goo blog サービス終了のお知らせ 

くまくまDays~アデレードな日常~

新しい環境の中で感じたことをつれづれに書きつづります。

アジア通貨危機の余波

2010-08-25 22:27:48 | 大学について
今日の授業は、97年に起きたアジア通貨危機についてです。
Asian Financial Crisis(AFC)と呼ばれています。

原因はいろいろとありますが、タイ、韓国などの東南アジア諸国のみならず、
日本をはじめ、世界各国の経済に大きな影響を与えたことは間違いありません。

今日のテーマとしては、AFCを経て東南アジアは生まれ変わったのか?ということ。

通貨危機を機に、東南アジア諸国が、自国経済の脆さ(対外(特にアメリカ)経済への依存)を反省し、
地域のことは、できるだけ地域で決めようという「自我」が芽生えたというのは、間違いないと思います。
それが、ASEAN+3や東アジアサミット、チェンマイイニシアティブというフレーム作りにつながって行ったのですから。

ただ、結局、日本が提案したアジア通貨基金構想は米中等の反対で実現せず、
IMFを中心とした国際経済体制は温存され、これらの影響はより一層強化されたという意味
では、基本的な構図は何も変わっていないんですよね。

危機というのは、レジームを変える大きなチャンスです。

それを乗り越えてもなお、大きく環境が変化しないということは、
東南アジア諸国にはIMF体制等への一定の不満はありつつも、
その現状を受け入れざるを得ないという悲観的な見方が、個人的な思いです。

アジア通貨危機
ドバイショック
リーマンショック

等々、ここ数年で、経済の地殻変動は著しいですよね。
最近では、円高・株安が異常に進行していますし・・。

現地アデレードでは、最近急にどしゃ降りのような雨が降ることがよくあります。
経済危機は同じようにいきなり起こるわけではないでしょうが、
何かものすごく胸騒ぎがしてなりません・・。

Strategic Cultureの正体とは?

2010-08-24 21:39:40 | 大学について
引き続き、Strategic Culture(戦略文化)について考察します。
学期が始まって数週間たち、Strategic Culture(戦略文化)に関する
さまざまな主張、論文を読んできたのですが、イマイチよく分からず、
「だから何??」との思いから抜けられなかったので、
これを機に、一度これまでのノートの整理をしてみることにしました。

結論から言うと、Strategic Culture(戦略文化)に関する、
学会における統一的な定義はないんですよね。

例えば、

Snyder: 'a set of semi-permanent elite belief, attitude, behaviour, socialized into distinctive mode of thought'

Gray : 'mode of thought and action with respect to force, deriving from national experience'

Berger: 'negociated reality among foreign policy elite'

Johnston: 'ideational milieu which limits behavioural choice'

などなど、学者の数だけ定義があるといっても過言ではありません。

特に、GrayとJohnstonの間では、相互を批判する論文まで登場しており、
この論争は出口が全く見えません。

さまざまな解釈が可能な体系をもとに勉強しなければいけないのは非常に辛いのですが、
当方の教授は、両者の争いを、「narrow debate」と言いきったうえで、
結局、国家による軍事行動にはどのような意味があるのかということを
追及することこそ意味があり、学問的な「深み」にはまってはいけないと説いたのです。

もちろん、学問として、何かを体系的に構築することは重要です。
ただ、近視眼的に、大学の世界に閉じこもるのではなく、
それを実社会において活用する(月並みに言えば、産学官連携ということでしょうか。)姿勢がなければ、
大学としては生き残れないのかもしれないと、感じました。

(参考論文)
C. Gray 'Strategic Culture as Context: the first generation of theory strikes back'
J. Lantis 'Strategic Culture and National Security Policy'
ほか

ASEANの将来について

2010-08-18 20:57:06 | 大学について
今日の授業のテーマは、ASEAN(東南アジア諸国連合)です。
余談ですが、日本では、[アセアン]と発音するのに対して、
現地では、[アズィアン]と、Sの音が濁るみたいです。

ASEANは、いうまでもなく東南アジアで一大勢力を保つ地域機関でありながら、
EUのような政治的統合にははるけき道といえるのはなぜか?というテーマでした。

ASEAN諸国はEU諸国に比べて(独立国としての)歴史が浅く、
各々潜在的な敵対的関係にあることが大きく影響しています。
その上で、反共体制としてつくられたASEANは、[緩い]連携関係を保ちつつ、現在に至ります。

