今日の授業は、97年に起きたアジア通貨危機についてです。
Asian Financial Crisis(AFC)と呼ばれています。
原因はいろいろとありますが、タイ、韓国などの東南アジア諸国のみならず、
日本をはじめ、世界各国の経済に大きな影響を与えたことは間違いありません。
今日のテーマとしては、AFCを経て東南アジアは生まれ変わったのか?ということ。
通貨危機を機に、東南アジア諸国が、自国経済の脆さ(対外(特にアメリカ)経済への依存)を反省し、
地域のことは、できるだけ地域で決めようという「自我」が芽生えたというのは、間違いないと思います。
それが、ASEAN+3や東アジアサミット、チェンマイイニシアティブというフレーム作りにつながって行ったのですから。
ただ、結局、日本が提案したアジア通貨基金構想は米中等の反対で実現せず、
IMFを中心とした国際経済体制は温存され、これらの影響はより一層強化されたという意味
では、基本的な構図は何も変わっていないんですよね。
危機というのは、レジームを変える大きなチャンスです。
それを乗り越えてもなお、大きく環境が変化しないということは、
東南アジア諸国にはIMF体制等への一定の不満はありつつも、
その現状を受け入れざるを得ないという悲観的な見方が、個人的な思いです。
アジア通貨危機
ドバイショック
リーマンショック
等々、ここ数年で、経済の地殻変動は著しいですよね。
最近では、円高・株安が異常に進行していますし・・。
現地アデレードでは、最近急にどしゃ降りのような雨が降ることがよくあります。
経済危機は同じようにいきなり起こるわけではないでしょうが、
何かものすごく胸騒ぎがしてなりません・・。
Asian Financial Crisis(AFC)と呼ばれています。
原因はいろいろとありますが、タイ、韓国などの東南アジア諸国のみならず、
日本をはじめ、世界各国の経済に大きな影響を与えたことは間違いありません。
今日のテーマとしては、AFCを経て東南アジアは生まれ変わったのか?ということ。
通貨危機を機に、東南アジア諸国が、自国経済の脆さ(対外(特にアメリカ)経済への依存)を反省し、
地域のことは、できるだけ地域で決めようという「自我」が芽生えたというのは、間違いないと思います。
それが、ASEAN+3や東アジアサミット、チェンマイイニシアティブというフレーム作りにつながって行ったのですから。
ただ、結局、日本が提案したアジア通貨基金構想は米中等の反対で実現せず、
IMFを中心とした国際経済体制は温存され、これらの影響はより一層強化されたという意味
では、基本的な構図は何も変わっていないんですよね。
危機というのは、レジームを変える大きなチャンスです。
それを乗り越えてもなお、大きく環境が変化しないということは、
東南アジア諸国にはIMF体制等への一定の不満はありつつも、
その現状を受け入れざるを得ないという悲観的な見方が、個人的な思いです。
アジア通貨危機
ドバイショック
リーマンショック
等々、ここ数年で、経済の地殻変動は著しいですよね。
最近では、円高・株安が異常に進行していますし・・。
現地アデレードでは、最近急にどしゃ降りのような雨が降ることがよくあります。
経済危機は同じようにいきなり起こるわけではないでしょうが、
何かものすごく胸騒ぎがしてなりません・・。