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【写真:堀】カイザリア
次の見学は十字軍時代の要塞です。バスから降りるとまず目に入るのは、皇居を囲んであるような堀です。もちろん水はありません。その堀にかかった橋の上で最初の説明を聞きます。
「この建物は13世紀に建てられたもので、当時は難攻不落と言われたそうです。防御するために、いくつか仕掛けがありますが、まず水攻めの堀ですね。ここを渡ろうとした途端にザァーッと水を入れちゃって、溺れさせてしまうんです。それでもめげずに渡ってきた人には、次の手が待っています。どうぞこちらにおいでください」
建物の入り口の所で、再び説明を聞きます。
「上を見てください。大きな穴がありますね。次の手というのはあの穴なんです。あの穴から、今度は熱湯を浴びせるんです」
「ひえ~、ここから熱湯ですか」
「それでも運のいい奴は、まだ突き進んできますよね」
「次はどうするんですか」
興味津々です。さすが殿方、こういう話になると身を乗り出して聞いています。
「三つ目はですね、じゃあ、中に入りましょう」
ぞろぞろと後から続きます。入り口で見た限りでは、突き当たりのように見えた通路が、途中で右に折れていました。
「ごらんのようにですね、L字型に曲った通路なんです。どういうことかと言いますと、馬は前へ前へと勢いよく走ってきますから、途中で止まることが出来なくて、当然のことながら、向こうまで行って突き当たってしまいますね。そこでドドドッと落馬して、怪我をして・・・それで人数がかなり減りますね」
「ははは~~」
「な~るほど~。よく考えたもんだな」
「残った何人かは、このL字型の通路を右に曲ろうとしますが、最後にもう一度、あの上から熱湯を浴びせるという、非常に手の込んだ戦いをしたそうです。かの有名なナポレオンでさえ、ここは落とせなかったと言われております」
「ふ~ん」
感心して言葉がでません。天上は、上から圧力をかけても耐えられるアーチ式の建築様式。礎石に使われている大理石はヘロデ大王の時代のもので、イタリアやエジプトのアスワンから運ばれたということでした。まことに感無量です。
次の見学は十字軍時代の要塞です。バスから降りるとまず目に入るのは、皇居を囲んであるような堀です。もちろん水はありません。その堀にかかった橋の上で最初の説明を聞きます。
「この建物は13世紀に建てられたもので、当時は難攻不落と言われたそうです。防御するために、いくつか仕掛けがありますが、まず水攻めの堀ですね。ここを渡ろうとした途端にザァーッと水を入れちゃって、溺れさせてしまうんです。それでもめげずに渡ってきた人には、次の手が待っています。どうぞこちらにおいでください」
建物の入り口の所で、再び説明を聞きます。
「上を見てください。大きな穴がありますね。次の手というのはあの穴なんです。あの穴から、今度は熱湯を浴びせるんです」
「ひえ~、ここから熱湯ですか」
「それでも運のいい奴は、まだ突き進んできますよね」
「次はどうするんですか」
興味津々です。さすが殿方、こういう話になると身を乗り出して聞いています。
「三つ目はですね、じゃあ、中に入りましょう」
ぞろぞろと後から続きます。入り口で見た限りでは、突き当たりのように見えた通路が、途中で右に折れていました。
「ごらんのようにですね、L字型に曲った通路なんです。どういうことかと言いますと、馬は前へ前へと勢いよく走ってきますから、途中で止まることが出来なくて、当然のことながら、向こうまで行って突き当たってしまいますね。そこでドドドッと落馬して、怪我をして・・・それで人数がかなり減りますね」
「ははは~~」
「な~るほど~。よく考えたもんだな」
「残った何人かは、このL字型の通路を右に曲ろうとしますが、最後にもう一度、あの上から熱湯を浴びせるという、非常に手の込んだ戦いをしたそうです。かの有名なナポレオンでさえ、ここは落とせなかったと言われております」
「ふ~ん」
感心して言葉がでません。天上は、上から圧力をかけても耐えられるアーチ式の建築様式。礎石に使われている大理石はヘロデ大王の時代のもので、イタリアやエジプトのアスワンから運ばれたということでした。まことに感無量です。
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