ASEANの原則で代表的なものは、

内政不干渉
武力不行使
拘束力のない協定

など、EUとは違ったモデルを追及しているのは明らかです。

多くの学者が指摘するように、どんな協定に合意したとしても、
それを実行する/しないは、各国の意思に委ねられており、実効面から問題があるともいえます。

ただ、国際機関がすべて万能なわけではありません。
ASEANのように、各国が、できるところから協力をはじめ、
ある意味、国際機関のいいところをフリーライドする形で、部分的に使っていくこと
(逆にいえば、国益に資さない部分は、議題にすらのぼらない。)も、
国際関係の新しいモデルなのかもしれません。

国際関係は急激に変化するわけではなく、step by stepです。
こういったASEANの関係が、固定化することなく少しづつ進化していくことで、
将来の政治統合も見えてくるのではないかと思います。
(ただし、それは10年、20年以上先だと思いますが。)

世界システム論

2010-08-17 20:58:27 | 大学について
今日の授業のテーマは、「世界システム論と安全保障について」ということで、
ウォーラスティーンの世界システム論を批評した論文
(Walter Goldfrank「'Paradigm Changed? The Change of Wallerstein's World System Method'」)を扱いました。

ウォーラスティーンの世界システム論は、なんとなく聞いたことはあったものの、
関連の本を読むのは実は初めてでした。
彼の理論の詳細は、こちらを参照してください。

簡単に紹介すると、彼のアフリカ、パリなどにおけるアンチ権威主義的バックグラウンドから、
過去の歴史において、国家がどのような変遷とたどり、政治的統治体制を整えてきたのかを論じています。

彼の言葉を借りれば、

(1)[mini-system]
(2)[world-empire]
(3)[world-economy]

に分類されます。

(1)は、前近代的な物々交換などが行われており、文化・政治体が比較的
単純であった時代のことを指します。
(2)は、いわゆる世界システム(分業体制に組み込まれた広大な地域体)に
組み込まれ、複数の文化体が成立するものの、官僚、軍事力などにより、
政治体間に競争はない(例:権威主義)。
(3)は、政治体よりもむしろ市場(マーケット)を中心に統合された世界。
常に国家間の生存・勢力競争にさらされている。

という感じです。

今日の授業をまとめると、歴史は変わるということ。

帝国主義、植民地主義時代には、世界の中心は西側諸国だったものが、
新興国の独立・台頭などにより、世界の「重心」が拡散し、西側諸国の安全保障政策を
見直す必要が出てきた・・ということ。

1950年時代に、アフリカに注目したウォーラスティーンはさすがに
先見の目があると思います。

ただ、授業の中でも出ていましたが、

「So, What??」

つまり、これで何か世界は良くなるのか?と言われると答えに窮してしまいますね。

学問は学問の世界で満足するだけではなく、実社会とのつながりをもたないと、
単に自己満足になってしまう。

そんなことを感じた一日でした。

オーストラリアはアジア?

2010-08-11 20:53:41 | 大学について
今日は、APECについて考えるというものでした。

APECは、Asia Pacific Economic Cooperationの略で、
アジア太平洋地域の域内貿易の自由化などを目的として1989年に日本、オーストラリアの
イニシアティブで発足したものです。

原加盟国は12カ国(日本、オーストラリア、アメリカ、カナダ、インドネシア
マレーシア等)で始まったが、91年に中国が、98年にはロシア、ペルーが加盟し、
環太平洋地域における広大な地域機関となっている。

そもそも日本やオーストラリアが目指したAPECは、
アジア版のOECDのようなもので、東アジア地域と北米地域(特にアメリカ)の
経済的連携を強めるものであった。
しかし、現在では中国、ロシア等加盟国の増大により、元来の目的が失われ、
いわば「何でもアリ」になっているともいえる。
(ちなみに今年のAPECの議長国は日本で、各地で準備会合が行われています。
また11月には首脳会議が横浜で開催されます。)

と、まあ、概略はこれくらいにして。
授業で主な議題となったのは、オーストラリアはアジアなのか?ということ。

参加者のほとんどはオージーであり、オーストラリアの昨今の東アジア(特に
ASEAN諸国)との関連の強さから、自分たちは「アジア」の一員であり、
これらから除外されるのは、ままならないという感じだった。

