kkdaiyaの映画、ミリタリー・ハイテク小説

このブログは、映画、ミリタリー・ハイテク小説の私的な感想を記したものです。

映画 関心領域 2024/6/11新宿ピカデリー

2024年06月12日 | 映画評価
アメリカ・イギリス・ポーランド合作映画
ポーランド・クラコフ郊外にあるドイツ親衛隊管理の強制収容所アウシュビッツ、所長の家は隣接していて壁を隔てて天国と地獄、関心領域と無関心領域に分かれる。所長の家族は無関心領域を設定して幸せに生きる。
殺りくなどのシーンは一切出てこず、音と煙突の煙がそれを暗示させる。
この50年間日本周囲では戦争のような殺戮が繰り返される事件は起きていない。世界ではそうではなく様々な形で戦争や殺戮が繰り返されている。去年から今年(2023-24)でもウクライナ戦争、イスラエル・ガザの戦闘が起きており大規模な殺戮が繰り返されている。日本人の大部分の人は無関心領域を設定して生きている。それを思い出させてくれる内容であった。
収容所から聞こえてくる不気味な音や時として光が全編にあり、その意味を理解するが最初は難しかった。内容はA級と思えるがやや説明不足のような映画であった。

壁の向こう側は収容所です。

煙が見えます。
収容者より奪った毛皮を着る妻。
煙がたなびきます。
食料を置く少女。
現在のアウシュビッツ博物館の様子。

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