ホワイトディのお返し。

今までバレンタインのお返しなんか殆どしたことはない。
キャバレーのホステスさんにコサージュを贈った事ぐらいしか記憶に無い。
それが今年はひょんな事からお返しをすることになった。
チャット仲間の２０歳の女のこから携帯ストラップを貰った。
ときめきチャンが私も欲しいと言い出したのである。
２０歳の女のこに聞いてみたが答えはNOだった。
それで、私が作る事になった。材料は天然石にした。石言葉なんかも参考にした。
今年のお返しは、チョコをくれた人と、メールをくれた人にすることにした。
全てときめきチャンのチェックが入っている。ときめきチャンは心が大きい。内心は焼いていたのかもしれないが・・・
ときめきチャンには既に私とペアのものを渡してある。さらに彼女の好みで作ったものをカード付きで渡した。
ときめきチャンはさらに欲しいものがあるらしい。二人で買いに行こうと言う。色は黒らしい。
その後、ときめいちゃうかも・・・・

やきもち

毎週月曜と火曜日は８時３０分から会議がある。
会議から帰って携帯を見るとメールの着信表示が出ている。
メールを開くとときめきチャンからだった。
メールの内容は私にやきもちを焼かせる内容である。
３行だけ返事を書いて電源を落とした。
私の行為も単純である。しかし、裏を返せばそれだけ好きであるということの証でもある。
メールでのやり取りは感情が伝わない事の方が多い。いわゆるバーチャルの世界なのである。
ときめきチャンとは何回か食事をしているし、歩きながらのお話もしている。現実の世界に入りこんでしまっているのである。
現実の世界での付合いには感情が入ってしまう。特に二人だけでのデートをしている場合にはそうである。
１３時３０分頃携帯の電源を入れ、メールをチェック。２通来ていた。２通ともときめきチャンからである。
初めの１通はお昼のメールが無かったこと。２通目は携帯が繋がらなかったことに対する心配メールである。
返メールに、「私の気持ち判るでしょ」と打った。
ときめきチャンからは、「ごめんなさい」の返メールがすぐ届いた。
時間を見計らって電話を入れた。電話の向こうでうれし泣きをしているのが判った。
最近、同じ時間に同じ事をしようとしている事が多い。
これも、現実の世界に踏み込んでしまったからだろうか・・・感情の一致だろうか。
どちらにしても、バーチャルの世界ではやきもちを焼くことは少ないのではないだろうか。