しかし、直感的に言って、オーストラリアが「アジア」というのは無理があると思う。
歴史的に見ても、英連邦に所属しており、人種的にもアングロサクソン系が多く、
見た目は私たちのような典型的なアジア人とは大きくことなる。
さらにいえば、アメリカとの軍事協定などからいっても、
「西側諸国」を解されていいと思う。

「アジア太平洋」(Asia Pacific)という概念でとらえれば、オーストラリアはもちろん
包含される。
しかし、「アジア」(Asia)と単に言ったときに、オーストラリアが含まれるというのは、
豪州国内を除き、世界的に理解されないと思う。

ここで問題になるのは、「オーストラリア」というアイデンティティをどこに見出すか
ということだろう。
移民受け入れなどにより多民族国家の道を選んだオーストラリアにとって、
「らしさ」を見出すのは非常に難しい。
卑近な例でいえば、厳密な意味での「オーストラリア料理」というのは無いのではないかと思う。

西側でもない、アジアでもない。
いや厳密にいうと、第二次世界大戦後、自ら第三の道を積極的に模索してきたきらいがある。
その作業はまだまだ道半ばであろうが、
オーストラリアが活力ある経済を維持するためには、「アジア」への比重を高めざるを
得ないのではないかと思う。

大学構内

2010-08-07 22:29:31 | 大学について
多少見にくいかもしれませんが、ほぼ同じ場所から撮った大学構内の写真です。





歴史的な建物なので、昼間も荘厳ですが、
夜は夜でライトアップされていて、
それはそれで厳かな気持ちになります。

RegionalismとResionalisation

2010-08-04 20:14:58 | 大学について
昨日に引き続き、授業に参加しました。

今日のテーマは、Regionalism, Multilateralismというもの。
東アジアの統合を例にとりながら、Regionalismの今後の展開について考えるというものでした。

その中で出てきた考えが、RegionalismとResionalisationというもの。

前者(Regionalism)は、例えば、国家間の取り決め、機構(ASEANなど)等、
トップダウンで地域統合を進めるもの。

後者(Regionalisation)は、前者のような公的な支援がなくとも、
貿易、投資などを通じて、いわばボトムアップ的に
各国が(まずは経済的な面から)相互依存を深めていくというもの。

これまで前者を意識することが強かったにとっては、
後者の考え方(個人的にはソフトパワーと別の概念で考えておりましたが。)が
地域統合に向けた理論的バックアップになっているかと思うと、
新しい視点を発見できたようで、収穫大です。

しかし、問題はここからです。

昨日同様、ディスカッションはものすごいスピードで進んでおり、
彼らが何を言っているのか理解するより前に、2つ、3つと議論は進んでいます。

当然が発言するような機会はなく
結構落ち込んでますが
まずは、来週に向けた準備をしっかりとすることですよね。

Strategic Cultureとは?

2010-08-03 22:43:23 | 大学について
授業自体は、先週から始まったのですが、
今週から本格的な授業が始まり、今日はその第一段でした。

今日の授業は、「Strategic Culture」について考えるというものでした。

国際関係において、国家の行動(特に軍事使用について)を規定するものは何か、
ということを考えた際に、国家の文化的、歴史的側面を考慮する必要がある云々

というものです。

授業の内容はこれくらいにして・・。

にとっては、テーマである概念自体新しいものである上、
授業(セミナー形式)が、教授と学生のあうんの呼吸のように速いディスカッションで
進んでいくので、その議論の流れを追うだけで精一杯・・。
正確に言うと、全部フォローできているわけでもないですが・・。

もう少しすれば慣れるんだろうか??

少し、いや、かなり不安だけど、頑張るしかないですね

日本語ペラペラ

2010-07-28 20:03:22 | 大学について
昨日に引き続き、今日も大学の授業がありました。

学期初めの授業だったので、専門的な中身に入ることはありませんでしたが、
教授(インド人)が、やたらと、日本を例に出してくるな~と思って聞いていました。
(授業は、東アジアと地域主義についての講義なので、当然と言えば当然ですが)

授業後に質問に行ったところ、なんと東大に留学経験があり、
日本語もペラペラとのこと。

がためらいがちに、「こんにちは。」

というと、

「それじゃ、(私の日本語能力)わからないでしょ!」

と、笑いながら怒られてしまいました

では、遠慮なくということで、

「えー、来週の宿題は、論文を読んで、疑問点をまとめて発表するということで、よろしいですね?」(発言ほぼママ)

