存在させられているか。
しばらくは黙考してみてはいかがでしょう。
せっかくの出会いである。
血で血を洗うがごとき争いを、決してすることなかれ。
互いのことを真に認め合うチャンスととらえよう。
言語が違っても、互いに笑顔で握手をかわし、言いたいことを言い合ってみましょう。