着物の帯

着物を着られないのは、帯が結べないから。

帯を結ぶ前の着物を着るところまでは、子供歌舞伎をやっていた事もあり、何となくはわかる。

もっとコツのいる着方があるかもしれないけれど、とりあえず帯が問題。

何度か練習しても、なかなかお太鼓が決まらない。

人に習った方がいいような気もするけど、できる限りは自力でやりたい。

背中に手が回るタイプでもなく、長時間はつらい。
筋つりそう。

毎日少しずつ練習しよう。
ストレッチもこの際やろう。


歌舞伎の番組をテレビで観て、
単純な私はすっかり魅力されてしまった。
でもでも、ここから歌舞伎を観に行こうと思うと、泊まりがけだな。
お金貯めないと。

子ども歌舞伎の事。
舞台に出る前の緊張感。
化粧の匂いやなんやらを思い出した。
私はおばあさん役だったので、
とても地味だった。
最後刺されて死んでしまうし。
何の話だったのかなあ。
うろ覚えだな。

セリフがやたら長くて本番途中で少し止まってしまった。

終わったあと、その役をやった事のあるというおじさんから、
「あのセリフは長いから止まっちゃうのわかるよ」
と優しく声をかけられた。

懐かしい。

大人になってから、歌舞伎やりたいなあ、と思ったけど、女はやれないのね。
残念だわ、と諦めた。

それから何十年も経ったけど、歌舞伎はおばさん達の道楽なんて思っていたし、私には程遠いわ、なんて感じだった。
ふふ、そのタイミングが来たと言うべきか。
おばさんだもの。
5月で45才。
今年は子どもたちに多額の学費がかかるから無理と思うけど、
歌舞伎を観に行くという目的ができた。

まだまだ頑張れるわ。