「そうそう、ここが意味分かんないとか、面白い発見をしたとか、発表してください。」
(発言ママ)

(最近、日本語をあまり使っていないということだったので、)
イントネーションは若干変でしたが、結構うまかったです。

日本語でも質問できる。
ずいぶんいい環境で、勉強させてもらっています(笑)

新学期スタート

2010-07-27 22:48:05 | 大学について
今週から、大学が再開しました。

semester 2であり、日本的には夏学期ですが、こちら的には冬学期という感じです。。

7月はだいぶ英語から離れた生活を送っていたので、
今日は、オールイングリッシュな授業はだいぶ堪えました・・。

反省・・。

授業終了後に、新しい教授に質問にいったところ、

「君の英語は、アメリカンアクセントだね。どこで英語を勉強したんだい??」

と、聞かれました。
前にも、別の人に同じことを聞かれたんですよね。。

あまり意識はしていないんですが、
日本の英語教育は、知らず知らずにアメリカ英語を教えるようになっているんでしょうね。

アメリカンアクセントだね。ってあまり褒められていないんですよね・・。
せっかくオーストラリアに来ているので、
少しばかりでも、イギリス英語をマスターして帰りたいと思います。

初学期終了

2010-07-08 20:48:45 | 大学について
3月から始まった学期も今日で終わり。

海外で過ごす初めての学期だったので、当然のことながら分からないことも多く、
まさに暗中模索の状態でしたが、
勉強面では、これまでに読んだことないくらいの英語の文献、英語の授業に接し
生活面では一人暮らしを始めるという、
非常に大きな変化のあった毎日だったと思います。

約4カ月。
初めは、あっという間だろうと思っていたのですが、
始めてみるとやはりそれなりに大変で、振り返ってみると
やっぱり長かったなというのが実感です。
(毎日課題に追われていたというのもあるかもしれませんが。)

印象に残っているのは、最後の授業で、教師が言ったこと。

「Focus on the end」

最後の着地点、ゴールを見据えて走ることが重要だということ。
仮にゴールが遠くて、まだはっきりと見えなくても、どこかに必ずゴールはあるんだから、
それに向かって、一歩ずつしっかりと歩いていってほしいとのことでした。

確かに大学生活はまだこれからです。
でも、「卒業」というのは常に意識しています。

少し「充電期間」をおいて、今月末から本格的な「戦い」が始まります

LANDCARE AUSTRALIA

2010-06-28 20:02:20 | 大学について
授業のプレゼンの一環で、「Landcare Australia」という団体を調べることになり、
今日、そのプレゼンを行いました。

環境系の団体なんだろうな、というのは、名前から見てもわかると思います。
最初に名前を聞いたときには、環境保全のために原生林を買い取り、保護する団体なのかなとか勝手に想像していましたが、調べてみると全然違っていました。

単に、自然は大切だよ。みんな無駄遣いはやめて、資源は大切にしようね。
みたいな啓蒙活動のみならず、
実際に森、川、沿岸に出かけていって、木を植えたり、植生を復活させるために、
ゴミ拾いをしたり、はたまた農家のおっちゃんと一緒になって、
土壌改良をおこなったり

ここまで聞いても、なんだかいろいろやっているな、と思っていただけたかと
おもいますが、さらに特徴的なのはここから

①政府、企業をまきこんで一種の国民運動のようになっている点
活動に必要な資金は、ほぼすべて政府、企業からの出資によってまかわれています。
昨年度の活動資金は、90%以上を政府が出資しており、
その額は年々増加傾向にあるので、政府としてその活動を重視しているのがよくわかります。

②さらに、企業もうまくとりこんでいます。
貢献度(出資金)によって、企業をランク付けし(ゴールド、シルバーなど)、
その企業が積極的に環境に貢献していることをHP等でアピールしています。
CSR(Corporate Social Responsibirities)ですね。

しかも企業が一方的にお金を払うだけではなく、
例えば、supermarketのコールズは、エコバックの売上のうち5セントをランドケアに寄付することとし、
かつ、エコバックの表紙(外側)に、ランドケアのロゴを印刷し、啓蒙活動につとめています。
コールズとしては、プラスチックバックを用意しなくていい上に、エコバックまで
売れて、かつ、環境に配慮した企業として認識してもらえる。
一石三鳥ですね

