金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。
第4回例会は2008年8月23日に開催された東京創元社相談役の戸川安宣さんをお迎えしての石川県立図書館のおしゃべりサロン「海外ミステリの面白さを語ろう(海外編)」への参加としました。
全体で20数名の参加で、当部からの参加者は8名でした。
各自のおすすめの海外ミステリの紹介の後、戸川さんが海外作家からサインをもらった時の話をうかがいました。特にドン・ペンドルトンからサインをもらった時が一番心に残っているとのことでした。『ダヴィンチコード』の翻訳者越前敏弥さんが金沢市出身ということで、翻訳の話になり、平井呈一さんの訳は英語と完全に一致していないが怖いとか、都筑道夫さんが子ども向けに翻訳を頼まれたがとても子ども向けの内容ではなかったので、登場人物と設定だけ借りて作り、後日それが少し変えた形でまた別の叢書に使われたとか、訳者によって得手不得手があるとか、元編集者ならではの裏話が聞けました。
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