イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

101.黄金のドーム

2006年10月28日 | Weblog
 【写真:天井から見た黄金のドームの中】
〈岩の回りがぐるりと広い通路になっていて、赤いじゅうたんが敷かれていた。そこが祈りの場であり、またこの岩の下が洞穴になっている〉


 エルアクサ寺院を出て、同じ敷地内にある黄金のドームに入りますが、ここでも靴を脱ぎ、手荷物を置いていかなければなりません。皆さんを送り出した後、私はここでも番をしながら、昨年のガイド峯崎さんの説明を思い出していました。

「ここはエルサレムの中心、あるいは、世界のヘソとも言われている黄金のドーム、正式には岩のドームと言います。イスラム教では、この岩からですね、マホメットが天使を従えて、馬に乗って昇天したと伝えています。今でも岩の上に、マホメットの足跡、天使ガブリエルの手の跡と言われるものが、残っているんです」

「旧約聖約によりますと、ここはアブラハムが、イサクを捧げようとしたモリヤの丘であり、ソロモンの神殿があった場所でもありますね。またこの岩に、魂の井戸と呼ばれる洞穴がありますが、そこでアブラハム、ダビデ、ソロモン、マホメットが祈ったであろうと伝えられています。後でどうぞ、下りて行ってご覧ください」

「それからですね、ちょっと上のあの青い所にですね、ず~っとアラビア文字で何か書いてありますが、あれはですね、クリスチャンの方には申し訳ないんですけど、キリスト教に対する呪いの言葉を書き連ねてあるんだそうです」

 そんなことを思い出しているうちに、皆さんが戻ってきました。どの方もその表情にはアブラハムとサラのような雰囲気がただよっています。倉田さんの提案で、ドームをバックに記念撮影をした後、別の道を通って再び嘆きの壁の前に出た時は、祭りが盛り上がっていて、何ともいえない独特な歌声が響き渡っていました。

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