最近、積算の初歩を学べる本が少ないです。
あっても出版年度が古いとか絶版になっていたりと受難の時代ですね。
実際のところ、積算業務自体は、積算ソフトを使うのであれば、パソコンを使えるだけの何も知らない初心者でもできます。
CAD図から勝手に数量を拾ってくるソフトもありますし、単価データを随時更新するものもあります。
なので、どちらかと言えば、監理技術者や代理人(施工管理士)よりで書きます。
現在の積算の主流は、単純な積み上げではなく、複合単価データにより積算を行っています。
全般的な参考書籍としては、「国土交通省 工事標準積算基準書 <電気通信編> 」 俗に「赤本」と呼ばれている本で、
歩掛等を含めてスタンダードな本です。あんまり古すぎてもまずいですが、中古でも構わないで1冊持っていて損はないです。
民間工事の参考書籍としては、「電気工事積算実務マニュアル」です。
積算自体は複合単価です。民間工事が主であれば、こちらの方がよいでしょう。
監理技術者や代理人(施工管理士)にとって実務にとって重要なのは歩掛です。
工事量に対しての人工と技術者(作業員)の配分、作業範囲での適正な人員についての検討とか、
どれも適切に行えなければ工期遅れや予算オーバーが発生します。
公共工事の完全分離発注の場合は、技術的な問題や詳細設計時の見落とし等がない限りは
問題になることはありませんが、ダムやトンネルと絡んだものは1~2年普通に工期が伸びる事が多々あります。
公共工事の箱ものとか民間工事の場合、色々な業種の技術者(作業員)が入り乱れて予定通りに工事が進まないことがありますし、
土木や建築の工期遅れのしわ寄せが電気・設備に降りかかり、安全管理面で大いに問題のある無理やり納期(工期)合わせで突貫工事になることも多々あります。
特に、最近は現場経験が少ないのにものかかわらず、いきなり代理人なんかになる若手が増えています。
往々にして、トラブル(工期遅れ等)でテンパって、現状把握や安全管理がおろそかになりますので、
サポートする立場になった場合は要注意してください。私のようにそれに巻き込まれて、いらんケガをしないように。
以上のように、歩掛は施工管理において重要な事であることを再認識する必要があります。
もちろん、歩掛表を頭の中に全部入れる必要はありません。手元に資料があればよいです。
案内人
ウーーン まとまりに欠けてるなぁー 反省・・・・ (_ _ ;)
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