道東の狼!驀進 新鮮組

動乱の幕末を想わせる薄野。新鮮組は動乱の薄野を驀進します!

生涯二度目の歴史的瞬間に直面して~安倍元総理のご冥福をお祈りいたします~

2022-07-10 19:37:58 | 日記
自分が何処にいるのかがわからないくら、
あまりにもふわふわした3日間を過ごしています。
頭では現実を理解しているのに、
あまりにも信じ難く感覚と現実が重なってこない。

かつて一度だけ同様な感覚があった。
福島の地震の時、通常のテレビ番組の放送が中止される中で
一日中その箱の中では原発の様子がうつされていた。

何が起きたのか?頭で理解していても
目の前に映されている事が現実であるのかはっきりしない。
「信じられない」
ということはこう言う事なんだと知った。

信じたくないのではなく、信用性がないのでもなく
ただただ事の大きさについていく事が出来ない。
そして、今回二度目。

国政において、国防と経済における知識が柱となって
その双方に明るい稀な人だった。
血統と言う運命を背負って生まれ、宿命の元に生きた人。
なんだかんだと言う人がいると思うけれど、
「誰が好き好んでそんな人生を選ぶのか」
本当にそう思うし、本人だってできれば違う生き方をしたかったはず。
誰かが背負わなければいけなかった運命の中で、
必至に国に尽くしてきて、
なぜこんな最後を迎えなくてはいけないのか・・・

全ては安保闘争に始まっている。
そういうと、集団的自衛権に対する近年の事だと思うかもしれない。
確かにあれをきっかけに野党連携が始まった。
それによって「反安倍」のような風潮が起こった様に思えるが、
実際はそうではない。

そもそもは60年安保に始まっている。
共産党の過激派が分裂して、学生を巻き込んだ大きな左翼活動が起こった。
戦後教育が落とした最初の爆弾だった。
当時の首相が安倍さんの祖父である岸総理。
官邸に押し寄せる活動家たちに死をも覚悟した岸総理だった。
闘争が終わって、新左翼は解体していく事となった。
その中、左翼活動にかかわった多くの学生がマスコミに就職していった。

50年後、その左翼学生たちはその村での権力をもった。
彼らにとって安倍さんは「憎き岸の孫」であって、
決して許す事の出来ない相手であったと言う事。
それに合わせて、その村自体が二大政党制実現に向かう野党の一部である
という意識が合わさって「反安倍」と言うのが出来上がった。

それが運命と宿命。
そこに正義や悪、正しい・間違っているなんて関係のないただの闘争。
何処にそんな熱々な栗を拾いに行く人がいますか?
そこに自分があったら誰もそんな栗拾いませんよ。
祖父の遺志を継ぐ責任と国家観なくしてあり得ないですよ。

冷静になってかつての報道を考えればきっとわかるはず。
事実が先行して報道されているのではなく、ほぼ推測が先行されていた。
推測と言う言葉を「疑い」とすればしっくりくるのではないだろうか。

例を挙げればきりがないけれど、加計問題なんて代表的であって、
決定されていない認可に対して便宜を図ったと疑われた。
そのシステムについての報道は一切されず、勘違いしたシステムで
疑惑を報道し続けていたのが実際のところ。

ただただひたすらそこに真摯に向かい合ってきただけ、
必至に頑張ってきただけなのに・・・

本当に悲しくて仕方がない。
ご冥福をお祈りいたします。