乳がん体験者で再現美容師の横川千歳さん。
本日、日本海テレビ「EVERY日本海」というニュース番組に登場します。
取り組んでいる、Voice of patient「女性のがん治療に伴う補整具を医療費控除の対象に!」
の署名運動についても語ります。
横川さんは、お母さんから受け継いだ鳥取県の「女神美容室」で活躍中。
中国地方5県中、唯一のNPO法人ヘアエピテーゼ協会認定の再現美容師さんです。
放送時間は17:50~19:00の間。山陰地方の方は、ぜひご覧になって下さい。
8歳の息子さんと5歳の娘さんを持つママさん美容師でもある横川さんは、2009年に乳がんの手術を受けました。
現在はホルモン療法(エストロゲンの生産を抑制させる注射やエストロゲンの働きを抑える薬)を受け、30歳代ながら更年期障害の副作用に悩みながらも、自身の経験を生かし、がんや脱毛症の患者さんのためにかつらを作っています。
医療用ウイッグを作る側と作ってもらう側。
双方が患者の場合、つらい気持ちがわかり合える半面分かり過ぎて泣いてしまうこともあるといいます。
まだまだ再発の不安や、副作用に悩みながらも、ダンナさんや子ども達との泣き笑い生活をつづったブログ
『ちぃさんブログ』には、そんな横川さんの素顔が覗きます。
昨年11月には、朝日新聞(中国地方版)にも掲載していただきました。
以下はその内容です。
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装い「普通」取り戻す
日本ヘアエピテーゼ協会鳥取支部 横川千歳さん
鳥取県倉吉市で「女神(め・がみ)美容室」(0858・22・4098)を営む美容師の横川千歳さん(37)は、抗がん剤や放射線による副作用で脱毛した人たちに、医療用かつらを作っている。
昨年1月、乳がんが見つかった。一緒に美容室を切り盛りしていた母も大きなショックを受けていた。その5日後、母が心筋梗塞(・・こう・そく)で急逝した。
美容室を再開しなければいけなかった。だが左の乳房を取った手術の後遺症で、左腕に激痛が走り、腕が上げられなくなった。前のように働けるのか。危機感に襲われた。
乳がんを患った美容師は、どんな仕事をしているのか。インターネットで調べ、脱毛前の髪形をかつらで作る「再現美容」に取り組むNPO法人「日本ヘアエピテーゼ協会」を知った。かつらや下着など、治療の影響で必要になる「補正具」への費用補助を求める署名活動もしていた。
横川さんは腕のリハビリをしながら協会でかつらの作り方を学んだ。店は、中国5県で唯一、協会認定の「再現美容室」となった。
普通のかつらは、生えている髪に金具で留めるものが多い。医療用は裏側にメッシュ素材を使うため、蒸れにくく滑りにくい。人工毛と人毛をまぜたかつらにはさみを入れ、髪形を整える。料金はどんな髪形でも12万6千円。
横川さんは乳がん再発を防ぐため、女性ホルモンの分泌を抑える注射を打っている。そのせいで洗髪時の抜け毛や髪が細くなる悩みを抱えている。
かつらを注文した患者と、互いの悩みを言い合う。乳房だけでなく髪の毛も失う乳がん患者のショックは大きい。「きれいになりたいというより、みんな普通の生活がしたいだけなんです」
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「女性のがん治療に伴う補整具を、医療費控除の対象に!」
今現在も、女性としてのボディ・イメージのギャップに悩んでいるがん患者さんが大勢います。
行政を動かすには、数の力が必要です。みんなの声を届ける為に、声の輪を広げましょう
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