署名運動では、病院だけでなく、さまざまな団体にお願いに行きます。
千葉県で再現美容師をしている木野さんは、毎年、求人でお世話になっている美容学校に協力をお願いすることにしました。
美容師という仕事は、女性を
「もっときれいに」する仕事です。
Voice of patientの趣旨は、
「元の自分に戻る」お手伝いです。
はたして、夢を与える仕事を目指す学生さんたちが、女性が普通に戻るための運動に、賛同してくださるのでしょうか?
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木野さんのブログからー
お願いしてあった柏にあるパリ美容専門学校から署名が送られてきた
194名分もあった
当たり前だが文字は人それぞれ個性がある
ガイダンスに行ったのでなんとなく思い浮ぶ生徒さんもいる
ちょっとやんちゃで元気が余った子も多かったけど、みんな参加してくれたと思うと
少し目頭が熱くなった
その重みを心にひしひしと感じる
署名活動はスタートしている ゴールは厚生労働省に行き 補正具の助成が受けられるようになることだ
確かに遠い道のりだが、やっぱり最後までやり続けなきゃ強くと感じる
千葉県で活動しているのは自分一人
う~ん 微力だ
いろんなとこにお願いしよう
きっとまだまだできる事があるはず
(ブログはここまで)
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194名分の署名。。。
署名用紙をお持ちして、ただ学校の先生にお願いすれば簡単に集まる、というものではありません。
そこにはこれまで木野さんが先生との間に培って来た、人と人との絆があったといいます。
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木野さんのブログからー
お願いした T 先生
ここ2年ぐらいのお付き合いである
その学校とのお付き合いは3年ほどになる
その年どうしてもスタッフが欲しくて電話して、直接お願いしに出かけた
求人票は毎年送っていたが、直談判は初めての経験だった
2校まわっって、1校目は反応が悪く、「やっぱり駄目か」と2校目の学校に向かった
就職担当の女性の先生に,自分の思いを伝えた。
「うまくいかない事も多かったけど、今までとにかく人を育てる事に情熱を注いできました」と
先生は何かを感じ取ってくれたらしく、すぐ生徒を見学に送ってくれた
その生徒さんは今も店一番の元気者として頑張ってくれています
そこから毎年生徒さんを送ってくれるようになりました
ただ昨年、面接まで行った生徒さんがいました
彼女は、成績もよく 笑顔の素敵な方でした。ただある面で気になる点があり
うちのお店に合わないと面接で判断しました
正直普通に考えたら、贅沢な話です
ただ、自分が引き受けたらどんな事してでも育てる気持ちで育てるつもりで入社してしてもらっています
ただ自分がいいほうに変えてあげられない部分もやっぱりあります。そんな話を
「せっかく面接したのに引き受けることができませんでした」自分の思い手紙に書いて伝えました
実は不合格を出したお店から「申しわけない」と学校に手紙が来たのが初めてらしく
主任先生がえらく感動して、そこから今まで以上に深いおつきあいになりました
今回 署名運動に協力した T先生です
やっぱり熱い方らしく 心が通じ合う方です
今回も先生の独断で動いて1人で、生徒さん 職員の署名をもらってくれました
T 先生も 署名に協力してくれた生徒さんも
なんか
心が温まるとというか
人っていいなと思うし
1人じゃないんだって
改めて感じました
とにかく感謝です。この署名の重さは心に刻まれた深さです
医療費の助成が受けられまでやり続けます
ありがとうございました
(ブログはここまで)
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どんなに世の中の為になると思える内容でも、そこに人と人との共感が得られなければ署名運動に賛同していただくことはできません。
ひとりひとりの人間としての信頼関係、おもいのつながりの大切さを改めて考えさせられたできごとでした。