6月4日にほとんどの房の2回目ジベレリン処理が終わり、果粒が大きくなってきたので、1房の形と大きさを整えるため、摘粒(てきりゅう)を行いました。
摘粒は1房の形、大きさを決める重要な作業です。
ブドウは立地条件(作る場所の気温、土壌条件など)で異なりますが、その品質(色、糖度など)を保つため、10a(1000㎡)当たりの収量は1200kg~1500kgぐらいが目安となります。
ぶどうラボk&kのある場所は、海抜数mのところで昼と夜の温度差が少ないため、1200kgぐらいが限界で、それ以上に収量を多くすると品質が悪くなります。
そこで着果させる房の大きさ、房数を収量は1200kg/10aぐらいになるよう計算して決めます。
1房500~550gとすると、通常1㎡あたり1.2kgなので2房程度しかつけることができないということになります。
小さくすれば多く残せますが、やはり1房500gのボリュームはほしいです。
まずは1房500g程度で円錐形~円筒形の形となり、粒どおしが密着するよう、小さいうちに摘粒を行うわけです。
摘粒前と後のBKシードレスです。卵型の形をしています。
つぎは同じくピオーネです。
これは昭平紅です。やや細長いのが特徴です。
これはシャインマスカットとマスカサーティーン