父親の帰還～リアル・オヤジの衝撃～

お陰様で父親が退院しました。

　オイラが迎えに行ったら、父親の向かいのベッドに、ものすごくいっぱい本をもってきて、いそがしそうにパソコンを使っている人がいました。ＩＴ関連の仕事をしている人で、やはり腎臓が悪く、人工透析しなければならないのだそうです。ところが、血管が細すぎてできない。そこで、どこかから自分の血管を取ってきて、腕の血管と取り替えるんだそうです。ひぇっ、そんなことするんだ。
　その人が、帰り際に「いやぁ、いろいろオモシロイ話を聴かせてもらいました」と言ったんで、いやな予感がしました。ああいうタイプの人がおもしろがる話なんて、うちの父親が話すとは思えない…。オイラの仕事中にやってきて、くだらん話を数十分にわたってして、「じゃあ寝るわ」と言って寝てしまう(その分、オイラの睡眠時間が少なくなることを理解していない)。そんな父親でした。それがわかっていても、「出て行ってくれ！」とは言えない。そんな息子でした。ｗ
　だから、きっと、へんな話をして、その人を困らせていたのではないか、その父親が退院していなくなるんで、彼は喜んでいるのではないか、などと考えてしまいました。

　父親が帰ってきて思ったのですが、昨日はこんなこと書いちゃたけど、父親がいないから、あゆワールドが成り立っているわけで、帰ってきたら、あゆタソはリアル・オヤジ(ハゲてたり、お腹が出てたりする！)に幻滅し、あゆワールドが崩壊してしまいます。それでは、「生きることに苦しんでいる人々の支え」がなくなってしまう(←こんなことを書けるファンがいる。見習いたい！)。だいたいオイラの書くネタがなくなってしまう。
　というわけで、前言は撤回させてもらいます。ｗ