日本でも、チャレンジ25(旧:チームマイナス6%)や、
フードアクションニッポンのように
国民運動として、社会全体である一定の取組を進めることはよくあります。
しかし、上記2つは、運動主体は民間ですが、政府が大きく関与している事実はあります。

LandcareのようなNGOが国民運動を盛り上げるというのは、
日本でもこれから新しいビジネスモデルになるかもしれませんね

アメリカンアクセント

2010-06-21 22:55:12 | 大学について
今日、授業が終わった後、学校の先生と話していた時のこと。

「君の英語は、アメリカンアクセントだね。」

「ええ?どういう意味ですか?ダメってことですか?」

「いや、ダメってわけじゃなくて、オーストラリアで聞くのが少し珍しかったから。」

なんて、急に言われました。

確かに、オーストラリア英語、「エイ」を「アイ」と発音するところには
まだまだ慣れていません。
(Good day mate!!)は、(グダイ、マイト!)みたいになります。

でも日本の教育ではアメリカ英語を叩き込まれている(はず)なので、
逆に考えてみれば、しっかりと日本の英語教育が生きているってことですね

でも、後から考えてみると、もう少し格式ある、イギリス英語を話しなさい!!という
意味にも取れますよね。

うーむ。

英語の旅はまだまだ続きます。

まだまだ冷房

2010-05-29 21:03:50 | 大学について
ご存じのとおり、アデレードは秋から冬に向かっています。

ここ1週間くらいは、ずっと雨、または、くもりの天気が続いています。
最高気温18度、最低気温10度前後なので、太陽が出ている昼間は暖かいですが、
朝晩はちょっと冷え込むようになってきました。
あくまでちょっとです。いまのところセーターを1枚着れば十分対応できます。

そんな中、地元オージーの格好は相変わらずラフ。
Tシャツ、短パン、サンダルとまさに真夏の格好をしている人もいれば、
厚手のセーター(大学のとか)を着て、さらにコートを羽織っている人も

そんなに違いが出てくるのも不思議なのですが、もっと不思議なのは、
図書館ががんがん冷房が利いていること

もちろん、人の出入りが多いのはわかるんですが、
この季節は、冷房はいらなくないですか
しかも、微弱って感じじゃなくて、トップギアな感じ(笑)

風をもろに受けてしまうところに座ってしまうと、寒くてたまらない
喉がやられてしまいそうになる。

オージーは暑がりだと聞いたことがあるけど、
この時期の冷房は本当に解せません。

「季節感」を大切に。
そんな言葉をかけてあげたくなります

ケータイ大活躍!?

2010-05-26 23:07:49 | 大学について
今日は、大学講堂で授業(約120人くらい)がありました。

普段のレクチャーといれば、事前、又は授業中にパワーポイントのスライドが
配られて、基本的にはそれにそった授業が展開されるというのが一般的

日本との違いといえば、そのパワポを授業が終わった後に大学のサイトから
ダウンロードできることでしょうか。
(最近では日本の大学でもそんな動きがあるみたいですが。)

しかし、今日の授業は一味違っていた。

授業が始まると、おもむろに講師が自分の携帯電話をとりだした。

をはじめとして、多くの生徒は
「いつものやつね。携帯はオフにしておきなさい。」ってやつでしょ。

と思ったのもつかの間。

「携帯電話を使って授業をするので、机の上に携帯電話を出してください。」

「え?何?携帯電話を使って授業

具体的な使い方としては、講師が、予め用意した質問とその答えを提示し、
どれが正しいと思うか、携帯電話で投票するというもの

選択肢1が正しいと思う人は、XXXXX01
選択肢2が正しいと思う人は、XXXXX02
選択肢3が正しいと思う人は、XXXXX03

といった感じ。
しかも、国内のとある専用サイトに電話しているだけなので、
学生の負担(電話代)はゼロ。

そんな形式の授業を受けたことなかったので、内容はともかく(笑)
授業形式には興味津々

単純に、人気投票みたいな感じになってたけど
自分も授業に「参加」しているって感じがして、結構楽しかったですよ。
そうです。最近ではICT(information and communication techonologies)の
進化とともに、授業も進化しているんだなと感じました。

日本ではまだまだかもしれないけど、今後発展の可能性はありだと思います。

ちなみに講師が使っていたサイトは、VOTAPEDIAというサイト。リンクは↓

こちら

興味のある方はどうぞ使ってみてください。もちろん英語ですが。