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みんなの声を届けるまで

Voice of patient☆患者の声

はじめに

命にかかわることではないけれど、女性にとって元の姿に戻ることは、前向きに一歩をふみだすためのあとおしです。 Voice of patientでは、女性のがん治療にともなう補整具(医療用ウイッグ、人工乳房、補整下着、パッド等)を医療費控除の対象に!という声を広げ、行政に届ける署名運動を行っています。

ケア帽子を届けよう!

2011-04-25 10:58:49 | NPO
「被災地のがん患者さんに、ケア帽子や医療用ウイッグを届けよう」という運動が立ち上がっています。

One World プロジェクトという、医師やがん患者サポート団体、がんサバイバーの有志が集まって立ち上げた活動です。


HPはコチラ→ 

被災地の患者さんたちに何か協力したくてもどうすればいいのかわからない状況の中、このようなパイプを作って下さることはありがたいことです。

さっそくVoice of patientでも、母体のNPO法人日本ヘアエピテーゼ協会に働きかけ、先週からこの企画に参加することになりました。

プロジェクトの締め切り日を見ると、すでに1回目は終了し、第2回目の締め切りは4月28日。
もう何日もありません。

加えて医療用ウイッグを送るといっても再現美容を行っているヘアエピテーゼ協会では、患者さん一人一人に合わせてカットするウイッグの原型しかなく、完成品となると治療が終了した患者さんに声をかけて寄付を募るしかありません。

それはスケジュール的にちょっとむずかしいということで、今回はヘアエピテーゼ協会メンバーでケア帽子を縫って製作することになりました。

先日このブログでも記事にしたように、メンバー数名が偶然にもケア帽子を作っていましたので、製作が初めてのメンバーに型紙を送ったり、縫い方をアドバイスしたりして協力体制を整えました。



まず、署名運動でもパワー全開の再現美容師chikaさんから「タオル帽子、一晩で10個、一気に縫いました~。あと3個、治療中の友人用に作ってます!」とメールが。。。

千葉のサロン、ANGERIQUEや関西のサロン、アッシュでもスタッフ総出でお裁縫。

写真はアッシュの八木さんと奥サマ。
お裁縫は中学以来の経験です。

つづいて、鳥取のちぃさん、長野ののむりえさんからも完成の通知が。。。


あらら。。。言い出しっぺの私も何とか間に合うように進めなくては、と先日junさんにいただいたタオル帽子の型紙で製作を開始。

しかし、手縫いの上、頭頂部にマチがあり、ギャザーを寄せたりと行程が多いため、1個作るのに何と3時間もかかってしまいました。


しっかりしていて良いのですが、もう少したくさん作りたいので、ここで作り方を変更。



先日、がん友の猫目さんにモニターになっていただいた、ロケット型の4枚はぎバージョンをミシン縫いで。


ユザワヤで見つけた赤ちゃん用のソフトな生地で、義母にも手伝ってもらい、何とか8枚仕上げました。

あと一枚で計10枚。最後の一枚は、junさんがブログで紹介されていた、型紙なしの簡単タオル帽子で製作。これは手縫いで40分でできました。


ウエッジウッドバージョンです


左が型紙で作ったもの。右は簡単バージョン。


今回、ケア帽子を製作するにあたり、作り方もいろいろ調べてみました。

手間がかかれけれど丈夫なもの、肌触りがよくて疲れないもの、すぐに作れて手軽なもの。

ネット上で作り方を公開されている方もいらっしゃいます。


ちょっと器用な方は手作りにトライして、被災地や化学療法中のお友達などに贈られてみてはいかがでしょう。

One World プロジェクト第2回目の締め切りは、4月28日。詳しくは、上記HPをご覧下さい。

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「女性のがん治療に伴う補整具を医療費控除の対象に!」

Voice of patientの署名運動にも、引き続きご協力お願いします。















再現美容師、日本海テレビで語ります。

2011-01-31 10:15:40 | NPO
乳がん体験者で再現美容師の横川千歳さん。

本日、日本海テレビ「EVERY日本海」というニュース番組に登場します。

取り組んでいる、Voice of patient「女性のがん治療に伴う補整具を医療費控除の対象に!」

の署名運動についても語ります。


横川さんは、お母さんから受け継いだ鳥取県の「女神美容室」で活躍中。

中国地方5県中、唯一のNPO法人ヘアエピテーゼ協会認定の再現美容師さんです。

放送時間は17:50~19:00の間。山陰地方の方は、ぜひご覧になって下さい。






8歳の息子さんと5歳の娘さんを持つママさん美容師でもある横川さんは、2009年に乳がんの手術を受けました。

現在はホルモン療法(エストロゲンの生産を抑制させる注射やエストロゲンの働きを抑える薬)を受け、30歳代ながら更年期障害の副作用に悩みながらも、自身の経験を生かし、がんや脱毛症の患者さんのためにかつらを作っています。



医療用ウイッグを作る側と作ってもらう側。

双方が患者の場合、つらい気持ちがわかり合える半面分かり過ぎて泣いてしまうこともあるといいます。

まだまだ再発の不安や、副作用に悩みながらも、ダンナさんや子ども達との泣き笑い生活をつづったブログ『ちぃさんブログ』には、そんな横川さんの素顔が覗きます。



昨年11月には、朝日新聞(中国地方版)にも掲載していただきました。
以下はその内容です。

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装い「普通」取り戻す
日本ヘアエピテーゼ協会鳥取支部 横川千歳さん




鳥取県倉吉市で「女神(め・がみ)美容室」(0858・22・4098)を営む美容師の横川千歳さん(37)は、抗がん剤や放射線による副作用で脱毛した人たちに、医療用かつらを作っている。
 
昨年1月、乳がんが見つかった。一緒に美容室を切り盛りしていた母も大きなショックを受けていた。その5日後、母が心筋梗塞(・・こう・そく)で急逝した。
 美容室を再開しなければいけなかった。だが左の乳房を取った手術の後遺症で、左腕に激痛が走り、腕が上げられなくなった。前のように働けるのか。危機感に襲われた。

乳がんを患った美容師は、どんな仕事をしているのか。インターネットで調べ、脱毛前の髪形をかつらで作る「再現美容」に取り組むNPO法人「日本ヘアエピテーゼ協会」を知った。かつらや下着など、治療の影響で必要になる「補正具」への費用補助を求める署名活動もしていた。

 横川さんは腕のリハビリをしながら協会でかつらの作り方を学んだ。店は、中国5県で唯一、協会認定の「再現美容室」となった。

 普通のかつらは、生えている髪に金具で留めるものが多い。医療用は裏側にメッシュ素材を使うため、蒸れにくく滑りにくい。人工毛と人毛をまぜたかつらにはさみを入れ、髪形を整える。料金はどんな髪形でも12万6千円。
横川さんは乳がん再発を防ぐため、女性ホルモンの分泌を抑える注射を打っている。そのせいで洗髪時の抜け毛や髪が細くなる悩みを抱えている。

かつらを注文した患者と、互いの悩みを言い合う。乳房だけでなく髪の毛も失う乳がん患者のショックは大きい。「きれいになりたいというより、みんな普通の生活がしたいだけなんです」

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「女性のがん治療に伴う補整具を、医療費控除の対象に!」



今現在も、女性としてのボディ・イメージのギャップに悩んでいるがん患者さんが大勢います。

行政を動かすには、数の力が必要です。みんなの声を届ける為に、声の輪を広げましょう

電子署名は、左サイドの署名tvのリンクからできます。

賛同してくださる方は、ブログやtwitterでご紹介下さるとうれしいです。

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