フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳とその周辺の生き物を紹介。

キバシリの巣立ち, Treecreeper

2015-04-28 20:46:57 | Birds
キバシリの雛が巣立った。
標高1,300~1,400メートルほどであり、ここは3月下旬まで雪に覆われている。
キバシリの営巣を観察するのは初めてだが、こんなに早い時期に巣立つとは思わなかった。
今年の巣立ちレポート第一弾は、予想外のキバシリになった。
巣からおよそ30メートルほど離れた場所で、巣立った雛をみつけた。
木をするすると登っていた。
翼の色は親鳥と同じだが、尾羽や嘴が短いようだ。
キバシリの親子。親鳥が先を行き、木の上へ誘導していたようだ。
およそ15メートルほどの高さの木の股で、3羽の雛が落ち着いた。
(2羽しか見えていないが、陰にもう一羽の雛がいた)。
かなり高い場所で逆光になり、撮影は難しい。
給餌を終えた親鳥が飛び去るところ。
キバシリの体色は保護色になっているので、親鳥が給餌に来なければ見つけられないだろう。


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キバシリの育雛(巣立ち2日前)

2015-04-28 20:37:50 | Birds
キバシリのつがいが嘴いっぱいに餌をくわえていた。
子育て中のようだ。
柔らかそうな虫をくわえている。
キツツキ(たぶんコゲラ)の古巣で営巣中だった。
巣穴は東向きで、およそ3メートルほどの高さ。
巣の入り口から給餌を行い、雛が糞を出すのを待っている。
雛の糞をとっている。
黒っぽい糞をくわえて捨てにいく。
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コガラの巣作り&ジョウビタキを撃退

2015-04-25 17:28:21 | Birds
コガラが、枯木の5メートルほどの高さで、木を削って穴を開けていた。
巣を作っているようだ。
木くずをくわえて捨てに行くと、雌雄が入れ替わって、交代しながら作業を続けていた。
コガラのつがい。
右の個体が木を削っていて、左の個体が待機中。
一時間ほど観察する間、ひたすら穴を広げ続けていた。
休憩中の個体は、ヤナギの花を食べて栄養補給。
ジョウビタキが巣に近づいてきた。
コガラは翼を広げ、激しく鳴いて威嚇している。
この後、ジョウビタキを追い掛け回して追い払ってしまった。

八ヶ岳で見られるジョウビタキの多くは冬鳥であるが、
少数のジョウビタキは、渡りをせず、八ヶ岳山麓で繁殖することが知られている。
このジョウビタキも、営巣場所を探していて、コガラの開けた穴を狙っていたのかもしれない。

昨年は、コガラの巣の前で、コガラとヤマガラのバトルを目撃した。
http://blog.goo.ne.jp/kiyosato_001/e/bc584d5e87dd13260b81a60055be5834
コガラの開けた巣穴は、他の小鳥たちに狙われやすいのかもしれない。
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夏鳥の到着(アカハラ、クロツグミ)

2015-04-18 14:36:00 | Birds
八ヶ岳に夏鳥が到着し始めた。
アカハラ
クロツグミ
藪の中から出てきてくれなかった。

清里周辺では、現在、夏鳥と冬鳥が同時に見られる(どちらも数は少ない)。
夏鳥では、アカハラとクロツグミ、ツバメが確認できている。
冬鳥は、ベニマシコ、アトリ、マヒワなどがまだ居残っている。
留鳥の多くは、繁殖期を迎えている。
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